2011年7月

  

7/1 東北一品香(閉店)

(春日)

日替わり定食(ニラと玉子の炒め) お店の外観は、以前「香港中華街」だった頃とほとんど一緒だが、電話番号が微妙に違うし、メニューも若干異なるので単なる店名変更ではないようだ。その実態はよくわからない。 店員の日本語能力は相当に怪しく、中国人の溜まり場みたいな場所になっているが、店内の造りは以前と大きく変わったところはなさそうだ。 空いていたテーブル席に座りメニューを眺めても、特別に興味を引かれる品はなかったので、500円と安い日替わり定食をたのんでみた。 化学調味料多めのニラ玉炒めはまあまあだが、丼にたんまり盛られた白飯が、これはまたどうしたものだろうか。 何をどうすればここまでまずく米を炊けるのか、と尋問したくなるほどのしろものであり、我ながら希有なことだが、ついにごはんを残してしまった。 安いことはいいが、それでも日本人の常識の範囲内での営業をしていただきたいものである。

日替わり定食(ニラと玉子の炒め) 500円

7/4 千葉らぁ麺

(川崎町)

あっさりらぁ麺 アリオ蘇我のフードコートがリニューアルされ、いくつかの店舗が入れ替わりました。 麺類の店が多すぎる気がしますが、アリオ蘇我の客層のなせる結果ということなのでしょう。
さて、この「千葉らぁ麺」は「千葉県活性化飲食店」を標榜し、食を通じて千葉県の地域活性化を図り、千葉県の新たな魅力をアリオ蘇我から全国に向けて発信するという、気宇壮大なコンセプトのもとオープンしたお店なのです。 その意気や良し、さっそく千葉県活性化の一翼を担うべく、あっさりらぁ麺を食べてみました。
あっさりというほどにはあっさりではないスープはやや甘めのまろやかな味で、何の違和感もなく細麺との相性は良好です。 この甘めのスープにヤクミのタマネギと粗挽き胡椒がいいアクセントになっています。 特徴がないように見えて、その実、個性的で好感が持てるラーメンでした。 このラーメンがなぜ千葉県の活性化なのか?それは、千葉の醤油、千葉の小麦、千葉の野菜を使用しているからだそうです。 いい心意気じゃないですか。自分も県産品を愛用しなければ・・・。

あっさりらぁ麺(大) 680円

7/6 どさんこ

(生実町)

ラーメンセット 「どさんこ」という店名からは札幌ラーメンの店を想像するけれど、メニューを見ると麺類、丼・御飯物に加えて多くの一品料理メニューがそろった大衆中華料理店なのです。
カウンターに腰掛けて目の前に置いてあるメニューをにらみつつ、周囲の客が食べている品をチラ見した結果、セット&定食のジャンルからラーメンセットをたのんでみました。
ラーメンは魚介ダシがほんのり香るシンプルなスープがうまい醤油ラーメンで、なかなかの好感触。 さらにセットの餃子も肉汁たっぷりのジューシーな具がたくさん入っていて、これはうまい。 さらにそれだけでなく、これにライスまでつくボリュームで750円のお得感もあります。 営業車で乗りつける男性客が多いのもうなずける味とボリュームと手頃な価格でした。

ラーメンセット 750円

7/7 千花(閉店)

(中央)

日替わり御膳(うな玉丼) 高尾」が撤退してしばらく空き家になっていた三井ガーデンホテルの2階の和食レストランとしてまる1年ぶりに、(株)ドリームプロジェクトが展開する新日本料理「千花」(せんか)がオープンしました。 この会社は2011年6月だけで新店舗を3軒もオープンさせるという勢いで、この勢いがいつまで続くかわかりませんが、千葉市の活性化には良いことです。
案内されて静かで落ち着いた雰囲気のテーブル席に通され、メニューを眺めます。1200円〜の定食(御膳)メニューが数種類のほか、10種類の料理から2品を選択する「選べるランチ」があります。 選べるランチはかなりそそられたけど、あまりに迷って選びきれず、結局、日替わり御膳をお願いしました。 カツオだしに山椒の香りがする味噌汁は上等で、茶碗蒸しも上々でした。それらに比してメインのうな玉丼はやや凡庸でしたが、雰囲気よし、味もまあまあ。 日本料理のお店が減る中、店の選択肢が増えるのは大いに歓迎です。

日替わり御膳(うな玉丼) 1200円

7/8 鮨伊豆屋

(南町)

サービスランチ(にぎりすし)
サービスランチ(にぎりすし)
新しい一戸建ての民家にしか見えないが、竹垣の向こう側にノレンがかかっているのだ。 店内は非常にシンプルで清潔感のあるつくりで、大きな一枚板のカウンターが目立つ。そこに常連風の上品なご婦人が2人。 そのカウンターの一隅に座してランチのにぎりを注文した。
目の前にはガラス張りの冷蔵ショーケースなどもなく、つけ場がそのまま見渡せる。ネタは木製のネタ箱に収められており、注文の都度ネタを取り出して捌く様子からも、期待は高まっていく。 一人前揃ってから供された握りは、まず見た目が美しい。
白身は昆布締めの鯛で、柚子の香り高い煮きりが塗られ、軽やかで引き締まった旨さだ。小柱や穴子はとても安価なランチのネタとは思えない仕事ぶりで、大いに堪能させていただいた。

