2013年10月

  

10/1 おんじゅく丸(閉店)

(新千葉)

ネギトロサーモン丼 以前、都町にあったお店が千葉駅近くに移転してきた。
テーブルや椅子などの什器もそのまま居抜きのため、開店間もないにもかかわらず店内は風格ある老舗居酒屋の雰囲気に満ちている。
「お魚屋さん居酒屋」を名乗るだけに、海鮮ものを中心としたメニューは豊富で迷うが、本日のサービスランチとされていた、ネギトロサーモン丼をたのんでみた。 わずか600円の海鮮系丼と侮る事なかれ、たっぷりの具でそれなりに満足できた。

ネギトロサーモン丼 600円

10/2 やきや

(長洲)

担々和らぁめん こってりしていないラーメンを食べたくなる年頃なので、やきやに足が向かいます。 出汁の利いたスープに青梗菜と肉味噌が乗った担々和らぁめんを初めてたのんでみましたよ。 スープのおいしさは相変わらずでそのまま飲むには申し分ありません。
が、具の青梗菜とからむには少々弱いかなぁ。

担々和らぁめん 700円

10/3 奈桜

(長洲)

日替わりランチ かつてこの場所には「旬菜なが野」という日本料理のお店があり、ランチ営業をしていた時期もありました。 2013年、その場所に旬彩和膳奈桜(なお)というお店がオープンしました。
引き戸に貼り紙があって、遠目には何かのお知らせのように見えますが、これがランチメニューなのでした。 「秋をしつらえてお待ち申し上げます」と流麗な筆致で手書きされたお品書きに期待感を高めて引き戸を開けました。 カウンター9席のほかは座敷の席で、それなりに埋まっているようでした。 カウンター席に案内され、日替わりランチを注文してみました。 本日の日替わりは豆腐カツとマグロ刺身。 豆腐カツは、豆腐を薄い豚肉で包んで揚げたカツにとろみのあるあんがかかっている手の込んだ一品で、やさしい味付けながらごはんに良く合います。 こういう日替わりを出してくれるなら通いたくなります。(通っているお店はありませんが・・・・)

日替わりランチ 850円

10/4 一蘭千葉出洲港店

(出洲港)

天然とんこつラーメン+追加ネギ あの博多ラーメンの一蘭が駐車場完備の郊外型店舗をオープンさせました。 場所は国道357号上り線の出洲港、もとサイゼリヤ出洲港店の跡です。
ラーメンにしては単価が高いし、繁華街型のお店だとばかり思っていましたが、郊外型はどうでしょうか・・・。
この日はオープン間もないということもあって、けっこうな混雑でした。 とはいえ、味集中カウンターのおかげか回転は速いので待ち時間は短くて済みました。
ラーメン+追加ネギの食券を890円で購い、空いているカウンターに座って好みをシートに記入して提出します。 しばらくして運ばれてきた丼は、せっかく追加ネギを奮発したのに4倍増しというほどネギが多く見えないのが残念でした。
一蘭のラーメンは何度食べても良くできたラーメンだな、と思うけれど、冷静に考えて890円も出せばずいぶん気の利いた定食が食べられるなあとも思うわけで。

天然とんこつラーメン+追加ネギ
790円+100円

10/8 養老乃瀧千葉公園店

(弁天)

アジフライと串カツ定食 弁天町の長寿庵が閉店し、新たにオープンしたのは居酒屋チェーンの養老乃瀧だった。
ともあれ、ランチ営業もあるので行ってみましたよ。
空いていたテーブル席に座り、まずはランチメニューをチェックしてみた。 手書きの定食メニューが用意されているのは居酒屋ランチの定番だけど、それとは別にそば屋さんみたいなお品書きが置いてある。 このランチメニューだけ見ると居酒屋というよりそば屋色が色濃いのである。 長寿庵がフランチャイズで養老乃瀧を名乗ったということなのかしら・・・。
確かに、養老乃瀧はチェーン店にしてはフランチャイズ店のメニュー自由度が高いらしいので、昼は長寿庵時代と同様、おそばが食べられるようにしたようだ。
なるほど、とは思ったけれど注文したのはアジフライと串カツの定食だ。
この日店内に流れていた「そして神戸」、「本気かしら」などの昭和歌謡をBGMにいただくアジフライに串カツは、無難にうまかった。

アジフライと串カツ定食 780円

10/9 大紅袍(閉店)

(中央)

大紅袍黒酢スブタセット 高級中華を標榜していた「福来園」がリニューアルして、中国料理「大紅袍」として再オープンしました。 伝説的な超高級中国茶の銘柄「大紅袍」の名を店名に戴き、高級感を一層高めて捲土重来を期すようです。
店員に案内され、静かで落ちつく雰囲気のテーブル席につき、メニューをひととおり確かめました。 1000円以上から各種揃うグランドメニューの一品料理は、ランチタイムにはライス、スープ、デザートが付いてくるというサービスがあるのが興味深く、 思い切って、アワビの姿煮(3780円)など注文してみるという暴挙も可能だけれど、そこは冷静に考えて、2種類用意されていたランチセットから酢豚のセットを注文してみましたよ。
黒酢のせいで料理の色味は全体に地味でしたが、前菜の四川風冷や奴のタレの麻辣感はとても本格的で深いおいしさがあるし、酢豚の揚げ方、黒酢あんのバランスもちょうど良く、わかりやすくハイグレードな料理、という感想でした。
ランチのセットだけでも高級中華の片鱗は十分感じ取ることができました。

