2018年10月

  

                          
10/1 季節料理まさむね

(新宿)

とろサバの味噌煮定食 千葉中央駅西側すぐのビル2階の居酒屋まさむね。 2015年3月に訪問した際に満足いかなかったけれど、その後安定したランチ営業を重ねているということは、きっと良くなっているに違いないと思って再訪してみましたよ。
ランチメニューは800円前後の定食が数種類で、肉あり魚ありといった感じ。 そしてサラダバーならぬ「お惣菜バー」というものが用意されていて、おかずをセルフでとってよいというお得なシステムが導入されていた。
3年前とはだいぶ様子が違って、これなら人気が出そうだと思う。
この日たのんだのは、とろサバの味噌煮定食。 定番料理のサバ味噌煮だが、ここの味噌煮はずいぶん色が濃い。 ごはんによく合う味噌の濃さだ。
それに対し、お惣菜バーのお惣菜はあっさり味だったので、ちょうどバランスがとれたいい定食になったのではないかと思います。

とろサバの味噌煮定食 880円

10/2 パトロン(閉店)

(新宿)

手打ち「ラザニア」キングサーモン・きのこ・栗・秋のおとずれクリームソース 千葉中央駅から近いけれど目立たぬ場所にあるスペインバルのパトロンでラザニアをいただきました。 2009年5月オープンの後しばらくは平日のランチ営業を行っていたところ、いつしか平日昼はお休みとなっていました。
その後かなりの年月が経過し、いつしか再び平日ランチが始まっていたので行ってきました。
2009年訪問時にはタパスを並べた「TAPAめし」というワンプレートランチしかなかったけれど、それから9年半の営業を経て調理人のスキルも向上したとみえて、ランチメニューにも手の込んだ料理が並んでいます。
それらの中からお店のスペシャリテとの触れ込みのラザニアをたのんでみましたよ。
アツアツの鉄鍋は触るとヤケド必至という危険な料理だけれど、秋の食材にチーズがたっぷりかかった濃厚な味わいには、やはり冷たいカバが欲しくなります。 さすがスペインバルの料理、より一層ワインが欲しくなる味へと進化しているとみました。

手打ち「ラザニア」キングサーモン・きのこ・栗・秋のおとずれクリームソース 1080円

10/4 やなぎ屋

(浜野町)

カレーライス 浜野町にあるおそばやさんの「やなぎ屋」に入りました。
テーブルが4卓に小上がり席が2卓。 昔ながらの「ザ・そば屋」という雰囲気のお店が徐々に少なくなってきている中、昭和のおそば屋さんの様子を実体験できる貴重なお店かもしれません。
テーブルに座り、おもむろにカレーライスを注文。 蕎麦屋に来たのにカレーライスをたのむという、これまた昭和の外食によくあった風景を結果的に再現してしまうことになったわけです。
そうしてほしいとたのんでもいないのに、スプーンはコップの冷水に浸され、白い丸皿にはライスと黄色いカレー。 福神漬けが赤くないのが惜しいけれど、昭和時代のそば屋のカレーをほぼ完璧にトレースしています。
見た目のなつかしさもあいまって、ひどくおいしく感じたのでありました。 こういう心境になるのは加齢のせいなのかもしれませんが。

カレーライス 550円

10/5 ちくりん(閉店)

(長洲)

しょうが焼き定食 JR本千葉駅とモノレール県庁前駅の間の路地裏には小規模な飲食店が並んでいて、いくつかの店でランチ営業を行っています。 そんな中の一軒、竹林がリニューアルし、看板の店名も漢字の「竹林」からひらがなの「ちくりん」に変わっていたので入ってみましたよ。
リニューアルでやや広くなったような気のする客席は雨にもかかわらずけっこう賑やかで、カウンターに座りました。
メニューは600円から700円の手ごろな定食各種が用意されている中から、定食界の重鎮ともいうべき生姜焼き定食に決定。
メインの生姜焼きには赤ウインナーが添えられ、小鉢の冷奴とお新香に納豆までつくという万全な布陣であります。 これだけ充実した生姜焼き定食なら700円は安い。
リニューアル後も近隣サラリーマンの味方であることに変わりありません。

