2003年11月

  

11/4 龍虎 ラーメン半チャーハン

750円

店の名前は勇ましいけど、客の入りは今ひとつ芳しくない。メニューは典型的な大衆中華料理店のそれである。近頃、外の看板に大きく書いてあるメニューを何の工夫もなく注文しがちであり、この点は明日から改めたいと思う。で、工夫もなく注文したのが半チャンラーメン。時に、半チャーハンを謳いながら、妙に量が多い店もあるが、ここは正真正銘半チャーハンである。いや、半分以下かもしれない。ラーメンは全く平凡な味だがバランスがとれていて、チャーハンには合う。炭水化物・脂肪過多と反省。
11/5 藪伊豆 天ぷらそば

360円

農林水産省の食堂の中でも人気の店で、昼食時には行列ができる。まず自動販売機で食券を購入して店内に入り、カウンターでそばを受け取るセルフ式だが、立ち食いではなく、きちんとしたテーブルと椅子で食べる。
意外なことに天ぷらそばの天ぷらは一本だけど海老天だし、麺も多少の茹で置きではあるけど、まあまあの味である。なるほど、人気があるわけだ。しかし、そば一杯だと量が少々もの足りないと思っていたら、なんと二杯を同時に注文して食べている人がいる。感心した。それでもかなりの安さである。
11/6 七福神 わらさ煮付け定食

850円

カウンターのみの小体な店で、女性2人で切り盛りしている。と思ったら、一人はおもむろにエプロンを脱いで客席に座って定食を食べ始めた。おかみさんの友人が臨時に手伝っていたらしい。なんともアットホームな店で、定食の煮魚も家庭的な味わいである。食べようとしたら、「魚が小さいから」と言って肉じゃがの小鉢を追加してくれた。最初から同時に出さないところが憎い演出かもしれないが、ちょっと嬉しくなる。
11/7 THE DUBLINERS' CAFE & PUB フィッシュ&チップスランチ

800円

アイリッシュパブなのでギネスビールが飲める。魅力的だが、昼からやるわけにも行かないのでフィッシュ&チップスを注文する。これは英国の食べ物だと思っていた。アイルランドにもあるのか知らないが、隣の島だから似たようなものなのだろう。白い肉まんのような外観のパンはけっこうおいしい。ポテトフライはまあまあだが、ちょっと飽きる。肝心の白身魚フライはなんとも言えない。タルタルソースがイマイチの出来なのが痛い。
夜は外国人が多いそうだが、昼はそうでもないらしい。
11/10 こだわりやま西新橋店 カツカレー(ドリンク付き)

780円

外堀通り沿いのビルの階段を下り店に入ると、さほど広くはない店だが、雨が降っていたためか空いていた。
チェーンの居酒屋なので、そう変わったメニューはないが、最も無難と思われるカレーを注文した。カレーは本当に無難な味で、カツは揚げたてだったのでそれなりにおいしく食べられる。ごはんの量は多めで、ボリュームは充分。
食後にホットコーヒーを飲んで、いっぱいいっぱいだった。
11/11 会計検査院食堂 C定食(ねぎとろ丼)

620円

役所の食堂も垢抜けて来つつある昨今、ここの食堂の気を遣わなさ加減には恐れ入った。食券を購入してカウンターでトレーを取ると、何年使ったのか知らないが、なんともくたびれたトレーで驚く。振り返るとだだっ広い客席にテーブルが並んでいるが、部屋はどうみても会議室にしか見えない殺風景ぶりで、給湯器とテレビがポツンと置いてあるのだけである。味はどうということもないが、値段は安くはない。広い食堂に厨房のおじさんのあいさつと、テレビの音だけが響き渡っていた。
11/12 勝手口じゅん 日替わり定食A(豚肉と茄子の味噌炒め)

700円

ようやく晩秋らしい気候になってきたせいか、なぜか茄子という文字に反応して日替わりを注文した。店内の様子をきょろきょろと確認していたらあっという間に出てきた。早い。そして、鉄板の上は小間切れだが、大量の豚肉に覆われている。味付けも濃いめである。ごはん大盛り・おかわり無料なので、大飯喰らいの人には向いている。味付け、盛り付けともに豪快な感じだが、各テーブルは、ちょっと高めの衝立で仕切られていて、雰囲気は落ち着いていて好ましい。女性でもガッツリと食べたい向きにはお勧めかもしれない。
11/13 サントス おろしハンバーグ定食(コーヒー付き)

840円

外見は典型的な昔ながらの喫茶店という感じで、ベテラン店員が仕切っており、常連客に声をかけたりしている。そんな喫茶店なので普通ならナポリタンとかがランチメニューになっていそうなのに、ごはんものが2種類である。運ばれてきた定食の箸袋には花山と書いてあった。何のことはない、地下の和食店との連携だからごはんものが出せるのである。特筆すべき点もないが、低いテーブルでコーヒーを飲むとなんだかまったりとした気分になるのはなんでだろう。
11/17 大盛りにぎり

1000円
(税別)

地下にあるので外からは様子が全くわからなかったが、入ってみればわりと広いフロアにテーブル席がたくさん並んでいて、明るく大衆的な雰囲気である。そして満席に近い状態だった。1人掛けにしては広く、2人掛けにすると密着度が高そうなカップル向け?のカウンターの席に座り、にぎりの大盛りをたのむ。普通のにぎりが8カンで800円のところ、12カンで1000円はお得感がある。味噌汁のダシがイマイチだったものの、すしはそれなりにうまい。1000円なら納得できる。
11/18 BLUE BLEU 鶏つくね&ごぼうの和風パスタ(ドリンクセット)