大紅袍黒酢スブタセット 1080円

10/10 アンテシモ(閉店)

(中央)

Aランチ
Aランチ
Aランチ
リストランテ「モン・クール」として、高級路線で営業してきたお店がようやくリニューアルオープンしました。
モン・クール時代と変わらない洒落たインテリアはそのままに、洋食をメインとしたお店として生まれ変わっています。
4種類用意されたランチは800円から980円と手頃な価格帯に設定され、以前よりもだいぶ気軽に利用できるようになりました。
この日注文したのはAランチの肉料理です。 まずは洒落た器に入った本日のスープ(5種の野菜のスープ)とサラダが運ばれてきました。
スープは塩分を控え過ぎだけど、自然な味わいで好感の持てる味でした。 そしてメイン料理です。豚バラの肉巻きがきれいに盛り付けられ、塩麹風味がライスによく合います。
手の込んだ料理に食後のデザートまでついたミニコースの形式で、この雰囲気での1000円未満のランチはおすすめでしょう。

Aランチ(肉料理)豚バラ肉と牛蒡・長ネギ塩麹マリネのグリル 900円

10/11 ベッラベーラ千葉中央店(閉店)

(富士見)

ほうれん草入り和風かき玉スパゲティ 2013年9月限りで魚や一丁が閉店し、系列店の洋風居酒屋ベッラベーラがオープンしました。
ランチ営業はスパゲティ専門で、M/L/LLサイズどれでも同価格を大々的にアピールしています。 麺の増量が無料のお店はラーメン店ではときどきありますが、スパゲティでは珍しいシステムです。
約30種のバリエーションがあるメニューの中から、和風かき玉スパゲティという見慣れない品が目に付いたので、ほうれん草入りでたのんでみましたよ。 要するに鰹と昆布のダシを利かせた和風の味付けのカルボナーラということです。 また、せっかく麺の増量が可能なシステムなので、Lサイズにしてみました。
写真ではわかりにくいですが、Mの1.5倍量の300gあるLサイズでも、かなりこんもりと盛られ、ボリューム十分です。 スパゲティをしっかり食べたい、というニッチな需要に応えるシステムですので、お好きな方はぜひどうぞ。

ほうれん草入り和風かき玉スパゲティ(L)
890円

10/17 ゆるり(閉店)

(中央)

海鮮かき揚げ天丼 少し前まで「瑞箸」というお店があった場所にオープンしたお店です。 2013年9月のオープンからひと月ほど経過し、ランチ営業を始めたようなので行ってみました。
日替わり、焼き魚、生姜焼き、唐揚げ、海鮮丼といった居酒屋ランチの定番メニューが揃っているのを店頭で確認してからお店に入ると、レイアウトは以前のお店と変わっておらず、向かって右側にある長いカウンター席に腰をおろしました。
注文したのは日替わり定食の海鮮かき揚げ天丼です。 海鮮かき揚げ天丼がわずか750円とはお得かな?と思ってたのんでみたのですが・・・。
丼つゆがかなり少なく、もったりとしたかき揚げをかじってみたら、鶏肉のような食感の肉が入っていました。 肉?おかしいな?と思いきや、それは肉ではなく、魚の角切りなのでした。この発想はなかったわー。 確かに海鮮ではあるけれど、これはちょっとナシでしょう。
少し歩けば安くてもっと気の利いた定食が食べられるという現実は重いのではないでしょうか。

日替わり定食(海鮮かき揚げ天丼) 750円

10/18 らーめん鐵千葉分店

(中央)

中華そば 「旨みこってりらーめん」を標榜しているお店ですが、敢えて中華そばをたのんでみましたよ。
このお店の特徴である背脂がまったく乗っておらず、あっさりした仕上がりの中華そばですが、背脂の甘み、旨みが抜けた分、どうしても腑抜けた味になってしまいます。
脂という漢字が、にくづきに旨いという字で成り立っているのは意味があることなのですね。

中華そば 680円

10/22 王様のイス(閉店)

(富士見)

ドライカレー エレベータを4階で降りると、そこはもうきらびやかな別世界でした。
ゴージャスという言葉の意味をはき違えてやしませんか?と言いたくなるような、ただひたすら派手で品のないインテリアは一見の価値はあるでしょう。
ランチメニューは日替わりが1000円で、ほかに1200円のメニューが揃います。 この日の日替わりは豚の角煮定食でしたが、なんとなくドライカレーにしてみましたよ。
ドリンクバー、サラダバー、デザートがついているとはいえ、このドライカレーで1200円はどうかなあと思いましたが、派手なインテリアを見るための入場料がいくぶん含まれていると思えば納得かしら。

