2018年7月

  

7/3 すし天ペリエ千葉店(閉店)

(春日)

にぎりと天ぷらの贅沢御膳 ペリチカの京成千葉中央駅寄りの一角は「ペリチカバル」と呼ばれ、通路から直接客席になっている店舗もいくつかあります。 そのペリチカバルにあって、すしと天ぷらで「すし天」という、何のひねりもないストレートさが逆に清々しい店名のすし天に入ってみましたよ。
どうせなら店名に忠実にすしと天ぷらの両方を食べてみたくなりますが、そうした需要にばっちり応える「にぎりと天ぷらの贅沢御膳」を注文しました。 オーソドックスな握り一人前に天ぷらの盛り合わせ、小鉢と味噌汁という、何の衒いもないどストレートなセットが駅ビルという場所には似合っています。
まだオープン直後ということもあって、店員さんはOJTの最中のように見受けられました。
落ち着いた頃合いに再訪するのが本当かなと思います。

にぎりと天ぷらの贅沢御膳 1500円

7/4 土鍋パスタSPALAペリエ千葉店(閉店)

(新千葉)

とろける7種のチーズのカルボ+ドリンク 2018年6月のグランドオープンで、ペリエ千葉1階部分に「ペリーズキッチン」というフードコートがオープンしました。 黒を基調にしたインテリアで明るすぎないのがいい感じです。
マクド、KFC、丸亀製麺など、ジャンルを代表するおなじみのチェーンが並ぶなか、ピザとパスタを提供する「土鍋パスタSPALA」というお店は初見なので、まずはここにしてみましょう。
店頭に掲げられたメニューを見ると、7種のチーズのカルボナーラが人気ナンバー1と書かれています。 こういう表記を見るといつ誰がどこでどのように集計してナンバー1なのか問い詰めたくもなりますが、オトナの対応で素直にナンバーワンとやらをたのんでみましたよ。
空席を見つけしばらく待つうちに呼び出しベルが鳴動し、でき立てアツアツの土鍋パスタを席に運びます 別皿で提供された生の卵黄を中心にトッピングして完成。
予想外に大量の溶けたチーズと脂肪の海にパスタが沈み、スープパスタのような様相です。
濃厚でおいしいけれど、ハイカロリー間違いなし。

とろける7種のチーズのカルボ+ドリンク
890円+150円

7/5 本田商店千葉店

(富士見)

大山鶏のカツ煮御膳 2018年6月末に、富士見本通りにオープンした本田商店というお店です。 ガラスと木のシャレた雰囲気でありながら「焼鳥酒場」を標榜しています。 さっそくランチ営業も始まったので行ってきました。
ランチメニューは鶏肉を使った料理ばかり5種で、フィーリングで大山鶏のカツ煮御膳にしてみましたよ。
鉄鍋で供された鶏カツ煮は煮汁がほとんどないドライな仕上がりで、カツが煮汁にヒタヒタに漬かっているのを想像していた当方としてはちょっと意外でした。 しかし、鶏カツの肉質は柔らかくて味がよく、小鉢は中華風の味付けで気が利いているし、鶏のスープもなかなかの佳作です。
どうやら、お洒落な雰囲気で鶏料理もおいしい、いいお店のようですよ。

大山鶏のカツ煮御膳 910円

7/9 アイビアー・ルサンパームペリエ千葉店(閉店)

(新千葉)

豚カルビのジンジャースキレット+スープ 新装ペリエ千葉の外房線ガード下にあるストリート1エリアに、アイビアー・ルサンパームというクラフトビールを提供するお店が入りました。 このお店は、渋谷ヒカリエ、新宿ミロード、二子玉川ライゼ、アトレ川崎とメジャーな場所ばかりに出店しています。
ペリエ千葉は、これらに比肩するショッピングモールと認められたのかどうかは知りませんが・・・。
さて、外光の差し込む明るい店内でランチメニューを開くと、いちばん目立つのは肉料理です。 これらは確かにビールに合いそうだけれど、そこをぐっと我慢して、豚カルビのジンジャースキレットにビールではなくスープを追加しましたよ。
ストウブのスキレットで提供された豚カルビのグリルは、ジンジャーというけれど、いわゆる豚の生姜焼きほど味が濃くはなく、ごはんのおかずというより、やっぱりビールに合いそうな味でした。 可能であれば呑める日に来るのが最善のようです。

豚カルビのジンジャースキレット+スープ
1329円+195円

7/10 ムイリコ(移転)

(富士見)

