2016年10月

  

10/3 恋絆(こいき)

(千葉寺町)

カキフライ定食 まぐろ料理で人気のもてなしやが移転して空いていたスペースにオープンした居酒屋「恋絆」(こいき)でランチの提供が始まりました。
余裕ある配置のテーブルに席を占め、850円の均一価格でAからHまでの8種が用意されている定食の中から「タルタルたっぷり」のキャッチフレーズがついたカキフライ定食を選んでみましたよ。
カキフライ4個には十分すぎるたっぷりのタルタルは自家製の優しい味でおいしく、炊立てご飯もうまい! 小鉢の手羽先もなかなかでしたが、カキフライの揚げ時間はもう15秒ほど短くするとパーフェクトだったかと。
職場の近くに一軒ほしい居酒屋ランチ店のあり方として、かなりいい線をいっているのではないでしょうか。

カキフライ定食 850円

10/4 醉廬(すいろ)

(中央)

汁なし担々麺 長く中国料理店が入居しているスペースに、新たに四川料理の「醉廬」(すいろ)という難しい名のお店がオープンしました。
さっそく店頭のランチメニューを確認すると、四川料理を標榜しているにもかかわらずどうもピントが四川に合っていません。 定食はごく一般的な料理がほとんどで、麺類がわずかに四川料理感を出していますが、四川出身の料理人の本格派とは違うようです。 とはいえ、四川らしさを求めて汁なし担々麺をたのんでみました。
期待していた容赦ない花椒のしびれや唐辛子の辛さはさほど感じられないけれど、そこそこ辛くて食べやすくまとまっているとは思いました。
あまり四川を期待しないでいたほうがいいのかもしれません。

汁なし担々麺 780円

10/5 世界のANABA

(末広)

広島お好み焼きネギ盛り辛い麺 赤い看板に「世界のANABA」という賑々しい文字が躍るお店が末広街道沿いにオープンしました。
カープカラーの看板には「本場の味広島編」とあり、しゃもじもあしらわれています。 広島を前面に押し出してくるスタイルです。
そんな広島ラブなお店で注文するのは当然、広島のソウルフード、お好み焼きです。 そして、お品書きの片隅に「辛い麺+100円」と書いてあるではないですか。 千葉で辛麺のお好み焼きが食べられるとは驚きです。これぞ本場、広島のお好み焼きです。
現地風にお店の人が焼いてくれたお好み焼きをコテで切り分けてむしゃむしゃといただきます。
実にうまい!

広島お好み焼きネギ盛り辛い麺 950円

10/6 麺ヤ和田(閉店)

(登戸)

鶏だし醤油ラーメン+半熟味玉 湾岸の国道14号線から千葉市の中心市街地へ向かう大通り沿いの交差点の角にあるビルの1階に「麺ヤ和田」の看板が掲げられたのは2016年の2月か3月頃だったと思います。 それからなかなかオープンする気配がなく、ネットでは謎の新店と噂されていましたが、2016年6月に漸く夜の部がオープンし、9月6日から満を持してランチタイムも営業開始となりました。
食券の自販機には、「こってり」と「あっさり」の2系統のラーメンがあることが示され、「普通においしいラーメンを追求」との説明があった「あっさり」の鶏だし醤油ラーメンを選んでみましたよ。
好奇心も若者より衰え、奇を衒わないラーメンに魅力を感じるお年頃になってきましたので、「普通においしい」というのがいいのです。 その言葉のとおり、普通においしかったです。
「普通においしい」の舞台裏には、実は普通では達成できない工夫があるわけですが、そうしたこだわりをことさら強調しない普通さが粋というものです。

鶏だし醤油ラーメン+半熟味玉
680円+100円

10/11 居心家千葉店

(中央)

鯖の一枚焼定食 まもなく閉店のパルコの隣にあるビルの4階にオープンした個室居酒屋「居心家」で、2016年9月からランチが始まっていました。 エレベータの中にランチメニューがでかでかと貼られていたのは斬新でしたが、店に着く前にメニューを決めることができました。
店内は半個室のようなスペースが多く、どのくらい客が入っているのかよくわかりませんが、この日、それほど混んではいないようでした。
さて、注文した定食がお盆で運ばれてきましたが、この時点でいろいろ気になります。 ご飯は左、味噌汁は右だと親にしつけられなかったのでしょうか。 そして頭がついている魚が右を向いているのも違うでしょう。
日々ランチをいろいろなお店でいただいていますが、ごはんと味噌汁を逆に出すお店が時々あって、そんな時は撮影用に位置を直しています。 この日は敢えてありのまま撮影してみました。
これで料理がおいしければまだ良かったのですが、主菜も小鉢も、もう少しマシな業務用食材を仕入れたほうがよろしいかと。 まあ、白飯だけはわりにおいしかったとフォローしておきましょう。

鯖の一枚焼定食 680円

10/12 ポモドーロそごう千葉店

(新町)

厚切りベーコンと揚げ茄子のトマトソース(ランチセット) そごうのフードコートでパスタランチ。
単品メニューを眺めて注文候補を絞ってレジに向かったところ、そのメニューがサラダとドリンクがついた本日のランチセットの2種のうちひとつに選ばれていました。 というわけで、躊躇なくランチセットを注文です。
生パスタのもっちりした食感が少し行き過ぎたのか、かなり柔らかい食感です。 そしてベーコンもずいぶん柔らかい。これは本当にベーコンなのかしら、というほどに。
そんなパスタをくるくる巻いて、午後のビジネスにGo!