ドライカレー 1200円

10/23 ラーメン豚珍館(閉店)

(星久喜町)

中華ラーメン+餃子 京葉道路の側道で、以前「めしのかずさや」があった場所の近くにラーメン店がオープンしていた。
簡素な建物の壁には国道からよく見える大きな文字で「らーめん館」と書いてある。 余裕のある駐車場にクルマを駐めて、店に入ってみた。
壁面には麺類から定食からつまみ類に至るまでお品書きが満艦飾に張り出され、カオスな様相を呈していた。 どうしたものかと考えながらカウンター席に座ってみたら、写真付きのわかりやすいメニューも置いてあった。 さて、これはいったい何をたのむべきか・・・。
迷ったときの定番、メニューのいちばん左上に書いてあった中華ラーメンに餃子をつけてみた。 ラーメンはスープも麺も既製品的な感じだが、ザク切りの玉ネギがいいアクセントになっている。 餃子はまあまあだ。
クルマを駐めてテキトーに腹をふくらませようというくらいなら、必要十分ではあります。

中華ラーメン+餃子 600円+220円

10/24 サルーテ(移転)

(新宿)

ランチA 千葉中央駅からは少し離れた繁華でない場所にイタリアンのお店「サルーテ」がオープンしました。 市川(小岩・船橋)で人気のお店が千葉に進出という触れ込みですが、居抜きの店舗なので新しいお店にもかかわらず風格のあるインテリアです。
店頭のランチメニューによれば、メイン料理に加え、サラダ・パスタを1回だけセルフで盛るプレートがついて980円+税とのことで、さっそくたのんでみましたよ。 メイン料理が来る前に、お皿にパスタやらサラダやらをセルフで盛り込みます。 パスタが2種、米料理にサンドウィッチまで盛ってしまうという欲張りなお皿のできあがりです。 大皿に盛られたパスタは冷めてしまっていますが、ボリュームたっぷり食べたい向きには楽しい趣向でしょう。
そしてアツアツの鉄板でメイン料理がでてきました。 きのこのソースが適度に濃厚で、なかなかおいしい、そして満腹。
立地は微妙ですが、楽しげなお店です。

ランチA(チキンのやわらか煮きのこソース)
1029円

10/29 Zao(閉店)

(新千葉)

マルゲリータ かつて千葉駅西口のすぐ横に「蔵王」というお店があった。 それを覚えている人は、自分を含め相応の年齢だと思うが、昔、夜はソーセージに生ビールというのも可能だったような記憶がある。 そんな蔵王がZaoとなって千葉駅西口に戻ってきた。
西口再開発ビルのウエストリオ3階で、駅の改札と同レベルのフロアだ。 シンプルな店構えの自動ドアを開けて店内に入ってみると思ったよりもスペースが狭い。 ランチセットはピザが各種用意されていたから、ど定番メニューのマルゲリータにしてみましたよ。
バジルの香るトマトソースがもっちりとしたピザ生地に乗るマルゲリータは、食べやすく,シンプルにおいしかった。

ランチセット(マルゲリータ) 1400円

10/30 真味香(閉店)

(蘇我)

五目ラーメン+Aセット 少し前までは別の中華の店(龍龍蘇我店)だったのが、今度は台湾料理「真味香」というお店になりました。 店内はほぼ以前のままで、広いフロアに余裕のテーブル配置です。
メニューは定食が各種と刀削麺をメインにした多数の麺類が揃っています。 台湾料理を謳っているのに刀削麺推しというのも意外な気がして、普通の麺の五目ラーメンに半炒飯とミニサラダと杏仁豆腐がついてプラス50円というお得なAセットにしてみました。 530円と廉価なわりには具だくさんの五目ラーメンと、半炒飯といいながら、けっこう量があるチャーハンでかなりの満腹になりました。 安くてたくさん食べられる良心的なお店のようです。
箸袋には「博鵬軒」(江戸川区中央)の名が併記されていました。

五目ラーメン+Aセット 530円+50円

10/31 東昇酒家中央店(閉店)

(中央)

ランチB(カニ玉定食) 深紅の真新しい看板もまばゆい東昇酒家中央店が栄町通りにオープンしました。 失礼ながら富士見町にある東昇酒家が支店を出すほど繁盛していたとは知りませんでしたよ。
この日、4人掛けのテーブル7卓の店内は徐々に来客が増え、相席が出始める程度の混雑具合です。 店頭に書いてあった手書きのランチ定食3種の中からカニ玉の定食をたのんでみました。 塩加減は程良く、うま味調味料がしっかりと利き、仕上がりはふんわりとしたカニ玉は、ごはんのおかずとして無難においしい仕上がりです。
こういう無難なおいしさというのが意外に大事なことなのです。

ランチB(カニ玉定食) 690円