2018年5月

  

5/1 幸美

(宮崎町)

ミニかつ丼・そばセット 980円 自宅改造そば店として2007年にオープンしてから10年以上。 こだわりの素材を使いつつも、比較的安価なセットメニューもあり、普段使いもできるというユーティリティなお店です。
ランチタイムには街道を利用するドライバーから支持を得ているようです。
この日、ドライバー向けガッツリ系メニューの定番、ミニかつ丼セットをたのんでみましたよ。
ダシの利いた丼ツユがちょうどいいカツ丼旨し。 おそばは博多ラーメンで言えば、バリカタに近いカタ程度のゆで方なので、丼の後にいくのが最適ないただき方だと思います。

ミニかつ丼・そばセット 980円

5/2 モエツカリー(閉店)

(村田町)

Cセット 千葉市中央区のほぼ南端の浜野インターから五井方面に向かう国道16号線沿いに、ひっそりとインド料理のお店がオープンしていた。 下北沢からこの地に移転してきたとのことだが、何の因果でこの場所なのでしょう。
国道沿いとはいっても、店舗は国道に対し直角に建てられ、店の入り口は反対側の車線からしか見えない。 引き戸を開けて店に入る。
オープンしてさほどの時が経っているわけではないが、居抜き店舗を最低限の補修で使っているうえ、お品書きも旧店舗から持ってきたのか色あせていた。
カレーを2種類選べるCセットをたのみ、ダルカレーとチキンカレーの2種をセレクトし辛さはHOT、ナンを指定した。 ふんわりしたナンはおいしいけれど、いずれのカレーもちょっと塩辛かった。

Cセット(ダル+チキン) 860円

5/9 銀シャリ家御飯炊ける千葉中央店

(富士見)

下総酸辣湯麺 店名は完全にごはん推しなのにもかかわらず、酸辣湯麺がメニューのあるのが興味深く、しかも「下総」を名乗っているのも謎だったのでたのんでみましたよ。
下総でとれる食材の意味だとすれば、下総国の地域では、稲作のほか、多様な葉物・根菜の畑作、梨やスイカなど果実栽培、養豚業もたいへん盛んであって、そのうえ銚子漁港を擁し、野田、銚子では醤油、佐倉ではみそ、流山では味醂と、およそ大概の食材や調味料が揃ってしまい、何が下総なのかわからないという器用貧乏状態に思えます。
アッツアツのスープに難儀しますが、体は暖まります。
結局のところ、自分はこれまで酸辣湯麺を食べた経験が少ないので、標準的なものとの違いが判断できなかったという・・・。

下総酸辣湯麺 700円

5/10 ゴールデンタイム千葉店(閉店)

(新町)

牛リブロースステーキ弁当 新町の新しいビルの1階に何やら飲食店ができた。
ガラス張りで道路から店内が丸見えなのに、最初は何のお店かよくわからなかった。 エクステリアや店名からはそう見えなかったが、実は焼肉店なのであった。
ともあれ入ってみたが、ジャズが流れる明るいフロアは焼肉店っぽくなく、不思議な感覚だ。 ランチメニューを見ると、焼肉をメインとせず、各種ステーキ弁当のバリエーションになっている。 チキンなら1000円程度、牛だと1400円から、ということになる。 本来は焼肉店だし、やはり牛肉かなと思ってリブロースの弁当をたのんでみましたよ。
弁当の名の通り、弁当箱に入って出てきたリブロースステーキは200gのボリュームがあり、おかずの玉子炒めも量が多い。 お値段に相応しいボリュームと質は保たれているようです。

牛リブロースステーキ弁当 1400円

5/11 まるは

(富士見)

