2005年4月

  

【復帰、そして・・・】
2年ぶりに戻ってきた千葉中央の街は、変わり映えがないようでいて、よく観察すれば集客施設のさらなる衰退が進んでいるような印象を受けた。飲食店の数も減少しているような感じで、初日から暗澹たる心持ちになったのであるが、まあ、東京の中枢とは違うのが当たり前なので、気を取り直してランチコレクションを続けることにした。
さて、どうなることやら。

4/1

ブラジル(移転) オムカレー オムカレー(ドリンク付き)

830円

道路の向かい側の更地(駐車場)がさらに広くなった気がするが、この店は2年前と何ら変わることがなく営業をしていた。食事メニューの豊富さも変わらない。オムカレーというメニュー名からカレーのかかったオムライスを想像したが、そうではなく、カレーライスにオムレツが乗っている状態だった。ルーがかなり多く、けっこうボリュームがある。

4/4

樹蔵(閉店) 味玉らーめん 味玉らーめん(しょうゆ)

750円

魚だしラーメンを標榜しており、店内に一歩入ると煮干しのダシの香りに満ちている。ということで、醤油味の味玉ラーメン。さて、一口目。なるほど煮干しの出汁がよく利いている。麺は細めでやや堅めの茹で加減で食感は好ましい。食べ進むにつれ、スープの後口が気になってくる。視線をカウンターの上方に向けると「出汁が煮干しなのでエグさが残ります」と堂々と宣言してあった。それをこそ、なんとかクリアしてほしいんですけど。

4/6

八右ェ門(閉店) カキフライ定食 カキフライ定食

800円

あいかわらずこの本千葉ビルの地下は非現代的な独特の空気に満ちている。それでも2年という歳月を経て、テナント(というより店子と言った方がしっくりするな)も少々入れ替わっていた。ここは新たに入った店なのだろうが、新しさは感じられず非常に馴染んだ雰囲気。で、季節も終わりに近いカキフライを注文した。写真だとわかりにくいけど、デデーンと7個ものカキフライにてんこ盛りのキャベツ。すごい満腹。

4/7

シェ・ケン(閉店) \1300 Menu\1300
(サラダ+魚のパイ包み+デザート+ドリンク)
食欲があまりなかったので、フレンチのランチである。フレンチは通常、こってりとソースが使われてボリュームがありそうなイメージもあるが、多くのお店のランチコースは軽めのメニュー構成を選べることが多い。
このお店、以前は1階はテイクアウトを扱う売店のような造りだったと記憶しているが、どうやらリニューアルされたらしい。カウンター席が主体の一人でも気軽に入れそうな雰囲気になっている。かといって下世話な感じはしないところがいい。
さて、メニューだが、非常に珍しいことだと思うのだが、名称が付けられていない。普通、せめてAランチとかBコースとか名前を付けると思うのだが、この店ではあけすけに「1300円のコースを魚で」などと注文するしかない。
まずサラダに乗っているパテがおいしかった。メインは魚料理。魚はやっぱり日本料理かな、という気もしたが。

4/8

舩場(閉店) 魚定食 魚定食
(かます)

780円

日替り定食は別にあるが、魚定食もまた日替わりで、本日はかますの開きである。かますの開きは好きなので、つい注文しがちだが、冷静に考えれば、いいかますは高価であるため、通常の昼定食の価格で満足できるかますを食べられる可能性は低い。今日のかますも小ぶりだったのはしかたがないところか。

4/12

華生楼(閉店) B定食(酢豚) B定食(酢豚)

750円

壁に向かい合うカウンター席に、地味なテーブル、椅子が並ぶ店内は大衆食堂的な雰囲気である。
麺類など通常メニューのほか、週替わりの定食が3種あって、その中から酢豚を注文した。中華料理店の定食は、一般におかずの量が多い傾向があるが、ここはそうでもない。というかむしろ少なめかも。味は標準的なおいしさではある。

4/13

味覺庵 野菜炒め定食 野菜炒め定食

700円

カウンターの前の大きな鉄板で次々に注文の料理が作られていくさまをつぶさに見ることができるという厨房の情報公開度満点なお店である。作り手は女性だけで、この野菜炒めに限らずすべて手作りであり、非常に家庭的で素朴な味わい。

4/14

K's Cafe(閉店) 日替わりランチ 日替わりランチ(ミックスフライ)

700円

アジアンテイストを売りにした喫茶店だが、ランチメニューは特にアジア風ということもなく、一般的なメニューだった。手作りっぽいアジフライ、有頭エビフライはいずれもけっこうおいしい。明太子の冷製スパゲティサラダは、ちょっとアレだったものの、ドリンクにデザートまで付いて700円は良心的である。

4/15

オレンジパスタ(閉店) ピリ辛ミートソースとモッツァレラチーズのスパゲティ 週替わりランチA(ピリ辛ミートソースとモッツァレラチーズのスパゲティ)

924円

千葉中央駅のミーオ内のお店も2年経つとやや様変わりしていた。気軽な感じのスパゲティ屋で、ランチメニューは非常に多く、セットのドリンクやデザートの種類も多くて迷う。結局ややありきたりのメニューを注文してしまったが、スパゲティはこんなものかな的レベルで、ソースと麺のからみがもうちょっと欲しい感じ。