しょうが焼き定食 700円

10/9 カオマンガイ食堂(閉店)

(栄町)

カオマンガイ 栄町にあってナポリタンのパンチョが目立つ建物の2階でひっそりと営業しているカオマンガイ食堂に行ってみました。 パンチョの横にある階段を上るとモスグリーンに塗られたドアが開いていて、ここがお店の入り口です。
店内はカウンター3席、テーブル3卓とこぢんまりしており、店名になっているカオマンガイのほか、タイ料理を中心にインドシナ半島の料理が楽しめるお店のようです。
店名にもなっていることだし、最初にたのむのはやはりカオマンガイでしょう。 カオマンガイは、インドシナ半島で広く食べられている海南鶏飯とかシンガポールチキンライスと呼ばれるものとほぼ同じです。 鶏の出汁が浸みたライスに鶏肉が乗っていて、ソースをつけて食べるというのが基本形で、ソースは国によって異なるのだそうです。
こちらのカオマンガイは3種のソースがあるシンガポール風。 柔らかいチキン、旨みがしみこんだライス、多めにトッピングされたパクチーと、なかなか美味であります。
中国韓国インド以外のアジア飯の店が多くない千葉市中央区においては貴重な一軒です。

カオマンガイ 780円

10/15 千鳥飯店

(都町)

日替わりランチ 都町の千鳥飯店は、賃料を取れる1階を貸し出して自らはビルの2階に店を構えるというスタイルです。
これが可能になるには2階の店舗に足繁く通う常連をがっちりキープしているということでしょうか。 確かに周辺には事業場がたくさんあります。
そんな常連さんの胃袋をがっちりち掴んでいるであろう、日替わりランチをたのんでみました。 本日の日替わりは、野菜炒め、ハムエッグ、やっこで650円。
全く家庭的な定食で、なにより無難においしいので毎日ここで食べても良さそう。
やはり「こういうのがいいんだよ」というお客さんに支えられているのでしょう。

日替わりランチ 650円

10/16 とんでん そが店

(南町)

いわしフライカレー+温泉玉子W 蘇我の末広街道沿いにある和食ファミレスのとんでんは、近隣のJFE体育館や病院を利用する人などに底堅い需要があるようで、いつもそこそこ駐車場が埋まっています。 そのとんでんに久しぶりに入ってみましたよ。
「和食レストラン」を標榜し、幅広い和食メニューが提供されているので何をたのもうかが考えどころであります。 お品書きを吟味すると「いわし」をずいぶんと推しているようなので、いわしメニューの中から思い切って「いわしフライカレー」を選び、保険として温泉玉子をダブルで追加(苦笑)。
さて、イワシフライとカレーの相性やいかに。 結論から言えば、いわしフライとカレーの組み合わせはあまり好みではなかった。温泉玉子の黄身をまぶしても改善されない。 なので、フライにソースをかけてみた。だが、これもいまひとつピンとこない。 それでは、と醤油をかけてみた。これなら意外と食べられる。やっぱり醤油は偉いなあ。
水揚げ当日のイワシやセグロを当たり前のように食べて育ってしまったので、自分が青魚に希求する鮮度レベルはかなりハードルが高くなってしまいます。 そういう事情なのでやむを得ませんが、予想通りというか「やっぱりなあ・・・」という結果になっただけでした。

いわしフライカレー+温泉玉子W
980円+200円+外税

10/17 ジョナサン千葉駅前店

(富士見)

