2013年2月

  

2/1 cafe carpool(閉店)

(松波)

本日のごはん 西千葉駅北口の交差点そばに、かつて「平凡」という名のそば処がありました。 年季の入った店構えが印象的でしたが、数年前に閉店し、その古い建物がリノベーションされてカフェがオープンしています。
エクステリアは比較的落ちついたものですが、一歩店内に入ると、そこはもう絵本の中のメルヘンの世界でした。 この世界には穢れなき少女こそがお似合いであり、自分など完全に異世界からの闖入者です。 でも、そんな自分をも拒まず受け入れてくれる懐の深いメルヘン世界のようなので、テーブルにちんまりと座って、本日のごはんをいただきました。
お店の雰囲気と共鳴したやさしい味の料理をトーストに乗せ、しばしメルヘンの世界へとショートトリップ!

本日のごはん(3種のきのこのデミクリームソース煮) 890円

2/4 和の彩ん(閉店)

(中央)

特製長又味噌ラーメン 前回訪問したのは2009年11月です。 その後、ランチ営業を休止していた期間がありましたが、再びランチ営業が始まり、メニューの方も以前とはだいぶ変わっていました。 店頭のホワイトボードにランチメニューが書かれていて、特に目を引いたのが「和食屋なのにラーメン? 一度お試しください!」との煽りが目立つ「長又味噌ラーメン」。 さっそく入店し、件の味噌ラーメンを発注しました。店内のメニュー説明によれば、「長又」は房州の千倉の海底に繁る海藻で、その煮汁で練り上げた麺を使っているのだそうです。 そんな独特な製法の麺が入った味噌ラーメンは、さほど脂っこくないわりには濃厚な旨み十分の秀作で、麺も特に海藻臭いこともなく、和食屋にして意外性十分のメニューでした。

特製長又味噌ラーメン 700円

2/5 長寿庵(閉店)

(南町)

ラーメン 千葉市中央区には「長寿庵」の屋号のそば屋が4軒ある。 その中でも、院内町の長寿庵は、素朴な中華そばの意外なうまさが密かに評判を呼んでいる。 院内の店のほかにも中華そばを出す長寿庵がある。南町の長寿庵だ。
そば屋にしては珍しいカウンター席に座し、「ラーメン」と注文した。 茶色のスープにナルトとシナチク、チャーシュー1枚は、いかにもそば屋の中華そばだが、やや多めの脂が浮き、少量の水菜が異彩を放つ。 まずスープを飲んでみた。予想し得ないスープの熱さで口内の粘膜が一発でやられた。 調味料がやや強めだが、ゴマ油の風味が香るスープは、素朴プラスひとひねりという感じでそれなりにおいしかった。 そば屋の中華そばも、探ってみればいろいろ面白そうだ。

ラーメン 550円

2/6 いね

(長洲)

日替わり定食(鮭カマ醤油焼き) 本千葉駅と県庁の間を結ぶ裏路地にひっそりと佇むお店、「いね」。 前回のランチレポートが2002年7月なので、なんと11年ぶりの紹介ということになる。 うなぎ、天ぷらのほか各種定食がそろうお品書きは、うなぎの価格のほかは11年間ほぼ変わっておらず、その安定感は抜群だ。 いい感じに煤けた雰囲気のカウンター席で、本日の日替わりの鮭かま醤油焼きをお願いした。 しばらくして配膳されてきた鮭かま焼きは、見事だった。 脂に醤油の香ばしさが加味され、柔らかくほどけていく絶妙な焼き加減の鮭かま。 おかみさんの気の利いた接遇も心地よく、要すれば、「いいお食事処」のひと言に尽きる。

日替わり定食(鮭カマ醤油焼き) 750円

2/7 京あかり

(弁天)

