2009年7月

  

7/1

潮騒(閉店)

(仁戸名町)

仁戸名町に「ウェルサンピア千葉」なる施設がある。特に景勝地でも交通至便でもないのに、かなり大規模な施設なのだ。正式名称は「千葉厚生年金休暇センター」といい、要するに集めた年金を元手に儲かりもしない施設が作られたようだ。やれやれ。
運営団体のホームページには「厚生年金保険の被保険者、被保険者であった者及び受給権者並びにこれらの家族の福祉を増進するために改正前の厚生年金保険法第79条の規定に基づき設置された」とある。なるほど。自分も福祉を増進していただく権利を有するわけだ・・・。
と、まあ、これは後から調べたことであって、何の気なしに施設内のレストランを訪れ、広々として空いているなあ、これでやっていけるのかなあ、と思いながら食事をいただいたのでありました。

おすすめランチ(帆立小柱のかき揚げ) 780円

7/2

ゆうかり(閉店)

(新千葉)

にぎり1.5人前 千葉駅のペリエ地下レストラン街も店舗の改廃が少なくない。以前、築地玉寿司があった場所に「寿司居酒屋ゆうかり」がオープンしたのは2009年6月23日である。店舗スペースが遊んでいてはもったいないと思ったのか、JRグループの店で埋め合わされた。店舗はほぼ居抜きで、以前とあまり変わっていない。
以前、玉寿司の時代にたのんだのと全く同じ「にぎり1.5人前」をたのんでみた。お値段が以前より100円強高いわりに、ネタは回転寿司レベル。千葉駅にある回転寿司「うず潮」と共同仕入れなのかしらん。

にぎり1.5人前 1280円

7/3

ラーメンガキ大将弁天町店

(弁天)

極上つけ麺(並) 暑いせいか店は空いていた。暑い時期に熱いラーメンを食べるのもオツなものだが、やはり冷たい麺、冷やし中華にするかつけ麺にするか迷う。冷やし中華は「昔なつかしの味」、つけ麺は「激旨宣言 12番の極太麺」とのキャッチコピーがついていた。最終的に選んだのはつけ麺。
確かに麺は太かった。近ごろ「○○番の麺」という表現をよく目にするが、これは製麺機にセットする切刃(きりは)の規格で、幅一寸の麺帯から12本の麺が切り出せる切刃を12番という。(現在はJIS規格で一寸を30mmに置き換えている)つまり12番とは、生麺の太さが約2.5mmということになる。これを茹でるのだから実際の麺はかなり太いわけだ。と、役にも立たない蘊蓄を開陳してみた。
さて、このつけ麺、麺が太いわりにコシは今ひとつ。ツユは生醤油感が強く、深み、コクがもうちょっとほしかった。冷やし中華にしておけば良かったかな。

極上つけ麺(並) 780円

7/13

富士そば千葉店(閉店)

(富士見)

かつ丼セット 10日ぶりの千葉中央ランチです。
東京都心部ではよく見かける富士そばが千葉に進出してきたのでさっそく訪れた。
まず店頭の自販機で食券を買う方式だが、自販機の上にかつ丼のポスターが目立っていたので、かつ丼とそばのセットを選んだ。
食券を店内のカウンターに提出し、しばし座って待つ。BGMはなぜか演歌だ。店内に富士そば社長作詞、五木ひろし「紅い花」のポスターが貼ってあった。さてはこれなのか・・・
そばは、路麺店としては必要十分。かつ丼は値段相応というところか。

かつ丼セット 690円

7/14

蛙人(けろっと)

(今井)

カツオ刺定食 蘇我駅近くのこぢんまりとした個人経営の居酒屋で、店名こそ個性的だけどメニューは正統派である。店内は清潔感があり、冷蔵庫には各種の地酒が冷やされていて、夜もなかなか良さそうだ。
やはり今が旬なので、カツオ刺定食をたのんだ。さすが旬!カツオが旨い。おいしいごはんにおいしいカツオ、これは最強です。

カツオ刺定食 800円

7/16

狸亭(閉店)

(都町)

タンメン 店の周辺には倉庫や事業場が多く、作業服姿の常連客がやってくる大衆中華のお店です。
雰囲気は全く飾ったところがないし、値段も安い。いかにも大衆的なお店で、カウンターの目の前にはボウルに入った各種調味料が置かれています。暑かったので店に入るまでは冷やし中華をたのもうかと思っていたけど、店内の雰囲気を感じ取ったうえで大衆中華の定番メニュー、タンメンをたのんでみました。
中華鍋で野菜が炒められ、ボウルの調味料が投入されていく。麺と野菜とスープが丼の中で一体化し、期待通りのおいしいタンメンでした。

