2014年10月

  

10/2 のみたや(閉店)

(市場町)

肉とうふ定食 県庁の裏手の路地にあって、ひっそり佇む酒場「のみたや」のノレンをくぐった。 カウンター6席、テーブル3卓の小体な店である。 夏の間、ランチ営業は休んでいたようだが、秋になって無事に営業開始となった。
店頭の黒板に掲げられた本日の定食7品はすべて600円均一である。 2006年に訪問した際には650円均一だったことを考えると奇跡のような昼定食だ。
肉とうふ、と注文を告げると「鶏肉だけど、いい?」と訊かれた。 世間一般で言うところの肉豆腐は、この店では煮込み豆腐と呼ばれ、肉とうふは豆腐に鶏肉が乗ったものなのだ。 鶏肉の優しい滋味と新米のごはんがしみじみと旨い。
小鉢の玉子焼きは味噌の味がついていた。 その昔、明治生まれの祖母が作ってくれた懐かしい玉子焼きの味だ・・・。

肉とうふ定食 600円

10/3 小竹家

(富士見)

上カルビ・小竹家ハラミ定食 2013年3月オープン以来、夜営業だけのお店だと思い込んでいましたが、この7月からランチ営業が始まっていたようです。 店内にはでっかいカルビの「でかるび」とか山形牛だとか、肉を食べたくなるような貼り紙が目立っていました。 また、カウンター席も用意されているので、心置きなくひとり焼肉を楽しむことができます。
そういうわけで、ちょっと張り込んで上カルビと小竹家ハラミの2種類が楽しめるセットをたのんでみましたよ。
金網に肉をのせて、じっくりと焼いて、そして白いごはんとともにバクバクといただきます。
焼肉定食、旨し!

上カルビ・小竹家ハラミ定食 1480円

10/6 本千葉GRILL

(長洲)

豚肉とレンズ豆の煮込み 本千葉駅近くの、その名も本千葉グリル。 ここに前回来たのはなんと2003年のことです。 驚くことに、店の佇まいも、ランチメニューの構成や価格も、その当時とあまり変わっていないのです。まったくすばらしい安定感です。
さて、この日注文したのは肉料理の豚肉とレンズ豆の煮込み。 豚肉のクオリティがやや気になりましたが、レンズ豆を煮込んだソースがパンに良く合います。
そして、付け合わせのポテトサラダが出色のおいしさでした。

豚肉とレンズ豆の煮込み 870円

10/7 遊膳食堂(改称)

(栄町)

刺身サラダ定食 「季節料理・ふぐ」を看板にした日本料理店「伊豆」の店先に「昼定食」、「日替わりランチ」のノボリが立っているのを見つけました。 日本料理店には厳しい世の中なのかなあ、などと考えながら、早速入ってみましたよ。
小上がり席に収まって、お品書きと店内の様子を確認しました。 この日のメニューは刺身サラダ定食、さんま蒲焼き丼、鶏竜田揚げ定食、ハヤシライス温玉つきの4種。 ふぐ料理店らしからぬ品揃えのうえ、コーヒーはポットとカップが置かれたセルフサービスです。 この時点でどうも様子がおかしいとは思いましたが、刺身サラダ定食を発注してさらに様子をうかがうと、居抜きで店をオープンするけれど看板の掛け替えがまだなので、今はプレオープンなのだそうです。
ともあれ、刺身サラダってなんだろう?とよく考えもせずたのんだ定食が運ばれてきました。 「海鮮サラダ」とか「シーフードサラダ」とか「海の幸のサラダ」ではなく、ストレートに「刺身サラダ」という外連味のない名に恥じず、サーモン、アジ、マグロ、タイなどの刺身がたっぷり入っていて、ごはんのおかずとして十分アリです。 野菜のほうも水菜、ミョウガ、青ネギ、貝割れ、タマネギとバラエティに富み、かつたっぷり。 なかなか個性的で健康的、そしておいしいおかずでした。
その後、看板も掛け替えられて、誰が見ても「遊膳食堂」になりました。

刺身サラダ定食 800円

10/9 壱角家千葉中央(ミーオ)店(閉店)

(本千葉町)

ラーメン+ほうれん草増し 焼き牛丼でグイグイと勢力を伸ばしていた東京チカラめしですが、新たに投入するメニューがずいぶん迷走しているなと思っていました。 その後、やはり閉店ということで、後にオープンしたのは横浜家系ラーメンの壱角家です。
この店の場所は以前にも家系ラーメンの酒々井家があったので、先祖返りみたいな感じもあります。 そんな家系ラーメンの、しかもチェーン店ということで新鮮味こそありませんが、さっそく行ってみました。
麺の硬さ、脂、味の好みは指定せず、ほうれん草増しで注文してみましたよ。 麺はかなり太めでもっちり、スープの量は少なく塩分は濃いめ、輸入凍菜覚悟のほうれん草は色味がいまいち、ウズラの玉子はなくてもいいかな、といったところでしょうか。

ラーメン+ほうれん草増し 630円+100円

10/10 麦まる蘇我島忠ホームズ店(閉店)

(川崎町)