サービスランチ(にぎりすし) 1000円

7/11 猿家千葉店(閉店)

(新宿)

若鶏の唐揚げライス 石積み風の奇抜な外観の建物の1階はパチンコ店で、2階は少し前までダーツバーだったが居酒屋がオープンし、ランチも始めていた。 黒を基調としたインテリアに控えめな照明なので、完全に夜の雰囲気であるが、全品500円のお手軽ランチメニューが6種類揃う。 客席と店員の動線が完全に別になっている変わったテーブル配置で、回転寿司のレーンの代わりに店員が歩いて料理を持ってくる、という説明がぴったりだろう。
特にビジョンもなく、いちばん上に書いてあった若鶏の唐揚げライスをたのんでみた。 ワンプレートに唐揚げとサラダ、そして皿盛りのライスだけ。汁ものはつかないから定食と呼ばないのだろうか。
500円は安いが、値段相応のチープなランチともいえよう。ただ、近くの専門学校生の食堂としては十分に機能しているようだ。

若鶏の唐揚げライス 500円

7/13 DECOBOCO千葉パルコ店(閉店)

(中央)

本日のおすすめセット(つけめん) パルコ8階にあった韓国料理「五湯道」が業態を変更し、アジアンダイニングとして店名も新たにリニューアルオープンしました。
韓国料理だけでは立ち行かなくなったのかどうかは知りませんが、今度のお店のメニューを見るとタイ7、中国5、日本3、ラオス、ベトナム、韓国、マレーシア、インドが1の割合です。
8か国にわたる幅広いメニューを眺め、考えあぐねた結果、本日のおすすめという安易なメニュー選択に至りました。 ニンニク油がまぶされた細麺を八角の香りが強い中華風のつけだれにつけていただくという独特なつけめんが本日のおすすめです。
後味にニンニクの香りが強く個性的な味でしたが、こういうの嫌いではないよ。

本日のおすすめセット(つけめん) 680円

7/15 一億(閉店)

(中央港)

冷やし中華 蒸し暑さが半端ない中、千葉みなと駅近くの京葉線ガード下にある一億にやってきた。
店内はエアコンが効いてはいるが、体のほてりは収まらない。
こんなときに注文するのは冷やし中華以外にはなかった。シンプルでオーソドックスな冷やし中華、まさに夏の味覚である。

冷やし中華 750円

7/19 ほてい家(閉店)

(本千葉町)

Bランチ
Bランチ
千葉を代表する老舗レストランのほてい家さん。ランチでの訪問は実に8年ぶりですが、そのときと全く同じように、ヴェテランの給仕さんがテーブルまで案内してくれました。
メニューを眺めると単品メニューも非常に魅力的で何を食べようか迷います。迷ったあげくに無難なランチセットにしました。
Bランチは、ガーリックスープ、カジキのワイン蒸しトマトコンカッセソース、煮込みハンバーグ胡麻ソース半熟玉子添え、サラダ、パンorライス、コーヒーのコース料理です。 まずカジキ。鷹の爪が利いて少し辛めのソースが合っておいしい。コンカッセ(粗挽き)のトマトの食感もいいようです。 煮込みハンバーグは、丸ごと入った半熟ゆで卵と、なみなみ注がれたソースに9割がた沈埋したハンバーグに添えられた青ネギのせいで、ビジュアル的にはモツ煮込みかおでんのようで、若干奇異ではありますが、コクのあるゴマソースが胡椒の利いたハンバーグにからんでパンチのある味わいを醸し、 さらに半熟卵も加わって、これがライスと合わせるにはぴったりでした。

Bランチ 1260円

7/20 福々亭(閉店)

(富士見)

福々亭 千葉駅前の繁華街にある福々亭を久しぶりに訪れた。
猛烈に暑いこの時期、やはり冷やし中華が食べたくなる。ここの特選冷やし中華は、酢の利いたゴマだれがおいしいのは良かったが、麺がほぼ常温で、全然冷たくなかった。
いくらなんでももう少し冷やしてくれないと、冷やし中華じゃなくて「ぬる中華」になっちゃいます。

特選冷やし中華 580円

7/21 粋や(閉店)

(富士見)

塩らぁ麺(中) 魚介豚骨スープのつけ麺と金目鯛塩タレを使った塩らぁ麺がこのお店の2大看板メニューでしょう。
昨年(2010年10月15日)訪問したときにつけ麺をいただいたので、今回は塩らぁ麺をたのんでみました。
黄金色で透明感のあるスープは見た目が美しく、強めの塩ダレにふわっと香る魚介系の香りが好ましい。 細めの麺もスープにマッチして、中盛りにして良かったなと思います。
別皿で出された魚の粉末(甘くない桜田麩のようなもの)を加えると、これまたひと味違って最後まで楽しめました。