唐揚定食 2018年4月、以前「まる串」の名で営業していた居酒屋が、大衆酒場「まるは」としてリニューアルオープンしました。
以前の店では、ランチタイムには鶏出汁のラーメンをメインにしていましたが、リニューアル後はもつ煮又は唐揚の定食を提供しています。 店内の造作は以前とさほど変わらず、1階はカウンターメイン、2階はテーブル席のようです。 カウンターに席を占め、モツ煮は酒が呑みたくなってしまうので、唐揚定食を注文してみましたよ。
ステンレスのバットに揚げたての唐揚げが盛られ、御飯、味噌汁、お新香とシンプル極まりない唐揚げ定食です。 揚げたてでジューシィな唐揚げに醤油を1滴たらせば、ごはんのおかずとして最強に強まってきます。
途中でマヨネーズを使って味の変化をつけるもよし。 おいしいけれど、野菜は替わりに晩ごはんで野菜をたくさんとるべきかもしれませんね。

錦爽鶏唐揚定食 700円

5/12 リストランテさくら(閉店)

(本町)

前菜
リゾット
パスタ
メイン
デザート
2018年現在で千葉市中央区内最強レベルの実力と人気を誇るイタリアンのリストランテさくらに行く機会をようやく手繰り寄せました。
平日のビジネスランチにひょいと訪れるわけにもいかず、機会をみて予約の電話を入れました。
ランチもディナーも、桜、地、瞬の3コース制で、どうせならとシェフ渾身のお任せとある「瞬」のコースをたのんでみましたよ。
評判にたがわずアミューズからデザートに至るまでスキがなく、メイン料理の「ニュージーランド産仔羊の炭火焼き ラベンダー風味」も香ばしく、それは美味でございました。

ランチコース瞬 5200円

5/14 長寿庵

(院内)

中華そば おそばがそれほど好きではなかった幼少期の昭和40年代、父親に連れられて入った某所のおそばやさんでカレーライスを食べた記憶がある。
昭和時代の町のおそばやさんには、中華そばやカレーライスがあるのが普通であって、それを今に伝えるお店も少なくなってきた。
「昔ながらの中華そば」という言葉もだいぶ手垢がついているけれど、それでもやはりその言葉を使いたくなるような中華そばを提供し続ける長寿庵の中華そばを当ブログで初めて紹介したのは2009年3月である。 その後、ここでおそばをいただいたことはあるけれど、9年ぶりに長寿庵の中華そばを紹介しようと思う。
おそばやさんらしくカツオ風味が香る鶏ガラスープのシンプルな中華そばは、タクシーの運転手を中心に根強いファンがいて、この日の先客も何人かが注文していた。
海苔、メンマ、ナルト、チャーシューといった定番の具材に中太の中華麺が沈んだスープは優しい旨みが感じられ、これぞ「THE 中華そば」だ。
こういうのが良いのである。
平成も終わろうとするこの時代によくぞ生き残っていてくれたものだ。

中華そば 600円

5/15 千葉県庁生協中チカ食堂

(市場町)

Aセット(肉豆腐) 千葉県庁中庁舎の地下にあるから「中チカ食堂」と呼ぶのだそうです。 いわゆる職員向けの食堂で、日替わりの定食・丼のほか、麺類、カレーなどが提供されています。
まずトレイを取り、最も安価なAセットをたのみ、レジでお金を支払って客席へ向かいます。 以前はテーブルがたくさん並んでいたような気がしますが、今はボッチ飯が当たり前になったおかげか、カウンターばかりがずらりと並ぶちょっと他では見たことのない雰囲気です。
県庁職員も来庁客もみな、黙々と食事を済ませ、さっさと出ていきます。 自分もその一員となって黙々と肉豆腐をいただきます。
うまい、まずいは二の次で、まずは腹を膨らませることがこの場所の掟、とまでは言いませんが、食事を楽しむ場所ではなく、手っ取り早く栄養補給を済ませる場というのがいちばんしっくりきます。

Aセット(肉豆腐) 460円

5/18 福楽(閉店)

(中央)