Bセット(ピリ辛肉味噌をのせたジャジャ麺仕立て)
Bセット(ピリ辛肉味噌をのせたジャジャ麺仕立て)
Bセット(ピリ辛肉味噌をのせたジャジャ麺仕立て)
以前は手作り感あふれる看板を掲げ、大衆的な雰囲気を感じさせる「ワイン食堂ボラーチョ」という店名だったのが、2018年3月にスペイン料理ムイリコと店名を改め、外観もシックな感じに生まれ変わりました。 ランチは火水木のみの営業で、Aセットがパスタ(L)とドリンクで800円、Bセットはパスタは(M)だけど、サラダとデザートが付いて900円というものです。 パスタの量は控えめでもサラダとデザートが欲しいという、いわゆる女性好みのBセットにして、3種用意されたパスタの中から、いちばん変わり種の品を選んでみましたよ。 ジャジャ麺仕立てというだけあって、盛岡名物のじゃじゃ麺に似ていなくもないビジュアルの冷製パスタは、ピリ辛肉味噌が思ったよりもスパイシーで中華風の味を感じます。 でも中華麺ではなく、やっぱりパスタなのであります。 落ち着いた店内の様子に似つかわしくない、攻めたメニューではありますが、なかなかおいしかった。

Bセット(ピリ辛肉味噌をのせたジャジャ麺仕立て) 900円

7/11 来来

(南町)

ヤキソバ 南町にある中国料理の来来に久しぶりに来てみたら、建物の半分が別のお店になっていました。 看板には台湾料理来来1966年創業とあって、地域に定着したお店だと思っていたのですが、諸事情があるのでしょう。
以前よりもコンパクトになった客席に座り、メニューを眺めても定食やセットメニューは見当たらなかったので、通常メニュー中からヤキソバを注文してみましたよ。
メニューには「ヤキソバ」と書かれているのみで、どんなヤキソバが出てくるか皆目見当がつかない中でのギャンブル注文にワクワクしながら待ちます。
しばらくして配膳されたヤキソバは、あんあけヤキソバでもソース焼きそばでもなく、上海やきそばでありました。 これ一品だとやや単調ではありましたが、暑い中ハフハフと食べていると、どうしても冷たくて黄金色で泡の出る飲み物が欲しくなりますよね。
そんなヤキソバでございました。

ヤキソバ 850円

7/13 だん家ペリエ千葉店

(新千葉)

チキンステーキランチ(トマトガーリックソース) 千葉駅ビル地下のペリチカバルに「だん家」が入店しています。 同一グループの「鍛冶屋文蔵」や「すし屋銀蔵」は千葉市中央区内に現存しますが、だん家名義での出店は久しぶりです。
ランチメニューはハンバーグやステーキなど肉系の洋食がメインになりますが、ペリチカの中では比較的お手頃価格での提供がなされています。 カウンター席に案内され、チキンステーキランチをたのんでみましたよ。
たっぷりかかったトマトガーリックソースが予想以上にガーリックが強かったのは想定外でしたが、無難なランチといったところでしょうか。

チキンステーキランチ(トマトガーリックソース) 880円 

7/17 &Chene(アンドシェーヌ)(閉店)

(本千葉町)

ローストビーフプレート温たまのせ 千葉中央駅前の大通りを進んだ左手に、ゴーゴーカレーが1階に入る真っ赤なビルがあります。 その2階にカフェがオープンしました。
店名は「&Chene」です。読めねーよとお思いの皆様、アンドシェーヌと読むのだそうです。 自分も「アンチェーン? なんだろう・・・ビスケットオリバ?」と、見当違いなことを考えていました。
階段を登り入ったお店は窓が大きくとても明るく、垢抜けた雰囲気です。
ランチメニューは、ローストビーフ又はハンバーグのワンプレートランチが用意されています。 これはいかにもカフェめしだなあと思いつつ、ロービーの温玉乗せを五穀米でたのんでみましたよ。
ウッディなプレートに、ローストビーフと温玉が乗った五穀米、サラダ、付け合わせの温野菜、スープが見事に一堂に会しています。 バルサミコ酢風味のソースがちょうどよくからんで、おいしい!
こりゃ界隈の女子のハートをわしづかみだよ、とか思いながら、シャレた店内でひとり過ごした昼休みでありました。

ローストビーフプレート温たまのせ 1000円

7/18 サラン

(栄町)