塩らぁ麺中盛り 760円

7/22 CROSS ONE 千葉医療センター店

(椿森)

チキン南蛮定食 現在は国立病院機構千葉医療センターという名称ですが、以前の「国立千葉病院」です。低層の病棟がなくなったあとは広大な駐車場となり、正面玄関は門からかなり離れた場所になります。 食堂は1階にあって、まだ建物も新しいので簡素な作りながら明るい雰囲気です。 入り口の前に写真入りのメニューが掲示されていて、カレーや丼物、麺類に定食という、産業給食にありがちなメニュー構成が確認できますが、 なぜだかチキン南蛮(宮崎)、シシリアンライス(佐賀)と九州地方色の強いメニューが潜んでいます。 チキン南蛮の食券を厨房に提出し、しばらくたって席まで運ばれてきたのは、どうみても唐揚げ定食ですが、店員のおばちゃんは「チキン南蛮お待たせしました〜」と言ってたし、唐揚げのかたわらにタルタルソースはあるし、 きっとこれがチキン南蛮定食だと、納得がいかないけれどもそういうことなのでしょう。 しかも唐揚げは揚げたてではないし、少し固いし、味噌汁はぬるいし、産業給食にしては安くない価格設定のわりに、内容が伴っていなかったようで残念でした。これならシシリアンライスをたのんだほうが良かったかしら。

チキン南蛮定食 680円

7/25 太陽の家族くにアリオ蘇我店(閉店)

(川崎町)

ジューシーカットワイルドステーキ(150g) アリオ蘇我もご多分に漏れずレストラン街のお店の入れ替わりが多い。 この場所には以前は石焼きハンバーグのお店があったが、今度はステーキ&ハンバーグにサラダバーがついた最近店舗拡大が著しい「けん」のようなお店がオープンした。 最初は「けん」のショッピングモール用のブランド名かと思ったくらいだが、そうではなかった。 「けん」が流行しているからといって、他のチェーンが全く同じコンセプトで追随してくるのは容赦がないというか節操がなく、この「くに」はペッパーランチが展開するチェーンなのであった。 メニューを見て「くにの一押し」と書いてあったので、ジューシーカットワイルドステーキとやらをたのんでみた。 注文後、サラダバーに向かう。各種サラダと同時にカレーが用意されているのも「けん」と同じ。最初からサラダとカレーを確保して席に戻ると、ほどなくステーキが配膳された。 旨味がいまひとつ感じられない肉に、はっきりとしない風味のソース、カレーは酸味が強く、いずれも自分の好みとは合わないものだった。 こういうお店ではハンバーグのほうが無難なのかもしれません。

ジューシーカットワイルドステーキ(150g)
1310円

7/26 デルタ(閉店)

(長洲)

豚はらみのドライカレータコライス 以前ここにあった中華の龍巳家が移転して空き家になっていた場所に居酒屋がオープンした。 看板には「焼鳥・もつ煮・タコス」の3大メニューが書かれている。焼鳥、もつ煮はわかるが、3番目に急にタコスがくるのは変わっている。 夜はメキシコ料理もあるユニークなお店らしい。 ランチメニューは日替わりのようで、一般的な定食のほかにドライカレータコライスという変わったメニューがあったのでたのんでみた。 ドライカレーにサルサソースと生卵が添えられていて、まずどうやって食べるかが悩みどころだ。 そのまま食べるか?混ぜるか?生卵はいつのタイミングでかけるのか? 最終的には全部混ぜてしまって、混沌とした状態で食べるのが意外においしいようである。

豚はらみのドライカレータコライス 750円

7/27 杉田家千葉店

(祐光)

ラーメン(並) 家系総本山直系だとか何だとか・・・そういう肩書きがついている由緒正しさを自認するお店なのである。 食べる側にとっては、実はどうでもいいことなのだが、そう言われるとなんとなくありがたいような気になってくるから言ってみる価値はあるのだろう。 そのラーメンのビジュアルはこれぞ「家系」。すべてノーマルでの注文なのに、スープはタレの味が濃厚で塩味も強い。この濃さがあってこそ脂の甘さが生きる。 家系のラーメンを食べて素直においしかったと思ったのはしばらくぶりだ。 20年ほど前に横浜の新杉田にあった赤いビニールひさしのラーメンショップみたいな吉村家で食べたあの味はもうよく覚えていない・・・。

ラーメン(並) 650円

7/28 七輪道楽富士見店(閉店)

(富士見)

ビビンバランチ 以前は中国料理、その前は焼肉店だったが、再び焼肉店がオープンした。 焼肉店のランチとはいえ、自分で肉を焼くタイプのメニューはなく、ビビンバや丼ものがメインである。 ホルモンつけそば(日本そば)や豚しゃぶつけそばなど、焼肉店には似つかわしくない謎のメニューもあったが、無難にビビンバランチにしてみた。 一見普通のビビンバだが、ごはんの量がかなり多かった。 ビビンバ(大盛り)といってもいい量だ。

ビビンバランチ 690円