鶏肉とカシューナッツ炒め定食 金屋という名の中華のお店がしばらく営業していた場所で、違う名の中華の店が営業開始した。 ビルの1階に置かれたメニューを見て日替わり定食720円に当たりをつけて階段を昇ると、店の入り口に定食メニューが書かれた黒板が置いてあった。 一番上に書いてある鶏とカシューナッツでいいか・・・と考えて入店。
店内の様子は以前の中華の店と変わっておらず、さらに言えばその前に営業していた蕎麦店のころから変わり映えがない。 空いていたテーブル席に着き、注文しようとしたのだけれど、店員の日本語習熟度がすこぶる怪しく、指差確認しながら発注したのであった。 こうした様子から、どのようなシステムなのかは知らないが、なんらかの方策によって新たに権利を得て来日したように思えるのだ。 兎にも角にも、まず来日することが目的であって、うまい中華を提供しようという気概はおよそ感じ取れないのである。
しかしながら、食べてみればそこそこ無難に食べられてしまうのが中華料理の偉いところだ。 食べ終わるや否や直ちにお勘定をお願いしたら、500円だという。 はて、なぜ500円なのだろうか。どこにも書かれていなかったと思うが見落としたか。 尋ねたところで店員君の日本語力では話が通じそうにないから、オープン記念キャンペーン価格なのだろうなと勝手に納得して500円硬貨をひとつ手渡して店を出た。

鶏肉とカシューナッツ炒め定食 500円

5/23 銚子丸蘇我店

(末広)

鮮魚5貫 銚子丸に入ったのならば、まず最初に確認するのは本日の鮮魚5貫です。
この日はホウボウ、トリ貝、スズキ、ブリ、紋甲イカの5貫。 旬のトリ貝は好きなネタなので即注文しました。
その他、何皿か食べて大満足。

鮮魚5貫 580円(税別)

5/24 千葉TATAKI亭(改称)

(栄町)

鰹のタタキ定食 2018年1月、栄町の裏通りで良質な定食を提供していた「よし春」というお店が千葉TATAKI亭という店名に変わった。 店内も少々装いが変わったようだ。
引き続きランチ営業は行われているのだけれど、お品書きの中に旧店名を戴いた「よし春御膳」という品がある。 これはいったいどういうことなのかよくわからないが、敢えてつまびらかにすることもなかろうとこれをスルーして、新たな店名にちなむ鰹のタタキ定食をたのんでみた。
ごはん、味噌汁とメインおかずの鰹のタタキに加え、ハムカツとサラダ、冷奴、キンピラと出汁巻きが出てきて盛りだくさんになった。 それぞれ味の方も良好だ。これは旧店の「よし春」時代の昼定食の姿を彷彿とさせる内容だ。
何はともあれ、よくできた定食は新店に引き継がれていたのである。

鰹のタタキ定食 800円

5/25 味楽

(栄町)

韓国式イカ炒め 長くこの場所で営業している韓国料理店の味楽なのだが、ランチタイムには営業しているのかどうかよくわからない状態がずっと継続していた。 ところが2018年春、「ランチ」の赤いノボリを高らかに掲げ、店頭にはわかりやすいランチメニューが書かれた黒板が置かれるようになった。 そうなってくると、らんち王を称する者としては訪問しておかなければならない。
店頭のメニューを見ると、韓国料理店のランチでよくある品もあれば、そうではないものもある。 「そうではない」ものに韓国式イカ炒めがあり、これは一体何ぞ?と思い、さっそくたのんでみた。
最初に前菜が数品出てくるのは韓国料理特有の流儀だが、これらが自分の舌に合ったためしがない。 だが、フードロスは良くないので結局は完食するのだけれど。
そして、イカ炒め。 ゲソと輪切りの胴体を野菜とともに辛味強めの甘辛い味噌で炒めたものがライスに添えられて出てきた。 一見カレーライスのようだ。 ねっとりとした辛さをまとったイカ炒めは、はじめのうちは旨いし、ごはんにも合う。 しかし、量は多いし、カレーライスのように一気に流し込むわけにもいかないしで、だんだん味が単調に感じてきたのも事実。
初めて食べた韓国式イカ炒めだが、なんだかんだ言って面白い経験をしたなと思う。

韓国式イカ炒め 800円

5/28 どうとんぼり神座ペリエ千葉店

(新千葉)

