2011年2月

  

 
2/1 Mikaduki(閉店)

(新田町)

サーモンフライ この場所で長く営業していたカジュアルイタリアン"Zucca"のあとにオープンしたジャパニーズイタリアンを標榜するお店です。
毛色は変わったものの同じイタリアンということで、店名を変えて再出発なのかと思って店に入ることにしました。 路上に置かれた黒板の本日のランチメニューとして、イモ豚もつの煮込み、サーモンフライの2つが大きく書かれていて、以前のお店とはだいぶ方向性が違います。 いくら「ジャパニーズ」とはいえ、イタリアンなのにモツ煮と鮭フライをランチメニューのメインに据えるとは大胆だな、と思いつつ、「ソースが絶品」と自賛されていたタルタルソースに惹かれてサーモンフライをたのんでみました。 白飯とアラ汁、サーモンフライの定食は、器こそ洋風ですが、イタリアンの要素はほぼ無に等しく、和定食と断言してもいいほどでしょう。
これは大きなお世話ですが、この店の「場」が持つ、前の店(直接の関係はないようですが。)の印象や記憶もあるので、もう少しばかりジャパニーズからイタリアンにシフトしたほうが、前の店を知る客が保持するかつての印象をソフトランディングさせることができるのではないかと思いました。

サーモンのフライ特製タルタルソース
870円

2/2 ドトールコーヒーショップアリオ蘇我店

(川崎町)

ミラノサンドタマゴとスモークベーコン 2011年2月現在で千葉市中央区内にドトールコーヒーショップは6軒も存在する。中央区内で予約なしでランチ可能な店には原則として訪問する方針なので、チェーン店も例外とはしないのです。
今日の注文は、季節限定メニューのミラノサンド「タマゴとスモークベーコン」。
特筆すべきものもないが無難に良くできている、という、いつもの感想になってしまいます。

ミラノサンドタマゴとスモークベーコン(S)セット
560円

2/3 味楽園(閉店)

(祐光)

もやしそば 少々雑然としてこじんまりした客席の、テレビが見える席に座り卓上のメニューを見た。豊富なメニューにはひとつづつ数字がふってあり、1番から78番まである。
そんなに選択肢が広いのに、注文したのは結局29番のもやしそば。
ゴマ油の風味が強いあんかけもやし炒めとシンプルな醤油味のスープ、それぞれ単独ではどうということもないが、お互いが一体となったとき、その旨さは極大を迎えるのだ。

もやしそば 650円

2/4 欧風料理Need(閉店)

(春日)

前菜
スープ
ハンブルグステーキニード風
千葉市内にありながら、成城学園のようなハイソ(死語)な雰囲気が漂う西千葉の春日2丁目界隈にある上品なお店のひとつです。
開店からの経過年月にふさわしい古さを帯びたインテリアは、自然な落ち着きが感じられます。
ランチメニューは1000円をちょっと超える価格帯で、毎日通うには高いけど、ちょっと気分を変えたいような場合には気軽なお値段です。 メニューを眺め、店名を冠したハンブルグステーキニード風という料理をたのんでみました。
包み焼きにすることで、ベーコンの香りが加わったソースは、ビーフシチューのような深いコクがあり絶妙においしかったです。 わずか1250円とは思えないテーブルサービスも含め、たいへん満足な時間を過ごすことができました。

ハンブルグステーキニード風 1250円

2/7 めん丸仁戸名店

(仁戸名町)

辛みそラーメン 大網街道沿いでひときわ派手な看板を掲げる、ラーメンめん丸に入ってみた。
店内に貼られたメニューも派手ではあるが、今ひとつピンとくるものがなく、ややキワモノ感のある辛みそラーメンを、三段階の辛さのうち真ん中のM辛でたのんでみた。
Mは「辛い!けどおすすめ」との解説どおり、相当な辛さ。ただし深みのない平板な辛さなので積極的にスープを飲みたくはならなかった。