松花堂弁当 以前この場所で営業していた「鮨玄武」の場所に居抜きでオープンした「京料理」を標榜するお店です。 モダンなインテリアもほぼ以前のままですが、誂えたように新しいお店にハマっています。
京料理を標榜するくらいだからと期待して、思い切って松花堂弁当をたのんでみましたよ。 さすがに手の込んだ品々がいろいろ盛られ、満足感はかなりのものでした。 欲を言えば、器が松花堂用のものではないなあとか、お造りが解凍直後に過ぎるとか、お椀の若竹の季節感への若干の違和感とかもありましたが、 明るいご主人を中心に醸し出されるお店の雰囲気も良く、なかなかいい穴場のお店ではないでしょうか。

松花堂弁当 1890円

2/8 末広家

(末広)

ラーメン かつては行列ができることも多かった末広家も、今はだいぶ落ちついている。 家系のお店が増えた現在においては、かつてのオンリーワンの存在ではなくなったということだろう。 今くらいの混雑度は客としては歓迎すべきことでだ。 スルッと入店し、スルッと注文し、久しぶりに食べてみれば無難においしいラーメンでした。

ラーメン 700円

2/12 生香園千葉駅ビル店(移転)

(新千葉)

五目うま煮そば 千葉ステーションビルの本体はすでに取り壊されてしまったが、別館はいまだ健在だ。 その別館にある生香園を訪れた。 寒かったので温かい麺のメニューから五目うま煮そばを注文してみた。 ひと目見ただけでわかるあんかけの濃度の濃さ! うま煮そばは、スープとあんが混ざり合った相乗効果を楽しみたいメニューと思っているので、あんが濃すぎるのは歓迎できない。 そして、食後の口内がギスギスする。

五目うま煮そば 800円

2/14 さくら(閉店)

(神明町)

かつ煮定食 今や珍しくなった純然たる大衆食堂「さくら」を訪れた。 店内に張り出されたたくさんのメニューの中の「かつ煮定食」に目が留まった。 「かつ煮定食・・・たまにはいいかな・・・。」程度のきっかけでたのんだわけだが、これがおいしかった。 これ以上ないちょうど良さの甘辛いタレと玉子にからまるカツは、ごはんのおかずとして理想的だ。 カツ丼もいいが、白いごはんをバクバク食べるのもまた、良い。

かつ煮定食 850円

2/15 佳香坊(閉店)

(富士見)

タンメン この場所は2004年頃に「華生楼」という名のお店がオープンし、2010年に慶華楼へと改称し、さらに2013年、佳香坊という店名に変わり現在に至る。 店名こそ変われど、メニュー構成はあまり変わっていないので、ただ店名を変えただけのようだ。
冷たい雨が降りしきる中店までたどり着いたので、タンメンで暖をとろうと企てた。 白いスープに野菜がたっぷり乗った姿はおいしそうに見えたが、野菜もスープもぼんやりとした味付けで、トータルで味の締まりがないようだ。 タンメンの味付けは濃いめの塩が要諦だということがよくわかった。

タンメン 680円

2/18 龍龍蘇我店(閉店)

(蘇我)

肉もやしラーメン(醤油)ランチセット
肉もやしラーメン(醤油)ランチセット
国道沿いだけど、国道から見えない微妙な立地に、大網に本店がある中華のお店がオープンした。 店内は居抜きなのか、中国料理店には見えない配置だ。 ランチメニューはお決まりの定食もあるし、多くの種類が揃う麺料理や一品料理もランチセットにすることができる。 麺料理は定価そのままで、ランチタイムにはミニチャーハンがつくセットになるわけだ。 そこで、肉もやしラーメンセットをたのんでみましたよ。 パンチの効いた濃厚な味付けのラーメンはなかなかイケるものでした。

肉もやしラーメン(醤油)ランチセット 750円

2/21 春木屋亀井町支店

(亀井町)

箱そば 店内で食べる人はさほど多くないけれど、出前はけっこう多いようです。 そんな春木屋の亀井町支店でも箱そばをたのんでみましたよ。
のりかけタイプのそばと、猪口にはウズラの玉子が入っている標準的な姿の箱そばです。 ダシが利きつつも、かえしのまろやかなツユに、キリッとしたそばが合います。
要するにおいしかった(小並感)。