4/18

阿づ満庵 箱そば 箱そば

650円

立ち食いチェーン「箱根そば」は通称「箱そば」と呼ばれているそうだが、それとは一切関係はなく、阿づ満庵と言えば箱そばが定番メニューなのである。緑色がかったやや太めの麺がたっぷり盛られ、ツユにはウズラの卵が入っている。
本日の麺の茹で加減は少々柔らかめだったが、それなりに満足。

4/19

百々山(閉店) カレイの唐揚げ甘酢あんかけ カレイの唐揚げ甘酢あんかけ

800円

外の看板に書かれたメニューはありきたりの定食メニューなのに、お店の入口はかなり個性的だった。そして、何ともポップなデザインの店内で、はて、ここは一体何の店だったか?という感じ。そんなポップなシートに腰掛けてカレイの甘酢あんかけを注文したら、あんかけがすごいことになっている。カレイよりもあんが主役のようだが、これが結構旨い。そして多古米使用のごはんがとてもおいしい。こんなおいしいごはんは久しぶりに食べた。

4/20

金太郎(閉店) カルビクッパ カルビクッパ

700円

以前はランチ営業をしていなかったが、今はランタイムのノボリとビビンバ500円の看板が出ている。ビビンバ500円はかなり興味を引かれたが、ちょっと肌寒い気候でもあり、クッパにしてみた。韓国料理らしく、小皿がつくのがうれしい。スープまで完食で体も暖まって、いい感じ。

4/21

花月庵(閉店) 親子丼 親子丼

700円

表通りに面しているわけでもなく、一見非常に地味な店構えだが、店内は比較的年齢層が高い男性サラリーマンで混んでいる。メニューは全体的にお値段控えめな感じで、何となく親子丼を注文すると、混雑しているわりに早く出てきた。まあごく普通の親子丼だが、出来たてアツアツでいただけば結構おいしいものだ。

4/22

Theステーキハウス千葉駅前店 ハンバーグ&サービスステーキ コンビ(ライス付き)

980円

それほど肉が好きというわけでもないので、ここのような大衆的なステーキ店は初めてである。注文後しばらく待つと、鉄板の廻りに油ハネ防止の紙が巻かれた姿で、ジュージューと音がしてもうもうと湯気の立ち上る状態で出てきた。一見旨そう。しかし、頃合いを見計らってソースをかけて鉄板の温度を冷やしてやらないと、どんどん肉に火が通ってしまい、固くなってしまう。写真撮影などしていたせいで、程の良いタイミングを捉えることができなかったのが悔やまれる。

4/25

みやうち 刺身定食 刺身定食

900円

当然、肉の次は魚なのである。店内はカウンターだけの小さなお店で、竹色の暖簾には「すし居酒屋」と染め抜かれていたので、生魚系メニューにしてみた。刺身は標準的な組み合わせの5点盛りで、おかずとして十分である。また、お店の雰囲気は寿司屋という感じではなく、家庭的な居酒屋という感じ。

4/26

会津屋(閉店) らーめん らーめん(並)

682円

ショッピングセンター「C-one」は確かに若い女性向けのお店が多い。そんな彼女達におもねるかのようにラーメン屋というよりもカフェ風のインテリアであって、何しろカウンター席がない。無難にというか、特に食指が動くメニューもなかったので、基本メニューのラーメンにした。メンマ別皿は珍しいが、意味がよくわからない。飲んだ後には良さそうな味のラーメンだった。お勘定は650円だと思って払おうとしたら、レジで682円ですとの声。どこかに小さく税別と書いてあったらしいが、外税分たった32円のせいでちょっと高いかな、という気分にさせられた。

4/27

Ban's Cafe Bランチ(ごまみそヒレかつ) Bランチ
(ごまみそかつ[ヒレ])

500円

店内は若い人からそうでもない人、男性、女性、幅広い客層で賑わっていた。あらゆる客層を捉える工夫が功奏しているらしい。食事のメニューは全て500円均一という安さは、その重要な要素であろう。「ごまみそかつ」を注文すると、びっくりドンキーのハンバーグディッシュで使われているものに酷似した木のプレートにごはんもおかずも一緒盛りで出てきた。経費節減なのだろう。それでも小さいながらヒレカツは結構おいしく、500円という制約の中、がんばっているなあと思った。

4/28

ところ田(閉店) さば味噌煮定食 さば味噌煮定食(コーヒー付き)

650円

12時ちょっと過ぎ、ランチタイムのピーク時間に入店したところ、店内はほぼ満席、カウンターに滑り込んだ。ほとんどの客に料理が出ていないというまずい状況に、早く出そうなものは何か聞いたが「順番だから・・・」という。それでも早そうなサバ味噌を注文。当方の意図を察してか多くの人が注文していた日替わりよりもかなり早く出してもらった。
お店の人は混雑でかなりテンパっていたものの、とても普通のサバ味噌煮で、おいしくいただきました。