タンメン 500円

7/17

リフレ安楽亭問屋町店(閉店)

(問屋町)

和牛極旨カルビランチ 国道357号線沿いの焼肉チェーン安楽亭です。この店舗は「リフレ安楽亭」と名乗っています。普通の安楽亭よりもやや高級感のあるインテリアで、メニューもワンランク上のようです。
一番いい肉を使っていそうな「特選和牛ランチ」から和牛極旨カルビランチをたのんでみました。安さが売りの安楽亭チェーンとはいえ、ランチでは最高の肉だけあって、脂がのって柔らかい。タレはごはんに良く合う味だし、それなりに満足できました。

和牛極旨カルビランチ 1029円

7/20

天使の隠れ家

(松波)





平日だとなかなか優雅にランチを楽しむ時間がとれないので休日に来てみました。
明るいテラス風の席に案内され、給仕さん(と呼びたくなる男性)から丁寧にメニューの説明を受けました。前菜、スープにパスタとメイン料理がつく「バジル」のコースをお願いして、まずはスパークリングワインを傾ける幸せ。
前菜の新サンマのエスカベッシュ、パスタは真ダコのラグー、メインにカジキマグロのソテーと、魚料理で統一してみましたが、どの皿も季節感に溢れる盛りつけが美しく、楽しい食事になりました。
「ビストラン」とか「天使の隠れ家」という店名がどうにもフワフワとしてメルヘンチックなので、男性目線からは少し引いてしまうなと思っていたのですが、料理はしっかりとしておいしいかったです。

写真上から、

本日のオードブル:新サンマのエスカベッシュ
本日のスープ:ミネストローネ
パスタ:真ダコのラグー
魚料理:カジキのソテー
デザート

バジル(ランチコース) 2625円

7/21

スワン

(蘇我)

日替わりランチ(チキンカツ) 駅からも遠いし周辺は住宅が多い場所に一軒だけ飲食店がある。そんなロケーションにありながら、平日のランチタイムにもかかわらず、次々とお客さんがやってくる人気のお店です。店頭には新旧米国旗が掲揚され、馬車の車輪が看板代わりのいわゆるカントリーウエスタン調で、メニューはステーキを中心とした洋食がそろっています。
メニューを見ると品数が多くて迷いますが、日替わりランチの安さに目を奪われ、思わず注文してしまいました。
本日の日替わりはチキンカツ。大ぶりなカツが4個に付け合わせの温野菜、ライスに味噌汁がついて683円はお得です。しかもうまい。
人気の理由は、安さとボリュームと味、三拍子そろっているからですね。

日替わりランチ(チキンカツ) 683円

7/22

友膳(閉店)

(本千葉町)

ミニかき揚げ丼セット 千葉中央駅のフードコートのラーメン店が閉店し、かわりにオープンした信州そばの店です。ここのフードコートの客層を考えたら「はなまるうどん」あたりが適しているような気がするけど、なぜに今、信州そばなのでしょうか?
特別安いわけではないけど、一般的な立ち食いそば店と比べたらそばの出来は上々だし、かき揚げもおいしかった。この場所に本格的なそば店がある必然性はあまりないので、「このくらいがちょうどええ!」という感じではないでしょうか。

ミニかき揚げ丼セット 600円

7/23

石焼ごはん倶楽部アリオ蘇我店(閉店)

(川崎町)

Bランチ(豚肉の石焼そばメシ)

かき混ぜた!

アリオ蘇我のレストラン街はお店の入れ替わりが激しいので、ちょっと行かないうちに新しいお店ができていたりする。以前この場所にあったのは、たしかスパイスハットだったと思うが、実質営業期間3か月ほどであっという間に閉店してしまった。
そのあとに新規オープンしたのは、この「石焼ごはん倶楽部」である。となりにあるお店「バケット」と同じ、サンマルクグループである。
ほとんどのメニューがアツアツの石焼きの器で供されるという新しいコンセプトのお店で、石焼を使ったメニューをよくもこれだけ考えたなと感心しながら、Bランチのそばメシをたのんでみた。さすが石焼で、ものすごく熱い。ソースをかけてかきまぜてみたけど、からみが悪いので少しスープを加えて良くかきまぜる。そばメシと言えば、普通、麺がブツ切りになっているのに、これは麺が長いものだからかき混ぜにくかった。とにかく、きれいに混和した後、バクバクといただくそばメシは、やはり下世話な味で悪くはないけど、値段がちょっと高いかなあ。