ぶっかけ温玉(大) 島忠ホームズで買い物ついでにフードコートでサッとうどんをいただきました。
昔の吉野家のCMじゃないけど、うまい、安い、早いですね。

ぶっかけ温玉(大) 474円

10/14 フロマージュ(閉店)

(弁天)

日替わりランチ(牛モモ肉ローストビーフ丼セット) 2014年8月まで、イタリアンの「ラ・ベナマート」があった場所にオープンしたのは石窯ピザとチーズの店「フロマージュ」です。 店名がチーズを意味するだけに、グランドメニューには各種ピザやチーズフォンデュといった品が揃います。 ランチメニューには、姉妹店「マリアージュ」でも人気の黒いカレーなど数種と日替わりランチもありました。
火曜日の日替わりのローストビーフ丼をサラダとドリンクのセットでたのんでみましたよ。 甘辛く、にんにくの香りが高い照り焼きソースはローストビーフにもごはんにもバッチリ。 ドレッシングやピクルスがおいしいのも高ポイントです。

日替わりランチ(牛モモ肉ローストビーフ丼セット) 1290円

10/16 富士見大勝軒(閉店)

(富士見)

ラーメン JR外房線ガード横の人通りの多い路地に「富士見大勝軒」を名乗るラーメン店がオープンしました。 近年、ドラゴン食堂、たかし屋と変遷を繰り返した場所で、またか、という感じではあります。
看板には、東池袋大勝軒創業者の山岸氏と麺やこうじグループ代表の田代氏のツーショット写真がでかでかと使われるという、あざとさを感じるエクステリアです。 さて、そんな新店で注文したのはラーメン。大半の客がつけ麺をたのむ中、ラーメンをたのんでみましたよ。
意外と歳を重ねてきたおかげで、東池袋4丁目の2階建て木造モルタル造りの長屋にあった旧大勝軒本店の、昼の4時間しかしない営業時間に行列に耐えて、 極めて狭いテーブルで山岸氏の作ってくれた盛りのいい中華そばを400円で食べて感心したという昭和時代の経験を持ち合わせているのであります。
そんなわけで、まずはラーメンから食べてみたくなったのです。 熱くて多めのスープは鰹節系の旨みを強く感じ、後にエグ味がくる、近年よくある強めの味です。 麺が多めでツルッとしているのは好印象ですが、スープのほうは、もっと外連味のないシンプルなものにできないものでしょうかねぇ(遠い目)。
こうやって年寄りは愚痴っぽくなっていくんですね、わかります。

ラーメン 390円(チラシ持参特価)

10/20 とん家

(栄町)

プルコギ丼 世の中にはいろいろな専門店がありますが、「韓国風琉球島豚あぐー専門店」とは相当に専門性が高い(笑)。 しかしながら、掲げられたメニューを見ると、ビビンパ、プルコギ、ユッケジャン、チゲ、サムゲタンなどがあって、その実態は韓国料理専門店なのでした。
全品800円で6種類用意されたランチメニューの中からプルコギ丼を注文してみました。 するとまず、韓国料理特有の前菜小皿が5枚も勢揃いです。 正直言うと、この小皿料理が全部自分の口に合って満足した、という経験はないのですが、少なくとも卓上が賑やかになるというメリットはあります。 そして、これまた韓国料理特有のステンレス製の器でプルコギ丼が出てきました。 具の量と比べると、ごはんの量がずいぶんたっぷりです。 単品で食べればおいしいプルコギも、この大量の白飯を受け止めるには味の強度が不足ぎみでした。 まあ、小皿料理を5種も出したから、それをおかずにごはんを食べろ、という意味なのかもしれませんが。

プルコギ丼 800円

10/21 中華名菜 手包(すーぱお)(閉店)

(富士見)

日替わりランチ JR千葉駅前ではありますが、人通りのメインからは外れた栄町方面にあるせいかお店が定着しない場所に、手包(すーぱお)という店がオープンしました。 元々居酒屋として使われていた客席のため、半個室風の仕切りがあったりして全体を見渡すことはできませんが、席数は多めです。
席に着いてメニューを広げると、一品料理各種から麺類、飯類、定食、セットとひととおり揃っていて、一般的な料理なら大体どれも注文できそうですが、特に食べたい方向性も明確ではなかったので日替わり定食をたのんでみましたよ。 この日の日替わり定食は中華丼とラーメンという炭水化物多めの献立でしたが、ラーメンも中華丼もシウマイも、いずれも無難にうまくできていました。 中華のランチってこういうものだよね、という日替わりランチでしょう。

日替わりランチ 842円

10/22 Dining絆(閉店)

(長洲)

長崎ちゃんぽん(塩) 本千葉駅の近くに「三崎港直送マグロと全国のうまいもん」を売りにする居酒屋が新規オープンしました。 そういうお店なので、昼はマグロを中心に刺身定食あたりを出すのかと思いきや、(マグロ丼はありますが)長崎ちゃんぽんをメインに据えるという異色のお店です。 長崎ちゃんぽんはかなり好きなので、おいしいといいなあと期待して注文してみましたよ。
するとどうでしょう、鶏と魚のスープはコクがあって塩味はちょうど良く、具の野菜の火の通り方も最適で、期待のハードルを遥かに超えてきました。 昼のメインに据えるだけあって、相当に水準の高いちゃんぽんを食べさせてくれました。