辛みそラーメン 650円

2/8 旨いもん食堂かどや

(中央)

さばみりん干し定食 以前ミニストップだった場所に、店構え、店の造りなど、現代風のデザインでオープンした定食屋さん。
大きい資本の展開するチェーンのようにも見えるけど、大きい交差点の角にあるから「かどや」のようだし、公式HP(2011.4月現在)の手作り感を見ると、そうではないのかなとも思える。
まだ新しくきれいな店内は、ほどほどの入りで、奥の方に少しだけあるカウンター席に通された。じっくりメニューを見てみると、焼き魚、揚げ物、炒め物、丼物と豊富なメニューが揃っている。定食の価格帯は、下は600円台から上は1000円超まで幅広く、ボリュームゾーンは880円くらいなので、値段よりも質で勝負したいようだ。 なにしろメニュー数が多いので悩んだあげく、さばみりん干しをたのんでみた。
定食に適した大きさのサバは、味が良くしみこんで焼き方もちょうどいい。ごはんもふっくらしておいしい。
なかなか良くできた定食じゃないですか。

さばみりん干し定食 880円

2/9 ドトールコーヒーショップエッソ千葉都町店

(都町)

レッドスパイシードッグ+アメリカンコーヒー 千葉市中央区内にはガソリンスタンド併設のコーヒーショップも何軒か存在しますが、これらも一軒一軒廻っていきます。
東金街道沿いのエッソに併設されたドトールを訪れました。セルフでガソリンを入れ、そのついでにコーヒーブレイク、という寸法です。
レッドスパイシードッグには角切りトマトがたっぷり入っているので、マイルドな辛さかと思いきや、意外と本格的な辛さに驚きました。
その辛さをクリームと砂糖をたっぷり入れたアメリカンコーヒーで洗い流す。なんだかアメリカ人みたいです。

レッドスパイシードッグ+アメリカンコーヒー
280円+200円

2/10 ラ・ベナマート(閉店)

(弁天)

豚肉のテリーヌ、サツマイモのポタージュ
フレッシュトマトのシンプルパスタ
千葉駅北口の新築マンションの1階に、シンプルだが主張がありイタリア国旗も映えるハイセンスなエクステリアのイタリアンのお店がオープンした。
店内もシンプルでシックでいい感じ。パスタが4品、ピッツァ、ごはんが1品ずつ、計6品が揃うランチメニューから、フレッシュトマトのシンプルパスタをオーダーした。 お値段は全品1000円で、スープセットにして150円プラス。
まず前菜とスープが用意された。豚肉のテリーヌは脂身にちょうどいい塩加減がいい。サツマイモのポタージュもなめらかでえぐみが一切ない。 パスタは名前のとおりシンプルで、トマト以外にはミントの葉がちょこんと乗っているだけ。ニンニク、鷹の爪、バジル、オリーブオイルあたりが使われているとおぼしきシンプルなソースとパスタとの絡まりはばっちり。
パスタが少しアルデンテ過ぎだったが、シンプルなソースでここまでおいしく作ってくれると、思わず笑みがこぼれてしまう。

フレッシュトマトのシンプルパスタ(スープセット)
1000円+150円

2/14 更科南町支店(閉店)

(南町)

おかめとじ 寒風吹きすさぶ中駆け込んだそば屋で注文したくなるのは当然温かいそばです。
鍋焼きうどんにするか、それともおそばにするか考え、アツアツ感では鍋焼きに譲るものの、比較的アツアツで出てきそうなおかめとじそばを注文。
丼には太めのそばがたっぷりと沈んでいて、見た目よりもボリュームがあって、そして期待どおりのアツアツでした。
この日のように芯まで冷える日には最高だけど、そうでもない日に食べたなら感想も違ったものになるのかもしれません。

おかめとじ 680円

2/15 まるよし(閉店)

(松波)