お昼のジョナ得セット(天然海老のの濃厚アメリカンソーススパゲッティ) 2006年7月の開設以来、ランチ王ブログでジョナサンを紹介するのは7回めになります。 その中でパスタの料理を紹介するのは今回が初めてです。
ジョナサンのランチメニューには「お昼のジョナ得セット」というものがあって、メイン料理のほか、サラダ等の前菜、スープとドリンクがついて税抜き1099円です。 さらに100〜150円プラスすることで季節限定のおすすめ料理も選べるそうなので、100円を投資して「ぷりぷりっ!天然海老の濃厚アメリカンソーススパゲッティ」をたのんでみましたよ。
アメリカンソースはフレンチの技法によるソースで、海老の殻を炙って作るものなので、具材の海老との相性は万全です。
海老の旨みがいい感じに纏わり付くスパゲッティはなかなかおいしかったですよ。

お昼のジョナ得セット(天然海老のの濃厚アメリカンソーススパゲッティ) 1295円

10/18 東京風月堂千葉港F2店

(千葉港)

本日のランチ(麻婆茄子丼) 風月堂といえば老舗の洋菓子店で、ゴーフルに代表される焼き菓子で有名です。
そのような老舗にはよくある話で、のれん分けにより現在はいくつかのグループに分かれていて、千葉市役所向かいの中央コミュニティセンター2階にある風月堂は、「東京風月堂」のカフェ併設店なのであります。
洋菓子店併設のカフェとなれば、シャレた雰囲気と洋風なランチにOLが集まるものかと思いきや、 このお店は喫煙可能でマンガの単行本なども置いてある大衆的な喫茶店という側面もあり、この日の日替わりランチはオシャレでもなんでもない麻婆茄子丼でした。
ちなみに前回訪問した9年前の2009年10月23日も、日替わりランチは全く同じで麻婆茄子丼でした。 9年にわたりメニューとして存在し続けるということは、そこそこ売れているのかしらと思って、日替わりの麻婆茄子丼をたのんでみましたよ。
丼飯に濃い色の麻婆茄子がかかった丼と、味噌汁、サラダ、そして割り箸が配膳されてきました。 見た目はカフェのランチメニューとは思えない下世話な雰囲気が漂います。 味はというと、思ったよりも辛さが強く、実は案外クセになる味かもしれません。

本日のランチ(麻婆茄子丼) 820円

10/19 幸福軒

(中央)

W幸福ラーメン 2000年7月のオープンから18年が過ぎ、そろそろ老舗の貫禄も出てきた幸福軒です。
スープがおいしいことはわかっているので、あとはトッピングのバリエーションをどうするのか考えるだけなのです。 味付け玉子とラフテーのハーフ&ハーフがトッピングされるW幸福ラーメンがお得な感じだったのでたのんでみましたよ。
スープも具材も安定のうまさで、途中から紅生姜を加えたりして、おいしく完食です。
4年ぶりに来たけれど変わらぬ満足でありました。

W幸福ラーメン 900円

10/23 ジャンフランソワペリエ千葉店

(新千葉)

ランチセット(エビカツサンド+玉子サンド) ペリエ千葉の1階にベーカリーカフェのジャンフランソワがあります。 お店のコンセプトは「M.O.F(フランス最優秀料理人賞)受賞シェフ「ジャン・フランソワ ルメルシエ」の技術と精神を受け継ぐベーカリー&カフェ」という素晴らしいものです。
公式ページを見ると、ペリエ千葉店のほかには、東京にミッドタウン日比谷、銀座SIX、渋谷マークシティ、エチカ表参道の4店のほか、横浜駅のポルタ地下街店の計5店しかありません。 いずれも錚々たる商業施設に立地しているのに、ペリエ千葉で大丈夫かしらんと思います。 とにかく一度食べてみないとわかりませんね。
好きなパンとドリンクを買ってイートインコーナーでいただくというのがここの標準的な利用方法ですが、サンドイッチ2個とサラダとドリンクのセットで税別880円というランチセットも用意されています。 そういう安直な注文方法があるとおじさんも気がラクになる。
というわけでランチセットでエビカツサンドと玉子サンドを選んでみましたよ。 これで税込み950円はさすが高級店と最初は思っていましたが、具材がたっぷりはさまってずっしりとしたボリュームのあるサンドイッチは2種類とも別格のおいしさで驚愕。
高いかなと思いきや、この味とボリュームなら妥当だと考えを改めました。

