2004年8月

  

8/2

志な乃 合盛+けんちん汁 合盛並盛+けんちん汁

1100+350円

事前調査によれば、そばとうどんの合盛りとけんちん汁が旨いと聞く。そういうことなら、と奮発して合盛けんちんをたのんだ。まず、けんちん汁をそのまま一口食べてみる。熱い。エアコンがキンキンに効いているのはこのためか。しかし評判通りのおいしさだ。うどんにつけても非常に合う。このうどん自体がかなりの旨さである。そばのほうは普通につゆで食べたが、こちらもなかなかでボリュームもある。ただし、ちょっとばかり高い。

8/3

747  ナポリタン ナポリタン

750円

喫茶店の定番、ナポリタン。ケチャップと麺のからみがもうひとつで、ちょっと残念、という感じだが、それ以前に味を判断できる環境にない。店主の健康状態が心配になるほどの猛烈な副流煙で店内は煙っていた。喫煙者でも敬遠したくなるほどである。まずは店舗の換気能力を増強することを提案したい。

8/4

庄屋 お肉定食 お肉定食(生姜焼き)

800円

日比谷シティ地下のレストラン街は、人通りの多い場所とそうでもない場所があって、ここはそうでもない場所にある。
定食と丼が多い、居酒屋によくあるランチメニューで、本日のお肉定食の生姜焼きを注文。肉は薄い小間切れで、生姜のタレも味がうすい。生姜焼きはごはんが足りなくなるくらい濃厚なタレがからまっているのが好きだ。

8/5

盛香園 かたやきそば 炸面(かたやきそば)

700円

ランチメニューは定食の他に麺類、炒飯、丼ものの写真が並んでいた。たのんだ炸面の上にかかっている餡の色は濃く、見た目は良かった。食べてみると、意外にあっさりとした味付けで揚げ麺に対して餡の主張がちょっと弱いかな、という感じ。ジャンクな味覚も好む自分としては、もっと化学調味料を使ってでも濃厚な旨みにしたほうが、期待する中華料理のイメージにあうような気がする。大きなお世話ではあるが。

8/6

京の里 上天丼 上天丼

1500円

本日は店に入る前から天丼に決めていたので、勢い余って上天丼にしてしまった。丼ものなのにお吸い物、というところがちょっと違う。しかもこのお吸い物、旨いではないか。天丼はと言うと、これまた東国の天丼ではない。丼ツユは薄く、山椒塩がかかっている。天ぷらの種類も茄子に甘藷、獅子唐、海老までは普通だが、鱧に湯葉ときた!さすが京料理の店、といたく感心する。カウンターの中では板さんが鱧の骨をジャリジャリと切っている。うーーむ。

8/9

銀蔵 あやめにぎり あやめにぎり

990円

店に入ると目の前に水槽があり、鯛や鯵などが泳いでいて、寿司屋にはよくある風景だなと思ったら、その水槽の中で一番大きい魚はサメだった。サメの活け作り・・・なんだかいやだなあと思いつつ、3種類のうち、真ん中の値段のにぎりを注文する。あなご一本にぎりがついているが、これはどうも好きになれない。ときどき目にするが、食べにくいし、そもそも寿司として成立していないと思う。

8/10

うな若 ランチうな重 ランチうな重

1000円

たまには季節感を重視して鰻を食べてみたりする。メニューを見ると4000円のうな重にギクっとしたが、日和ってランチうな重にしてしまった。注文した後になって、もっと上のメニューにすればよかったかな、でも一気に1700円になっちゃうしな、などとモヤモヤ考えるうちにうな重が到着する。お重のフタを開けると、やっぱり値段相応にうなぎは小さかった。でも食べてみるとおいしかった。ほっとした。良かった。