750円

白を基調とした店内は、テーブルやシートを含めてモダーンなインテリアでまとめられている。1人がけのシートはカウンターに向かい合う形になっていて、店のきれいなおねいさんから丸見えなので迂闊な行動はできない。別に迂闊な行動をするつもりはないのだが。さて、とりあえず和風パスタにしたのだが、器が丼で出てきてまずびっくり。一口食べてまたびっくり。これは芋の煮っころがしの味だ。確かに和風ですよ。間違いはない。しかし、スパゲティに芋の煮っころがしっていうのはどうなの?七味をかけたくなったぞ。
11/19 PRET A MANGER
虎ノ門店
ホットサンド
クレイフィッシュ&エッグ+レディグレイ(S)

480+230円
(税別)

ロンドンでサンドイッチ革命を起こした店だそうだが、店名はフランス語だ。ショーケースには、三角のサンドイッチやラップなどがずらりと並んでいるが、どうせなら新発売のホットサンドを、と思って手ぶらでレジに並び注文する。このシステムがちょっとわかりにくい。変わったところでクレイフィッシュにしてみる。結構食べにくい。フィッシュなどと言う名称だが、ザリガニなので微妙な味である。確かに素材には気を遣っていそうだが、なにしろ値段が高い。マク○ナルドが経営から手を引いたら存続できるのか?
11/20 峠そば かきあげ天そば

350円

外観は全くぱっとしない店だが、実際食べてみて外観から想像されるレベルを遥かに凌駕した非常に優れた店だとわかった。
まず、麺は生麺とゆで麺を選択できるので、生麺を選び、非常にバリエーション豊富な天ぷらの中から、かきあげを選択した。
生麺なので2〜3分待つのだが、その甲斐あって立ち食いとは思えない麺の旨さである。しかも天ぷらもツユに良く合っておいしい。ここは自分史上最高位の立ち食いそば店に位置づけたい。
11/21 酒菜屋 お好み定食

800円

お好み定食は8品のおかずから3品を選ぶというもので、ちょっと楽しげでいいかな、と思ったのは最初だけ。この店、間口は狭いが奥行きは深く、カウンターはとても長い。そのため、配膳や支払いの都度おばちゃんが行ったり来たりして効率が悪く、なかなか注文を聞いてもらえない。そして、刺身とお浸しとコロッケごときに何分かけるんだ?とじれた頃に出てきた。うーーん、800円の定食にしては明らかに見た目が寂しい。選択ミスかと思ったが、周囲の人たちも似たような寂しさだったので、そうではないのであろう。
11/25 井古満 かき揚げ天丼

2000円

冷たい雨が降っていたので空いているかと思ったら結構客が入っている。かき揚げを注文したが、なかなか出てこない。奥のカウンターからは厨房が見えないので、どうなっているのか不明だが、きっと丁寧に仕事をしているのだと解釈する。
運ばれてきての第一印象はふーん、という感じだった。一見地味に見えたが、食べてみるとホタテや舞茸など季節の素材がふんだんに使われて旨いのなんの。丼ツユの味、量も適度で、一気に食べてしまった。少々値が張るが、その価値はある。
11/26 カフェドルノン カレーミートソース(ドリンク付き)

780円

ビルの地下にあるが、比較的明るい雰囲気の純喫茶という感じ。ランチはスパゲティのみだが種類は多い。その中でも最も異彩を放っていたのがカレーミートソース。写真を見れば普通のミートソースにしか見えないけど、カレー風味なのである。あくまでカレー風味のミートソースであり、決してカレールーではないので、思ったよりも違和感はない。ただ、この味のソースにはもっと太い麺が合う気がした。備え付けのスポーツ新聞でも読んでまったりと過ごせそうな店ではある。
11/27 大連酒楼 麻婆茄子定食

850円

注文した直後から、厨房の方からジャカジャカと炒め物を作る音が響いてくる。当然、出てきた麻婆茄子は熱々で舌をやけどしないように気を付けたのにやっぱりやけどした。しかし、麻婆茄子だけに茄子がたくさん入っているのはいいが、それにしてもたくさん入っている。一体一人前に何本使ったんだ?と聞きたくなるくらいである。要するに量は多い。そして、結構辛いので、ごはんが進む。
食べ終わってお金を払おうとしたら、料理をなさるのですか?と聞かれた。メモをとったり写真を撮ったり不審な客だと思われたらしい。確かに一見不審ですが悪意はありませんのでご了承願います。
11/28 法務省談話室 オムライス

600円

眼下には紅葉混じりの皇居の広大な杜が広がる絶好の眺望である。店内のインテリアも落ち着いていて、テーブル配置にも余裕がある。ランチメニューは全て600円前後と安い。と、ここまでは非の打ち所がない店であるかのような紹介。本日のメニューはオムライス、写真だけ見れば実においしそうに見える。だが、一口食べてハァ?何じゃこりゃ?新機軸「冷やしオムライス」とでも言いたいのか?限定20食とか書いてあったし、多少の作り置きは許すとしても、この温度で客に出すとは何事か。やっぱり競争のない商売はダメなのかね〜。飲食店としてありえない。