Bランチ(豚肉の石焼そばメシ) 1029円

7/24

まぐろ一番亭(閉店)

(中央)

とろづけ丼 前回の訪問は2002年9月。7年もの歳月を経てもなお、何ら変わらずに営業を続けているお店である。値段もほとんど変わらないのもすごい。
まぐろ丼のテイクアウトを主体に、こぢんまりとしたカウンター5席のみの店内で営業しており、丸椅子に腰掛けて一番お安いとろづけ丼をたのんだ。値段が値段だけにトロといってもビントロだ。かなり脂が乗っていて、わさびを多用しつつ完食。

とろづけ丼 580円

7/27

はなまるうどんペリエ西千葉店(閉店)

(春日)

温玉ぶっかけ+ちくわ天 西千葉駅にあるセルフの讃岐うどん店、はなまるうどんです。
はなまるうどんの開店当初は、本場香川県並の味、値段のセルフうどんが東京に進出ということで話題になり、以後、値段の安さから中高生から絶大な支持を得ている店、という印象です。
まずトレーを持ってカウンターに並び、最初に天ぷらなどのトッピングを選びます。次にメインのうどんを注文し、トレーを持って席につくのであります。うどん注文のぎりぎりまでメニュー選択を迷いながら、最終的には温玉ぶっかけの中(2玉)にしました。天ぷら1個つけて約500円とさすがに安い。でも、このお店のお得意様の高校生たちはもっと徹底していました。かけうどんの中だけ(210円)とか、かけうどんの小に天ぷら1個(これも200円強)とか。自分が今高校生だったら絶対通っちゃうな。

温玉ぶっかけ+ちくわ天 399円+105円

7/29

花月庵

(都町)

箱そば 都町は五叉路のイメージから国道126号線方面だと思いきや、実は国道51号線沿いも都町です。都町は広い。その51号線沿いにある花月庵を訪れました。
こぢんまりした店内は周囲に飲食店が少ないせいか混んでいて、相席となりました。箱そばをたのんで待つ間、卓上のゆで卵は1個に限りサービスとのことなので、まずはこのゆで卵を食べます。
お待ちかねの箱そばは、そばの見た目がキリッとしていていい感じ。つゆもちょうどいい塩梅で、そばも普通にうまい。町のそば屋としては標準以上の箱そばでした。

箱そば 650円

7/30

清誠

(浜野町)

チャーシューメン 茂原街道沿いの山吹色の建物に「支那そば」の文字が目立つ。
「ラーメン」と書かれた赤いノレンをくぐって店に入ると、予想に反してカウンター席がなく、客席から厨房も見えない。もともと別の飲食店だった建物を居抜きで使っているのか、ちょっと違和感がある店内の配置である。小上がりのテーブル席に座り品定め。店の看板には「支那そば」と大きく書かれているのに、店内の品書きを見ると支那そばではなく「ラーメン」。そのあたりのこだわりはあまりないようなので、支那そばならぬチャーシューメンをたのんでみた。
スープはシンプルであっさり。パンチが今ひとつで単調とも言えるくらいなので、チャーシューメンにして正解だったと思う。

チャーシューメン 650円

7/31

もてなしや(移転)

(千葉寺町)

実はものすごい大繁盛店で、平日昼でも並ぶこともあるお店です。この日もテーブルは満席で、カウンターになんとか滑り込むような状況でした。
このお店の最大の売りはまぐろ丼で、他にも魚介類の定食が豊富にそろっています。注文したのは中とろ丼。たいへん混んでいて、なかなか出てこなかったのですが、その間に周囲を観察すると、定食の刺身の量が半端なく多くて、しかも非常に旨そうだったり、美人店主の気配り、客あしらいの巧みさが尋常じゃなかったり、なかなか興味深いお店です。
出てきた中とろ丼は、マグロの量がたっぷりでごはんがもっと欲しいくらいだし、旨みも十分。この質と量で1050円は破格といってもいいでしょう。大人気店なのも頷けます。

中とろ丼 1050円