キムチチャーハン定食 栄町の街で韓国料理店はベタな存在ではありますが、店の看板には「日韓大衆居酒屋食堂」というおよそ他では見たことのない方針が掲げられ、「韓国料理/日本料理/焼き鳥」と書いてあります。
韓国料理と日本料理は良いとして、焼き鳥をわざわざ独立させたのは意味がわからないなぁ・・・
さて、その日韓居酒屋様のランチメニューを見てみると、およそ9割の品が韓国料理であって、全然日韓じゃないじゃん。 とまあ、それは想定の範囲内でしたが、なんとなく日韓っぽい響きのキムチチャーハン定食をたのんでみましたよ。
キムチチャーハンといえば、大衆中華のお店でチャーハンのバリエーションのひとつとして提供されていることがありますが、ここのキムチチャーハンは中華風ではなく、ヤキメシに目玉焼きが乗っているナシゴレン風。 そこに、なぜか刻み海苔が振られているし、予想していなかった味わいのチャーハンでした。

キムチチャーハン定食 780円

7/19 酒肆イノウエ

(弁天)

だし巻き玉子+昔ハムカツ定食 弁天町の酒肆イノウエでは火曜と木曜のみランチ営業を行っていますが、この日は自分のタイミングと合致しました。
入り口の木枠の引き戸や客席のビニール貼りの椅子がレトロ感を醸し出し、奇妙な落ち着きを感じる店内で食べられるランチは、だし巻き玉子、昔ハムカツ、刺身の組み合わせからなる定食です。 「昔ハムカツ」という表記にそそられ、これとだし巻き玉子の組み合わせにしてみましたよ。
縁の赤いピロピロに薄いプレスハムを、これまた薄い衣で揚げたハムカツは確かに昔っぽい。 ハムカツといえばユキエハムだったよなあ、と昔を懐かしみつつ、ソースをだぼだぼとかけて白いご飯といただけば文句ないB級のうまさが炸裂します。
それに引き換え、だし巻き玉子の上品なこと。 大根おろしに醤油を少々たらせば、優しいおいしさに包まれます。
不思議と幸せな気持ちにさせてくれるお昼ごはんでした。

だし巻き玉子+昔ハムカツ定食 850円

7/20 らかんペリエ千葉店(閉店)

(新千葉)

牛すじ豆腐丼 ペリエ千葉ペリチカの駅から見て一番奥にあるお店が、おでんと串揚げの「らかん」です。 テーブル席と通路に面したカウンター席があって、夜ならカウンターで一杯という寸法なのでしょうが、ランチタイムにはカウンターの空席が目立っています。
さてランチメニューはどうなっているのかというと、看板メニューのおでんと串揚げの定食のほか、牛すじ、とんかつがあります。 なぜか看板メニューを差し置いて、牛すじ豆腐丼に「おすすめ」マークがついていたので素直にしたがってみましたよ。
八丁味噌で煮込まれた牛すじは白いご飯に合わないはずもなく、後半やや単調な感じもありながら無難においしくいただきました。
ただ、ランチをあまり重要視していないのかもしれないけれど、ランチメニューの幅を広げたほうが商売になるのでは、とも思いました。

牛すじ豆腐丼 880円

7/23 ブルジョン(閉店)

(新町)

紫野菜とベーコンのエチュベ
紫野菜とベーコンのエチュベ
そごう千葉店10階のレストラン街で長く営業を続けてきたシェ松尾が2018年4月末をもって閉店し、そのスペースに同年7月13日にオープンしたのは、野菜ビストロ&カフェのブルジョンというお店でした。 野菜ビストロと言っても、ベジタリアンやヴィーガンのような菜食主義ではなく、肉料理もありつつ野菜をメインに据えているというコンセプトと理解しました。
ランチメニューは、エチュベ推しです。エチュベとは、素材の水分で蒸しあげる料理だそうで、ヘルシー感アリアリです。 3種のエチュベの中から紫野菜というキーワードに惹かれて、紫キャベツやアーリーレッドをハーブで味付けしたという紫野菜とベーコンのエチュベをたのんでみましたよ。
鋳物の小鍋ごと提供されたエチュベは、汁気がなく素材の水分で蒸された様子がよくわかります。
味付けは香り付けのハーブとベーコンの塩味だけなので、実にあっさりした旨みであって、慣れないと物足りなく感じるでしょう。 事実、ひと口目は「なんだこれ?」と思うほどのあっさり味ですが、食べていくうちに慣れてきます。
意識を高く持ちたいという方には良いと思いますが、世間は意識低い系が太宗を占めているという説もありますよね。

紫野菜とベーコンのエチュベ 1280円

7/24 リンガーハットペリエ千葉店

(新千葉)