長崎ちゃんぽん(塩) 800円

10/23 ZIZI

(新千葉)

エッグベネディクトのフレンチトースト(ドリンクセット) JR千葉駅西口の再開発ビル「ウエストリオ」は商業的に非常に残念な感じになっています。 そんな逆風の中で、フレンチトーストカフェとしてオープンしたZIZIに行ってみましたよ。
フレンチトーストは、甘いスイーツ系と食事系がそれぞれ数種類用意されていました。 スイーツ系もおいしそうですが、ランチということで、エッグベネディクトのフレンチトーストを発注です。 フレンチトーストのベースはちょうどいい甘さで、酸味の利いたソースと具材とのコントラストが良く、おいしくいただきました。
この日、お客さんは女性ばかりでしたが、男性もぜひ。

エッグベネディクトのフレンチトースト
(ドリンクセット) 960円

10/24 カステッロ(閉店)

(富士見)

特製イエローカレー 2014年10月10日オープンのワインバーで、カステッロという店名から佐倉にある有名店を想起しますが、関係性は不明です。
ともあれ、ウッディなエントランスから階段を上がって2階にある客席もまたウッディでテーブルごとに仕切りのある半個室のうような造りでした。
パスタ、リゾット、カレーなどが用意されたランチメニューの中で、唯一店名を冠したメニューCASTELLO特製イエローカレーをたのんでみましたよ。 イエローカレーだからタイ料理かと思いきや、バジルの香りとココナツミルクの甘さがあって、具材にはジャガイモが入っているオリジナルなカレーです。 独特の風味ですが違和感なく食べやすい味にまとまっていて、おいしくいただけました。 が、まとまっているというところが逆にインパクト不足という側面にもなるわけで、カレーは奥深いものです。
それでもパスタやリゾットも試してみたい気にはなりました。

CASTELLO特製イエローカレー 950円

10/27 ルンビニ

(富士見)

Dランチ(チキンジャイブーリ) 千葉の中心街におけるインド料理専門店の草分け的存在のルンビニにやってきました。 前回の訪問から8年8か月、値段こそ少し上がりましたが食べ放題のランチも健在です。
多くのお客さんが食べ放題を注文していく中、そこまで食べられないお年頃のワタクシとしては、カレー1種のDランチにしておきました。 チキンジャイプーリはブラックペッパーベースでベリーホットの辛いカレーとのことでしたが、普通においしくいただきましたよ。
このお店がオープンした20年近く前と違って、インド料理店があちこちにできて日本人のインド料理スキルも向上した今、目新しさこそありませんがいまだ千葉の中心で頑張っているようです。

Dランチ(チキンジャイブーリ) 750円

10/28 九龍(閉店)

(栄町)

日替わり定食(ニンニクの芽と豚肉細切り炒め) 界隈では安定した人気の中国料理店九龍に久しぶりにやってきました。 時間に余裕がなかったので、早く出てきそうな日替わりランチを即決で注文です。
ちょうどいい味付けの濃さとボリューム感のあるおかずで白いごはんがもりもり進みます。 さっとたのんでさっと食べて満腹で退店。忙しい空腹ビジネスマンの強力な味方ですね。

日替わり定食(ニンニクの芽と豚肉細切り炒め) 700円

10/29 ジョナサン千葉中央駅前店(閉店)

(富士見)

ヘルシー日替わり和膳6(とうふハンバーグてりやきおろし) 千葉中央駅前のジョナサンで「ヘルシー日替わり和膳」という品をたのんでみましたよ。
ファミレスで日替わりは一番お得なメニューというイメージがありますが、やはり和膳は高くつくのでしょうか、税込みだと853円とそこそこの金額になってしまいます。
味こそまあまあですが、ヘルシーを前面に出しすぎて、さすがに少し物足りない感じです。 おばあさん向けですかね・・・

ヘルシー日替わり和膳6
(とうふハンバーグてりやきおろし) 853円

10/30 スリクリスナ蘇我店(閉店)

(南町)

Aセット(ベジタブル) 周りはお酒を出す店ばかりで、こんなところでランチ営業?というような場所にインド料理店スリクリスナがありました。
ランチメニューは11種類のカレーから1〜2種選ぶというよくあるパターンです。 ナンとミニサラダがつくAセットにしてベジタブルカレーを3辛(普通)でたのんでみましたよ。
ひと口食べてみると程良くスパイシーでけっこういけるかな、と思い、さらに食べてみると、具にコーンが入っているのは珍しいなと思いました。 さらにさらに食べ進むと波形にカットされたニンジンとグリーンピースも入っています。 ん・・・?コーン、ニンジン、グリーンピースとくれば、アレじゃないですか・・・? スーパーで売ってる冷たくて便利なアレ。 なるほど、これは確かにベジタブルカレーですよ、でもその発想はなかったわー。 斬新なベジタブルカレーにある意味感心しました。 

Aセット(ベジタブル) 700円