厚切りベーコンと揚げ茄子のトマトソース
(ランチセット) 961円

10/14 おさけとごはんmasmi'n'

(長洲)

若鶏手羽元の欧風カレー 本千葉駅前のビルの2階で、週に一度だけカレーランチがいただけます。
アットホームな雰囲気で意外に辛いカレーはいかがでしょう。
夜の部も楽しそうですよ。

若鶏手羽元の欧風カレー 600円

10/17 プロント千葉そごう前店

(新町)

ポルチーニクリームソース(セット) そごう前の京成電鉄ガード下にあるプロントでは、秋らしくポルチーニクリームソースのパスタが推されていました。 パスタにサラダとドリンクをセットすると790円+300円で1090円。
このお値段をどう捉えるかは微妙なところですが、席はけっこう埋まっているので、店側の勝利なのでしょう。
さて、いただいたパスタですが、生のもっちりした食感のリングイネにポルチーニクリームの濃厚さがあいまって、まあまあ満足です。
微妙に安くない値付けでまあまあの味を提供するという安定したスタンスは、さすがの大手チェーンのやり口ですね。

ポルチーニクリームソース(セット)
790円+300円

10/18 鶏白湯ラーメン夏樹(閉店)

(富士見)

鶏白湯ラーメン+プチライス 魚介豚骨スープのラーメンとつけ麺という流行の上辺を追ったメニューを提供していた「春樹」が、鶏白湯ラーメンに宗旨替えしたうえで、春から季節をひとつ進めて「夏樹」になりました。
鶏白湯スープというのもまた、流行の上辺を追っただけ感が強いわけですが、いったいどういうものかと食べてみましたよ。
ひと口目こそ鶏出汁を感じますが、徐々に化けの皮がはがれてきて、コクの無さが露呈してきます。 そこで追加の薬味が用意されているのですが、やはり満足感がいまひとつ。
店員も日本語が不自由で要領を得ないし、なんだかなあ・・・。

鶏白湯ラーメン+プチライス 690円+30円

10/20 味元末広店

(末広)

カレーうどん 安直な路麺店なので、そもそも味に対する期待値のハードルは低いわけです。
なんとなくカレーうどんを注文してみれば、小売用のシマダヤの袋入りのゆでうどんを湯がいて、カレーをドッパーとかけてくれたのでした。
予想通り、いや予想を上回るチープさです。しかし、カレーうどんですから味は大きく外すことはなし。
これで350円なら納得ですが、500円なら業務用冷凍うどん程度のクオリティを期待してもいいですよね(笑)

カレーうどん 500円

10/27 BooBoo太郎

(中央)

小ラーメン 8月ごろに看板が掲げられてから時間がかかりましたが、2016年10月15日にオープンしたBooBoo太郎に行ってみました。 黄色の看板で主張するとおり、ラーメン二郎のようなラーメンを出すことですでに噂が広まっているようです。
自販機の前に立ち、小ラーメンのボタンを押下します。
三田本店のラーメンが250円だった若き日ですら小ラーメンで満足していた自分にとって、黄色い看板のお店で小ラーメン以外の量にチャレンジするのは自殺行為と承知しています。
カウンターにつきトッピングの呪文を問われましたが、ノーマルでオーダー。 昔なら「ヤサイニンニク」と唱えていたのですが、仕事途中だしノーマルでいってみました。
久しぶりにいただくせいか、甘めで脂っこい独特のスープは無性においしく感じました。

小ラーメン 740円

10/31 麺や美好

(寒川町)

スペシャル美好麺 寒川町の国道357号下り線沿いにあった美好飯店は、労働者向けのボリュームと味付けで好ましく思ってたところ、いつしか跡形もなく解体されて更地になっているのを知り、個人経営の大衆中華店は難しいのかと残念に思っていました。
その後、敷地には住宅らしき建物が新築され、本当に店じまいしたんだなあと思っていた矢先、その建物の壁に「麺や美好」の看板が取り付けられたのでした。 新築なった店舗兼住宅で、店名も新たに再開した「麺や美好」に入ってみましたよ。
店名こそ今風に「麺や」と名乗ってはいますが、お品書きには一品料理やご飯ものも豊富で、美好飯店時代とほぼ変わっていないようです。
そんなメニューの中からこの日選んだのは「スペシャル美好麺」。 以前から知ってますよ、という自身満々な感じで注文しましたが、実はどんなスペシャルな麺なのかまったく知りません。 店名を背負うメニューにハズレなしという説を信じて待っていると、運ばれてきたのは、あんかけがピリ辛の旨煮そばでした。
野菜あんかけが乗った汁そばといえば、大衆中華の花形メニューであって店名を冠するにふさわしい完成度でした。

スペシャル美好麺 850円