冷やしまぜめん 2018年6月28日のオープンから1か月、まだまだペリエ千葉内全店制覇には至りません。
炎暑のランチタイム、1階フードコート内のリンガーハットは比較的空いていました。 やはり、真夏にちゃんぽんを食べようという人は少ないのでしょう。
お店の側もこの状況に手をこまねいているわけではなく、夏限定メニューとして冷やしちゃんぽんと冷やしまぜめんの2つが用意されています。 冷やしメニューの中から、冷やしまぜめんをたのんでみましたよ。
渡されたベルが鳴動するのを待ってカウンターに取りに行くと、ガラスの器までもがキンキンに冷やされて涼感たっぷりです。 酸味のある黒胡麻ベースのスープと麺をよく混ぜて、ラー油をちょっとたらしていただきました。
するとこの麺がもう、冷えっ冷え。 ぬるい冷やし麺を平気で出してくる店も散見される中、ここの「冷やし」は、その名に恥じぬ万全の冷たさで提供され、猛暑の候には最適至極のおいしさでした。

冷やしまぜめん 745円

7/25 ラーメンかん(閉店)

(東千葉)

五目あんかけ焼きそば 千葉市中央区最北端エリアの東寺山交差点付近にラーメンかんというお店ができたと聞いて行ってみましたよ。
声をかけて入ってみると、居抜きのために新しさが感じられない店内と覇気が感じられない中国人風の店員さんに迎えられ、小上がりのテーブル席に着席しました。 お品書きを見ると、みそ塩醤油の各種ラーメンと、ごはんもの、定食が揃っていて、ラーメン専門ではなく、いわゆる大衆中華のお店でした。
それならば暑いことだし、ラーメンは次の機会に回すことにして、あんかけ焼きそばを発注です。 水色のチープな皿で出てきた焼きそばは、具材が大ぶりで味付けは濃い目の、ごく普通においしい焼きそばでした。
お値段は安くも高くもなく、味の方もすこぶるうまくはないが、まずくはなくという評価に困るお店です。

五目あんかけ焼きそば 850円

7/26 一恭

(生実町)

ラーメン+岩のり 煮干しでとったスープで名高い、生実町にあるこだわり拉麺一恭にやってきました。 この場所にオープンして13年、前回の訪問からは9年半ぶりという長らくの御無沙汰になってしまいました。
カウンター席について、ラーメン+岩ノリを注文して待っている間にも続々とお客さんが入ってきます。 相変わらずの人気を確認しつつ、運ばれてきたラーメンのスープをすすりました。
エグ味を出さない程度のちょうどいい加減の煮干し出汁がうめぇ!
岩ノリの香ばしさもあるし、うまいしで、珍しくスープまで完食してしまいました。

ラーメン+岩のり 750円+70円

7/30 錦一葉ペリエ千葉店

(新千葉)

みぞれきのこ抹茶そば
抹茶ミニパフェ
ペリチカの未訪問店、京都宇治茶の錦一葉に入ってみました。
お茶屋さんでランチとは? 抹茶を使った茶そばメニューが各種ありますが、やはり抹茶を使ったスイーツも食べてみたくなります。
というわけで、茶そばにセットできるミニパフェをたのんでしまいました。
おそばは、つゆというよりもダシと呼びたくなる昆布の利いた淡麗なつゆに沈んでおり、ほのかな抹茶の香りを良しとすべきかどうか。 関東とはやはり文化が違います。
食後にミニパフェをいただいて、何はともあれおいしかった、という感じで〆ることができてよかった。

みぞれきのこ抹茶そば+抹茶ミニパフェセット
918円+540円

7/31 サッポロラーメン横丁

(生実町)

チャンポンメン 黄色い看板にドでかい文字が主張するサッポロラーメン横丁には2009年11月以来の訪問です。 蒸し暑かったこの日もたくさんのお客さんで賑わっていて、変わらない繁盛ぶりでございました。
サッポロラーメンを店名に戴いているのに、人気ナンバー1メニューは札幌風味噌ラーメンとは全然違う肉野菜ラーメンだし、実質的には大衆中華のお店です。 少し変わったものをたのんでみようと思い選んだのは、しょうゆ味スープでかき玉風と書いてあったチャンポンメンです。
要するにとろみのあるモヤシソバに、かき玉風に玉子が入っているという麺で、優しい味わいで素朴なうまさがありました。 真夏に熱いチャンポンメンで汗だくになりました。

チャンポンメン 650円