2004年3月

  

3/1

竹鈴 中おち定食

900円(雨割り引き)

雪まじりでとても寒かった。この店はマグロ類しかメニューにないという潔い方針である。味噌汁ではなく野菜の汁が出てきた。野菜の甘味が十分に出ていておいしい。珍しいと思ったら、「今日は寒いから温まると思って」だそうだ。通常は味噌汁らしい。そして、メインのマグロだが、これはかなりウマイ。ごはんもとてもおいしく、珍しくおかわりまでしてしまった。ガンモドキの煮物もグッド!
しかも雨の日は100円引きだという。

3/2

KIKI'S PUB ドライカレーセット(ドリンク付き)

750円

ただでさえ開けにくい雰囲気のドアなのに普通に押しても開かず、あせった。夜はブルースの店なので、関連する品が店内に溢れている。相当に年嵩のいったマスターが一人で店をやっていて、ときどきタバコを買いに来る客もいる。そんなマスターの作ってくれたドライカレーは素朴な味で、冷食のようであり、そうではないようでもある。しかし、ランチにもう一度来たいと思うかは微妙。

3/3

桂園 四角い鉢に入った変わった盛り付けだったのに撮影失敗 五目焼きそば

680円

地下深い店なのに意外に混んでいるのは、駅直結のせいもあるのだろうか。
焼きそばが約15cm四方の四角い鉢に盛られて出てきたのには驚いた。驚いたのはそれだけで、焼きそばはあんの酸味が強すぎるし、ザーサイもなんだかおいしくない。値段は手頃なのは良いが。

3/4

ダルニイ 明太子スパゲティ(大)

700円

スパゲティの店だと思って入ったが、定食やカレーのメニューも充実していて注文に迷う。スパゲティは大盛りも値段は一緒だと言われて、「ちょっと多め」などというアバウトな注文をしてしまった。しかし、出てきたスパゲティは充分に大盛りだった。明太子スパは昆布だしとバターがポイントだが、ここのはバランスよくまとまっている。多めだけど一気に完食してしまった。

3/5

魚膳 かじきまぐろ照焼定食

900円

かじき照焼を注文したら、「少々お時間かかりますが?」と聞かれた。少々待ってもこれから焼いてくれるなら待つ気になるものだ。
しっかり待たされて出てきたカジキの照り焼きだったが、普通に煮たほうが好きかなと。個人的にカジキは煮魚のほうが好きだということを再発見した。この照り焼きがおいしくないということでは決してないのだが。

3/8

八千代 刺身定食

800円

久しぶりに官庁の食堂だが、まず食券を買って着席すると席まで運んでくれるタイプで、値段も官庁食堂のそれとはかなり異なる。しかしテーブル配置やら店内の雰囲気は典型的な「役所の食堂」然としている。刺身と言ってもマグロの、しかもトロだけというバランスの悪い状態。煮物も冷めているうえ、味は妙に濃い。味のほうも官庁食堂の典型という感じで、どうも感心しない。

3/10

千吉 千吉カレーうどん

680円(割引券使用で480円)

オープンして2週間もたてば落ち着いているかと思ったが、まだ結構お試し客は多いようだ。まずは基本メニューのカレーうどんである。紙エプロンを装着し、気分が盛り上がったところで、第一印象は「白い」。カレーうどんで有名な古奈屋も牛乳たっぷり入れるせいで白っぽいので、そんな感じかと思って食べてみるとミルクっぽさはあまりせず、ドロっとしたスープは名古屋っぽい。麺は少々柔らかめ。麺を食べ終わったところにご飯を投入し、かき混ぜて食べる。下品なようだがこれはうまい。

3/11

なんぶ エビかつと生姜焼きセット

700円

居酒屋のランチ営業として、メニューは典型的なものばかりだがその種類は多い。珍しく店員が比較的若い日本人男性で、家族経営を思わせる。
生姜焼きは何というか、垢抜けない味だと思ったが、元来、垢抜ける必要のある料理ではないという考えもあるし。
ごく普通にいただきました。

3/12

喜久鮨 にぎり

1200円

ランチでもお好みでないとカウンターには座らせてもらえない。カウンター内にはかなりのヴェテランと見うけられる職人が2人。
出されたにぎりは凡百のランチにぎりとは比類を見ない喫驚の品々が並ぶ。ちりめん山椒の巻物、煮烏賊、牡蠣酢味噌の軍艦巻、玉子に桜田麩・・・・
どれをとっても一筋縄の仕事ではない。陶然としつつ完食すると、職人さんはニコニコしながら「若い人だからシャリ多めにしといたよ」などという。内心、全然若くねえんだけど、と思いつつ、旨い鮨に感謝。

3/15

加津川 ロースかつ定食

850円

まず変わったテーブル配置に戸惑いつつもとんかつはやっぱりロースが基本ということで注文した。そしてテーブル配置以上に変わっているのがキャベツである。とんかつには通常、生キャベツの千切りが添えられる。しかるに、この店ではコールスローというか、味付けキャベツなのである。これが意外にも結構旨い。とんかつも揚げたてなのはもちろんのこと、ジューシーでおいしい。千葉県人なので、おいしいとんかつは醤油で食べる。これもまた良し。

3/16

インディ 本日のピラフランチ(オムライス&エビフライ)

800円

店名はIndyだが、インド料理ではなかった。洋風創作料理の店で、カレーの他、日替わりの料理が選べる。「ピラフランチ」なのにオムライスというのもどうかと思うが。オムライスはあっさりとした味付けで、味も量も上品な感じ。店は全体的に明るい雰囲気でカウンターには雑誌や雑貨が並んでいて、一角だけヴィレッジヴァンガードのような様相を呈している。