おいしいラーメン 2017年9月のオープンから8か月の間で、3回目もおいしいラーメンに引き寄せられてしまいました。
基本メニューの「おいしいラーメン」を食べると決めているので、メニューノールックで速攻注文です。 これこれ、独特の甘いスープがクセになるやつ。 満足していつものようにお支払いはスイカでピッ!
おや? 750円? いつ値上げしたし? と思ったら2018年4月から値上げされていたようです。
680円から750円は結構な値上げ幅だと思うけれど、固定客を逃さない自信があるのでしょうか。

おいしいラーメン 750円

5/29 ビッグボーイ道場北店

(道場北)

熱熱!ステーキごはん 肉系ファミリーレストランのビッグボーイに久しぶりに行ってみました。 長いことご無沙汰している間にメニュー構成が大きく変わり、他のステーキ系レストランチェーンに追随する形でサラダバーやスープ・カレーの食べ放題方式が導入されていました。
さてそれでは何を注文すべきか。 通常であれば王道のハンバーグ又はステーキかと悩むところ、数量限定!ステーキとごはんを熱熱な鉄板でどうぞ、と書かれた「ステーキごはん」というメニューがあって、店員のおねえさんが「あと4食です」なんてそそのかすものだから、まんまとその誘いに乗ってしまいました。
ごはんに醤油系ステーキソースが合うのは道理だし、メニュー写真はおいしそうに見えたのだけれど、目の前に運ばれてきた実物にはそれほどそそられない。 メニュー写真はオニオンソースがかかった状態だ。なるほど、附属のソースをかければよいのかと思ってダバーっと行ってみた。 見た目はマシになったが、思ったよりもピンとこない。
ソースの味をもうちょっと濃くしたり多くしたりしたほうが好きだなあ。

熱熱!ステーキごはん 840円

5/30 群青

(本千葉町)

日替わり定食(ヒラマサ刺身) 千葉中央駅から中央4丁目交差点付近にかけての界隈は、昭和時代は千葉市を代表する商業の中心地であったとは想像できないほどに街が変わっています。 大通りから一本裏手の路地も、かつては飲食店が立ち並び夜は賑わっていたものです。
そんな中央4丁目交差点近くの路地に、酒場群青というお店がオープンして1年ほどが過ぎたある日、大通りからエメラルドグリーンのノボリが目に留まりました。
近寄ってみると新規オープンでもないのにフラワースタンドが立ち、ランチメニューが掲げられています。 各種定食が800円で、日替わり定食として大原漁港直送活〆ヒラマサ刺身定食という、実にそそられる品があるではないですか。
さっそく入店し、小ぎれいなカウンター席でヒラマサ刺身定食を注文しました。
見ただけで鮮度が伝わってくる刺身うまし。 このレベルを保ってもらえると嬉しいなあ、という定食に満足いたしました。

日替わり定食(ヒラマサ刺身) 800円

5/31 クリブバー

(富士見)

ナポリタン 2018年5月に入ってから、富士見2丁目のバーなどが入居するビルの前に「ランチ始めました」と書かれた黒板が置かれているのを見かけました。 この界隈では、夜にアルコールをメインに提供するお店がランチ営業を始める例は珍しくないので、とにかく一度入ってみました。
要はスポーツバーなのだけれど、店内空間はこぢんまりとしているので、お店と来客の一体感がありそうな雰囲気です。 空いていた小さいテーブルに腰かけ、夜の部でも提供されているフードメニューの中からナポリタンを注文してみましたよ。
乾麺を茹でるところから始めたのかなと感じる程度の時間を経て、ナポリタンが運ばれてきました。 濃厚ケチャップ味の王道ナポリタンです。 スポーツ観戦しながらナポリタンを泡の出るお酒と楽しむ、というシーンを想像すれば実にしっくりきます。
満たされてお会計を済ますと、「お仕事頑張ってください」と声をかけられました。 なんて感じがいいのでしょう。 とはいっても午後の仕事をいつも以上に頑張ったかというと、そうでもありませんでしたが。

ナポリタン 760円