豚スタ丼 「鉄板焼居酒屋」の看板は出ているものの、店内には「夜の部はしばらく休みます」との張り紙がある。そういえば、テーブルの鉄板も封印状態だ。
要するに、現在は学生向けランチ専門で、お手頃価格のメニューで勝負しているらしい。
店頭に大きく書かれた「豚スタ丼」以外にもいくつかメニューがあったが、やはりまずはスタ丼をたのんでみた。 濃厚なピリ辛味で煮付けた豚肉を丼めしにかけたものが豚スタ丼だった。東京西部を中心にチェーン展開する「伝説のすた丼」からヒントを得たようだが、こちらのほうが圧倒的に安い。 そしてジャンクなうまさにあふれている。
学生向けとしてはなかなかいいのではないでしょうか。

豚スタ丼 390円

2/16 天下麺本千葉店(閉店)

(長洲)

味噌つけ麺 あまり店が長続きしない場所で、鉄鍋をデザインした壁の飾り窓は、さかのぼること遙か、前の前の前の前の店、ジンギスカン店だったころの名残なのです。 そんないわく付きの場所に、つけ麺・餃子という巨大な看板のお店がオープンしたのは2011年2月7日。そのオープンからほぼ一週間が経過し、少し落ち着いた頃合いを見て訪問してみました。
カウンター上のメニューを見ると見事につけ麺オンリーで、要するに醤油つけ麺と味噌つけ麺があって、それぞれにトッピングのバリエーションがあるというメニュー構成です。 そして、冷たい麺の冷盛りのほか、あつもりを選ぶこともできるので、冬らしく、あつもりの味噌つけ麺をたのんでみました。
第一印象は「麺、太っ!」。最近太い麺を出す店は増えてきましたが、かなりの太さです。次いで「麺、熱っ!」。麺が熱湯に浸された状態で予想以上に熱い。これならつけ汁が冷めることはありません。そして別皿の野菜。
あつもりで釜揚げ状態の麺と別盛りの野菜を食べるにしては、味噌味のつけ汁がおとなしく単調です。もう少し汁の粘性を高めるなり、味にパンチを出すなり、何かがほしい、そんなつけ麺でした。

味噌つけ麺 750円

2/17 美ずし(閉店)

(道場南)

ちらし(並) 中心部から少し離れたエリアで、昼からノレンが掲げられてはいるけど、誰の訪問を期待してのことなのかいまひとつ判然としないお店があります。大きなお世話だと思いますが、何か理由はあるのでしょう。 ここもそういうお店のひとつです。事実、この日も他のお客さんはゼロ。出前の注文が頻繁に入ってくるわけでもありません。
お店の周辺で人が集まる施設を強いてあげれば、千葉聖心高校、斉藤労災病院くらいですが、本当のところはやっぱりよくわかりません。
カウンターに座ってそのあたりをズケズケと聞けるほどフレンドリーな性格ではないもので、テーブルでひとり、ケータイをいじりながら待つことになります。
さて、注文したちらし寿司が出てきました。大きめのネタで見た目の華があります。寿司には、寂しい雰囲気も一瞬でぱっと華やかにする力があるんですね。

ちらし(並) 1300円

2/18 すき家浜野店

(浜野町)

牛まぶし並
牛まぶし並2
久しぶりにすき家に入り、カウンター席に座ってメニューを見た。見開き3ページのうち、1ページの全面を費やして、「一杯で二度おいしいすき家の牛まぶし」と大々的に宣伝されているし、その「牛まぶし」とやらを思わず注文してしまった。 「牛まぶし」とは、要するにひつまぶし的なヤツだ。最初はそのままいただき、半分くらい進んだところで山椒、ネギ、ワサビをのせてダシをかけ、茶漬けのようにしていただくという寸法。
最初は普通に牛丼の味。普通にうまい。半分程度残したところでおもむろに小皿の具を丼に投入し、ダシをかけ、少しかきまぜて食べてみた。 山椒の実が思ったよりも強めに効いてスパイシー!山椒が不得手な人は閉口するレベル。
いやー、これはなかなかの変化球。変化しすぎてヒットにならない、というオチが待っていそう。