3/17

藪蕎麦 かしわざる

900円

鴨なら鴨せいろだが、かしわが汁に入っているから正直に「かしわざる」というらしい。あまり一般的なメニューではないと思う。
そばは細麺で口当たりはいい。ツユはまあまあ。昼食としては量は少なめである。問題は店が禁煙ではないので容赦なく漂ってくるタバコ臭さには辟易する。せめてランチタイムだけでも禁煙にするよう望む。

3/18

鳥助 焼鳥定食

1000円

ここはいつも行列の店なのでちょっと楽しみにしていた。店内は狭く座席も少ない。それなのに鳥が焼けるのが間に合わないので回転が悪く行列になるという構造だ。カウンターから見ると焼き方は一人だけで、一本一本丹念に焼いている。時間がかかるのも仕方がない。その甲斐あって砂肝や肉はさすがにおいしい。つくねも軟骨が練り込まれていて歯触りが独特である。残念な点はちょっと塩がきつい。しょっぱさでごはんが何杯でも食べられてしまう。

3/19

KASUMI ほうれん草とベーコンのスパゲティ

800円

喫茶店のランチにしては出てきた皿が立派で見映えがいい。そのおかげもあってスパゲティもおいしそうに見える。見えるだけではなくて、実際、意外と旨かった。

3/22

まめどり 初鰹のお造り定食

880円(税別)

和風モダンなインテリアでBGMにジャズが流れるような店は、それだけで眉に唾をつけたくなる。この店もそんな先入観を抱かせるに充分な雰囲気のうえ、空いている。イヤ〜な予感がしたが、それは杞憂だった。あんかけで食べる豆腐は意外に旨く、鰹も鮮度がいい。空いていたのは雨のせいか。店を出てから気付いたが、本来は豆腐と鶏が売りの店なので、鳥関係のメニューにすれば良かったかとやや反省。

3/23

むつ新 ワンタン麺

700円

店が通路にはみ出していて、よく言えばテラス風、悪く言えば仮設店舗風である。丸鶏スープだか何だか、能書きが書いてあるスープは色が薄くてあっさりしている。一口目はけっこうおいしく感じたのに、食べ進むと飽きがくると言うか、ついスープまで飲んでしまうような感じにはならなかった。

3/24

西新橋よかろう 太肉担々麺

1100円

飯野ビル内の店に続いてのよかろう2軒めである。にもかかわらず、また担々麺を食べてしまった。今回は残ったスープにライスを投入する方式で食べてみた。それなりに旨いがもっと辛く注文すれば良かった気もする。しかし、麺類としては(ライス無料といえども)値段は馬鹿にならない。クセになる味ではあるものの値段でちょっと引いてしまう。銀座あたりならともかく、西新橋でこの値段は強気だ。

3/25

千疋屋フルーツパーラー マンゴーカレーライス温野菜添え

800円

フルーツサンドとどちらにしようか迷ったあげく、カレーに決定。ライスに乗っているわずかな野菜が「温野菜添え」の部分らしい。
そして、「マンゴーカレー」とのことだが、マンゴーの味がするわけでもなく、スパイシーというよりもまろやかで深みのあるカレーで、結構おいしい。付け合わせが福神漬けでなくピクルスなのが洒落臭い気もしたけど、このピクルスは旨い。フルーツが付くのがさすが千疋屋というところ。

3/26

花いちもんめ マグロ丼

800円

前を偶然通りかかることは絶対あり得ないような路地の奥に店があって、そんな場所でランチ営業をしている。この事実からもかなりの期待ができる店、と思っていた。メニューは丼3種に定食2種と少ないが、一番上に書いてあったマグロ丼にした。
むらさき用の小皿を出し忘れた?と思ったらマグロには味が付いている。鉄火丼とづけ丼の中間程度という感じで絶妙の味加減で、実にごはんに合う。期待通りだった。

3/29

三恵 盛り合わせ定食

750円

皿が出てきた瞬間に、盛り合わせの有り様に目が釘付けである。写真だとわかりにくいのが残念だが、小さい皿にゴチャゴチャとテンコ盛りに様々のおかずが盛り合わさっている。これはまさに「盛り合わせ」だ。あまりに驚いたので、全品羅列してみる。
ホウレン草お浸し、キャラブキ煮物、シウマイ、エビフライ、メンチカツ、生揚げ、サツマイモ天ぷら、ナスフライ、ホタテフライ、玉子焼き、ポテトサラダ、リンゴで計12品。よくぞ盛った。感動した。手作りもあり、冷凍食品もありの、飾らない家庭的な味で、量も多く圧倒された。

3/30

郵政公社第2食堂 Dランチ
(ハンバーグ)

600円

役所内の食堂だがセルフサービスではなく、着席後に注文するタイプである。座席数はそう多くはないが、こざっぱりとしたインテリアに余裕のあるテーブル配置で落ち着ける。ランチのライスが皿盛りで出てくるあたりが一般的な職員食堂とはひと味違うところなのに、お椀の味噌汁をつけてしまうのが画竜点睛を欠く。このメニューならスープでしょう。写真の右下部分に強い違和感を感じませんか?

3/30

アートコーヒー サワードッグ+アイスカフェラテ

260+230円(税別)

霞ヶ関駅の改札内にある喫茶店。日比谷線と丸の内線が交差するあたりにある。
わざわざ外から目指していくような店ではないが、こんな店もあったなあと思ってレポートしてみました。

3/31

      かつてここにはレポートが書いてありました。お察しの通り、芳しくない内容です。
世の中いろいろあるわけです。うへえ。