ランチセット(エビカツサンド+玉子サンド) 950円

10/24 A-MAMA KITCHEN

(富士見)

特製チキンカレー
特製チキンカレー
富士見界隈を探索している際に、ラーメンの大黒屋本舗の店名が変わっているのを近くで確認しようと店の前に来てみたら、そのビルの入口横に、「A-MAMA KITCHEN」という店名のランチメニューが置いてありました。
看板にはこのビル3Fと書いてあり、カレー、ハンバーグ、プレートランチといったメニューが書かれています。 その看板に誘われてビルの階段を上ると、なんだか見覚えのあるドアの前にたどりつきました。
あまり飾り気がなく、しっかりと閉ざされたドアの前にはOPENの看板が出ているし、思い切ってドアを開けてみましたよ。
「おや?」と思った店内は、どうみても以前ランチに訪れたuni cafe&bar なのです。
聞けば、uni cafe&barのスタッフが「A-MAMA KITCHEN」の名義でランチ営業を始めたとのことでした。
なるほどと納得しつつ、バーのランチと言えばカレーだよね、ということで、特製チキンカレーをたのみました。
前菜として出された小皿の惣菜がどれもお酒に合いそうなのは、さすがバーのスタッフです。カレーも深い味わいでなかなかの秀作でした。

特製チキンカレー 860円

10/25 麺屋一男

(富士見)

男そば(並) 2008年に営業開始以来10年間この場所で営業してきた「大黒屋本舗」が店を閉じ、麺屋一男という看板に掛け変えてオープンした。 看板こそ真新しいけれど、店内の様子は従前のまま変わらず自販機もそのままのように見える。
しかし自販機の上には「都合により中華そば・つけめんの販売を終了することになりました。御了承ください。今後も大黒屋本舗をお願い致します。」との謎の注意書きが置かれたままになっているし、どうなっていることやら。
事情はよくわからないけれども、大黒屋本舗がリニューアルせざるを得なかったものと思われる。
メニューは従前の中華そば・つけめんに替え、「男そば」「肉そば」「まぜそば」「女そば」といった構成になっていて、自販機の上には写真が置かれているので、どうやら男そばはラーメン二郎風の野菜たっぷりのラーメンのようだとわかった。 具は多いけれど、ほとんどモヤシだからイケるだろうと思って男そばを注文。
太麺とモヤシをワシワシと食らい、厚切りチャーシューを噛みちぎると、生命を感じると言ったら大げさだけど、得も言われぬ満足感、充実感が湧いてくる。 たまにこういうのを食べるのは悪くない。

男そば(並) 750円

10/29 おゆみ庵

(生実町)

鴨せいろ 郊外の一軒家の住宅兼店舗で手打ちそばを提供するおゆみ庵さん。
飲食店の10年生存率が5%とささやかれている中で、2007年5月オープンから10年以上続いているのは立派です。
開業から10年以上経過しているとは思えないほど清潔感のある静かな客席で、鴨せいろを注文しました。
おそばのボリュームに比べて鴨がずいぶん多いなと思う鴨汁につけてすするおそばは、さすがのおいしさでした。

鴨せいろ 1620円

10/31 えんまん

(中央)

えんまん定食 これまで様々な飲食店が通り過ぎて行った場所に、「唐揚げとお弁当」というコンセプトのお店がオープンしました。
お店の様子からはテイクアウトがメインのようにも見えますが、もちろんイートインも可能です。
さっそく入店するとイートインのランチメニューは、からあげ定食、生姜焼き定食、そして、からあげと生姜焼きの両方が楽しめるえんまん定食の3種という、どシンプルな構成でした。 となれば、店名を冠したえんまん定食がいいでしょう。
唐揚げの本場?九州出身の大将が仕込む唐揚げも、生姜焼きも、どちらも白いごはんとの相性はバッチリ。
定食界のニ大メニューの融合は満足度も二倍?

えんまん定食 820円