牛まぶし(並) 480円

2/21 塩そば幸山(閉店)

(中央)

塩鶏そばうま味の押し売りのようなスープが流行る昨今のラーメン界にあって、逆にシンプルな塩ラーメンを売りにするお店も出てきたようです。
店名に「塩そば」を謳うだけあって、鶏のうま味を強めの塩ダレで引き締めたスープはシンプルながらなかなかの完成度で、岩のりもいいアクセントになっています。
最近の新店には珍しく、ランチタイムも喫煙可能です。賛否両論あるところでしょうが、焼酎などアルコールメニューが豊富で夜営業にも力を入れているおかげでしょうか。

塩鶏そば 600円

2/22 オールウェイズ ニュー千葉店

(新千葉)

肉野菜炒め定食 看板に「お持ち帰りレストラン」とあるとおり、もともとは持ち帰り弁当のお店だが、店内でも各種定食を食べることができる。
弁当の種類の多さがこのお店の特徴で、イートイン専用の定食メニューもなかなか豊富なのである。そして、店内で食べている人も少なくない。
全品680円で十数種あるメニューから、肉野菜炒め定食を注文してみた。大衆店らしい堂々たる盛りの肉野菜炒めにワシワシと食らいつく。塩分、調味料は多めでごはんによく合う味付けだ。

肉野菜炒め定食 680円

2/23 海鮮餃子 華龍(閉店)

(道場北町)

香港風焼きそばミニ炒飯ランチ 少し前まで「秀香園」という中華の店だった場所だが、店名が変わって海鮮餃子の店になっている。看板は「海鮮餃子」の文字が目立つので、それが店名かと思ったが、その横に小さく「華龍」と書かれていた。 ランチメニューとしてセットものが8種類、その他に各種定食、麺飯類を単品注文も可能だ。全品680円と手頃なランチセットの中から、香港風焼きそばとミニ炒飯ランチをたのんでみた。
まずミニ炒飯が運ばれてきた。それが、「これって普通のチャーハンの間違いじゃないですか?」と、訊きたくなるほど全然ミニじゃない盛り。 さらにメインの香港風焼きそばが出てきた。ミニが普通の量なだけにメインの焼きそばは、さらにドーン!という感じ。皿全部を使って円錐形にうずたかく盛られた焼きそばのボリュームに圧倒された。
そういえば、箸袋に「帆船(ジャンク)」と書かれていた。京成稲毛駅近くにその名前の店があって以前入ったこともあるけど、関係があるのかもしれません。

香港風焼きそばミニ炒飯ランチ 680円

2/24 小金庵神明店(閉店)

(神明町)

とろろそば かつて本千葉駅そばにあった店がこの地に移転したのは2003年2月。それ以来、神明町の地になじんでいるようです。
約5年ぶりの訪問となる今回、たのんだのはとろろそば。とろろと卵黄をそばにからめてズルズルといただきます。
以前はあまり好きではなかったとろろそばですが、年齢を重ねたせいか、だんだん好きになってきました。
このお店は、そばをたのむとフルーツがひと切れついてきます。5年前も同じことを思ったけど、フルーツはなくてもいいんじゃないかなあ・・・。

とろろそば 680円

2/25 千葉地方合同庁舎食堂(閉店)

(中央港)

大阪ハイカラ丼 法務局などが入る合同庁舎の地下にも食堂があり、「一般の方もどうぞ」と書かれていたので、のこのこと入ってみた。
廊下に料理の現物が4品並べられていて、それが本日のメニューなのだ。
通常の定食、丼定食、麺類定食、カレーの4品のうち、大阪ハイカラ丼という名に興味をひかれ、丼定食を選んだ。
ハイカラ丼は、揚げ玉がたくさん入った玉子丼で、甘じょっぱくて垢抜けない味だが、意外においしかった。

大阪ハイカラ丼 500円