8/11

GATEWAY 目玉焼きハンバーグランチ 目玉焼きハンバーグランチ

950円

何の店だかよくわからぬまま店に入ったが、どうやら喫茶店のような店のような気がするものの確信は持てない、そんな感じ。地下にある店内は天井が低めでやや圧迫感があり、照明の色なのかヤニなのか良くわからないが、暖色系のほのかな照明が用いられている。定番メニューとおぼしきハンバーグにしてみたが、予想を上回って意外においしい。ソースにはローリエが入っていたりして、実は結構手が込んでいるようだ。

8/12

Cumae(クーマエ) チャパッタパンのベーコンサンド Aランチ
(チャパッタパンのベーコンサンドとジャガイモの冷製スープ)+ドリンク

900+100円

「ギャラリーカフェ」と名乗っていて、ギャラリーが併設されており、店のしつらえも洗練されている。3種のランチからパンのメニューを選んだ。このチャパッタ自体がおいしい。スープもなかなか。そして、座った席が店の奥の方のバーカウンター席で、適度に暗くて狭いためにプライベート感が高い。そんな落ち着ける空気だったせいで、食後のアイスコーヒーを飲みながらつい長居してしまう。

8/13

ボリューム Aランチ Aランチ

1000円

巷はお盆休みで、飲食店も休業している店が多かったが、ひっそりと営業しているこの店に入った。ひっそりといっても、もともとあまり目立たない店構えなだけだが。かねてから心配だったのは、店名が「ボリューム」であり、しかも揚げ物中心のメニューなので、(量的に)すごいことになってるんじゃないかという点である。しかし、店名に相反してボリュームはそれほどでもなく、一安心である。Aランチは生姜焼きとクリームコロッケとエビフライ。生姜焼きの味付けは独創的で妙に甘い。ルノアールのココアよりもマックスコーヒーよりも甘い(ウソ)

8/16

スパイスキッチン カレーランチ カレーランチ(チキンキーマ大辛)

850円

暑い時には辛いもの、というのも定番かと思って、つい大辛にしてしまった。まずナンをちぎろうとしたら、熱くてさわれない。おしぼりで手を冷やしつつ無理にちぎってカレーを乗せて食べてみる。カレー自体もすごく熱い。それから辛さがやってくる。大辛というだけのことはあって、かなり辛い方だと思う。ナンはモチモチした食感でボリュームがある。ナンの下にライスも少しついてくるが、これがインディカ米なのはさすが。

8/17

いけだ かつお刺身定食 かつお刺身定食

800円

店内はなかなか盛況で活気がある。かつお刺身を注文したら、カウンターから丸見えの厨房ではセミドレス状態のカツオが取り出された。注文の都度、きちんとおろしていることがよくわかる。オープンな厨房だと、こういうところがいい。そんなカツオはやっぱり旨かった。

8/18

88 冷やし中華 冷やし中華

680円

夏の風物詩、冷やし中華。本日はなぜかもの凄い勢いで冷やし中華が食べたくなって思案した結果、この店にたどり着いた。店の前のメニュー看板に「冷やし中華」の文字があるのを確認して店に入った。シンプルな醤油だれで、具はキュウリ、錦糸玉子、チャーシューの細切りに蒸し鶏、そして紅生姜にカラシがついている。これだよ、俺の求めていた冷やし中華は!という見た目。それでいて、味はたいしたことがないのが、また予想通りだったりする。やはりひと夏に一度はこういう冷やし中華を食べておきたい。

8/19

サンロス サービスステーキ サービスステーキ

780円

ちょっとくたびれたビルの階段を降りていくと、その地下にひっそりと店がある。立地条件の悪さは値段で挽回するというつもりかは知らないが、ランチは安め。サービスステーキにしてみたが、これが全メニューで2番目に高いのだから驚く。出てきた皿にはミックスベジタブルなど、チープ感十分の付け合わせがのっており、肉も決して厚くはない。カレー風味のスープも、このメニューには実に良くマッチして、全体を通してチープにまとまっている。チープではあるが、逆に好感を抱くような、そんな一品である。