箱そば 750円

2/22 ポルトイタリアーナ(閉店)

(中央港)

パスタランチ(千葉県産色んなお肉とポルチーニ茸のボロネーゼ) ポートタワーこそ、そこそこの知名度があるものの、平日の千葉ポートパークは人もまばらです。 以前この場所には「レストハウスパテオ」という軽食堂がありましたが、合理化され自販機のみの営業という寂しい状態でした。 昨年の秋、そこに敢然とオープンしたイタリア料理のお店です。 広々としたスペースにゆったりしたテーブル配置で、海は少ししか見えませんが明るくて気持ちいい雰囲気です。 ランチメニューは、パスタ(5種)又はピザ(4種)のセットとミニコースも揃う本格的なもので、公園内の軽食堂のイメージはまったくありません。 運転の必要がないのであればワインでも傾けたいところですが、水で我慢しつつ、パスタメニュー5種の中から千葉県産食材を使ったボロネーゼのランチをたのんでみましたよ。 濃厚な肉と茸の旨みが絡み合う濃厚なソースが秀逸なボロネーゼはパスタ自体のボリュームもしっかりあって、満足度は十分でした。 この内容ならば、公園を訪れる人をただ待つのではなく、料理で人を公園に呼び込むこともできるのではないでしょうか。

パスタランチ(千葉県産色んなお肉とポルチーニ茸のボロネーゼ) 1250円

2/25 丸新(閉店)

(新千葉)

丸新ラーメン そば屋のラーメンを食べてみようシリーズ(仮)です。 ここ丸新さんでは、味噌、わかめ、野菜、丸新の4種のラーメンがお品書きに並んでいます。 やはり最初にたのむのは店名を冠した「丸新ラーメン」でしょう。 というわけで、どんなラーメンかまったく予備知識無しにたのんでみましたよ。 しばらく待って運ばれてきたラーメンは、「あんかけ塩タンメン」とでも呼んでいいようなビジュアルでした。 できたてのあんかけは尋常じゃない熱さで、体が一気に温まります。 鶏ガラ風味に肉と野菜を調味料で炒めた旨みが乗っかったスープは独特なおいしさでしたが、醤油味のスープも食べてみたかったかな。

丸新ラーメン 700円

2/27 福寿し千葉中央店

(本千葉町)

日替わり定食A(イカのピリ辛みそ焼き・マグロ刺身) 冷たい雨の降る寒い日でもカウンター席は埋まり、奥の座式もにぎわっていました。 すっかり界隈の人気ランチスポットになった福寿しを訪れたのはなんと8年ぶりなので、ほとんど初訪問と言ってもいいレベルです。 お寿司屋さんなので握りやちらしのセットもありますが、人気は鴨川直送の魚を使った鴨川丼と、3種用意された日替わり定食のようです。 日替わり定食の500円ポッキリという驚きの値段に感心しつつ、A定食をたのんでみましたよ。 A定食は、イカ焼きとマグロ刺しのおかずツートップとアラ汁、そして意外においしいごはんという構成で、500円で食べられるレベルを大きく超えています。 この内容と値段なら、ヘビロテにも十分耐えられることでしょう。

日替わり定食A
(イカのピリ辛みそ焼き・マグロ刺身) 500円

2/28 しん

(中央港)

しょうが焼き定食 京葉線のガード下の居酒屋ランチです。 千葉みなと駅周辺では数少ないランチスポットで、それなりに人が入っているようです。
メニューは居酒屋ランチによくある各種定食がそろっていたので、間違いなさそうな生姜焼き定食をたのんでみましたよ。 濃いめの味付けのバラ肉の生姜焼きは、ごはんに合わないわけがありません。 要は、まあまあうまい。 ただ、これで800円はちと高いか。
女性なら100円引きだそうですが・・・。

しょうが焼き定食 800円