8/20

鳥善 唐揚定食 唐揚定食

1000円

浜松にあるという本店は本格的な鳥料理の店らしいが、この店ではランチメニューも意外に品数が豊富で目移りする。チラッと店内を見回して人気メニューらしき唐揚げ定食にする。底の浅いお重に入って出てきた唐揚げは、大きめで本当にカラッと揚がっている。個人的にはあと5秒くらい揚げ時間が短くてもいいかな、という程度。アツアツの唐揚げはそのまま食べてもいいし、ちょこっとだけ醤油をつけてもいい。

8/23

トムボーイ カルボナーラ カルボナーラ

900円

もう驚かない。虎ノ門でスパゲティを頼めば大盛りが出てくるのは先刻承知だ。この店でもボウルのような器にパスタがたっぷりと盛られている。量が多いおかげかスパゲティの店にしては男性客の姿が目立つ。普通盛りでもかなりの量なので、最後の方は飽きてくるかと思ったが、そうでもなかった。きっと適度に濃い味付けがいいのだろう。

8/24

びんちょろ 大山地鶏の親子丼 大山地鶏の親子丼

800円

「親子丼」のような一般名詞的メニュー名に「○○の」などと名付ける姿勢には、内容よりもイメージ優先主義が見え隠れするようで、あまり好感が持てないのである。そんな大山地鶏の親子丼だが、たのんでもいないのにかなりのツユだくで、もはや箸では食べにくい。親子丼は箸で食べられる程度であってほしい。

8/25

鰯工坊 いわし蒲焼定食 いわし蒲焼定食

800円

店名からして、ここは当然イワシのメニューを注文する。メインの蒲焼きは、なぜか1尾と半身。濃いめのタレがたっぷりかかっていて、ごはんが進む。メインの他に刺身もついてくるし、小鉢のジャガイモの煮付けも量が多めでおいしい。イワシは鮮度が命だと思うが、蒲焼きならタレで勝負できるので安心だ。

8/26

泰南飯店 坦々湯麺セット 坦坦湯麺セット

1050円

給仕さんに案内されて大きな円卓に着席した。店内はかなり広く、いかにも中国料理の店らしい、赤を基調にしたゴージャス系の内装である。ランチメニューの中から坦々麺のセットにすると、意外に早く出てきたのはいいがチャーハンは冷めていた。味は悪くないと思うのでちょっと残念。坦々麺はちょっと脂の量が多い感じだがわりといける。

8/27

トレビアン カレーライス カレーライス

600円

なんともありきたりでトレビア〜ンなカレーライス。凝ったカレーを出す喫茶店も世の中には多いが、ここまで凝らないカレーを出す店もまたえらい。何というかキレンジャーがバクバク食べそうな、あるいはブラックジャックが喫茶店で食べていたカレーライスはきっとこんな風だったんだろうと思う。曰く「カレーライスはどう食べてもうまいんだ」的な一品。

8/30

ル・プティ・トノー スズキのポワレ ナスとトマトの煮込み添え 本日のお魚料理(スズキのポワレ ナスとトマトの煮込み添え)

1600円

フレンチというと堅苦しいイメージもあるが、ここはオープンテラスもあって開放的な雰囲気で、堅苦しさは微塵も感じられない。ただし店員も客層も欧風の外国人がいたりして、雰囲気はひと味違う。メイン料理のスズキの質と、火の通し方にちょっと工夫が必要かなとも思ったが、スープにメインにグラスワイン、食後のコーヒーまでついて、この値段は良心的である。こういうランチをとると気持ちもゆったりしてしまい、午後の仕事のはかがいかない。

8/31

かもめ 焼魚定食 焼魚定食

800円

扉を開けると店の中は典型的なスナックの姿であり、カウンターの奥にはキープされたウイスキーの瓶がずらりと並んでいる。ランチ営業で小遣い稼ぎ、みたいな感じである。ごく家庭的な定食で、里芋の煮物は素朴な味で結構おいしかった。