2008年7月

  

7/1

氣楽(移転)

(新千葉)

日替わりランチ(イカと野菜の炒め) 見た目典型的な個人経営の居酒屋で、ちょうど入れ替わりに店を出る客が、口々に「うまかった」だの「おいしかった」だのと、ひと声かけていく。常連が付いている良さそうな店の予感が高まる。
カウンターに席を占め、本日の日替わり3種のうち、イカと野菜の炒めをたのんだ。
地味で家庭的な料理だけど、エリンギとナスの炒め加減が絶妙で、味付けも濃すぎず薄からず、文句なしにおいしかった。

日替わりランチ(イカと野菜の炒め) 700円

7/2

ゾームアメリカンダイナー(閉店)

(中央)

ロコモコ-DON アメ車(シボレー)の後部が店から突き出ていて、それが看板になっている。
店内にもアメリカをイメージしたポップな雑貨が並んでいて、60’sアメリカンというコンセプトははっきりしているんだけど、さて、この場所にアメリカンを求める需要はあるのかどうか。2008年6月9日のオープンから1か月弱の頃合いをみて、アメリカンな雰囲気を味わいに行ってきました。
ホットドッグ、ハンバーガーと、いかにもなメニューがあるのはいいとして、やはりここは日本だし、しかも、千葉市中央区だし、ごはんものも揃っているのでした。
いつもの法則(迷ったときは最初に書いてある品を注文)を発動させ、たのんだのはロコモコDON。ワンプレートにライスとハンバーグとサラダなどが一緒盛りになったアレです。
ハンバーグはけっこうおいしかったけど、どうにもアメリカンな雰囲気に馴染めず、落ち着かなかったさ。

ロコモコ-DON 800円

7/3

世喜家(閉店)

(本千葉町)

日替わり弁当 1000円 希有な雰囲気を有する本千葉ビルの地下飲食店街ですが、2009年中にビルが解体されるようなので、まだ訪問したことのない人は今がチャンスです。
というわけで、件の本千葉ビルを訪れたわけですが、数年前よりも確実に活気がありません。ビル全体的に、定年退職で足が遠のく客が増えるばかりで、新たな客は定着していないように思えます。
ご多分に洩れず、この世喜家(表記は「世家」です)も、店内を覗くと先客は無く、ひとりカウンターに腰を落ち着け、以前訪れた時に人気だった日替わり弁当を注文した。きょうのおかずは、うなぎのヒレ焼きと刺身。日替わり弁当にヒレ焼きとは驚きである。
山椒をかけて食べてみた。少しほろ苦くて珍味である。お酒との相性は最高に違いないが、おかずとしては微妙かな。聞けば、ひと串に8匹分のヒレを使ったそうなので、2串で16匹ものうなぎが必要な料理なのだ。そう思えば、俄然、ありがたみも大きくなる。貴重?な料理をありがとうございます。

日替わり弁当 1000円

7/4

POPOKI(閉店)

(松波)

POPOKI丼 大学の近くには、学生向けの安くてボリュームある店があるものだ。ここは、典型的な学生向けのお店で、500円均一のランチ目当てのお客さんの、ほぼ100%が千葉大関係者と言っても間違いない。
日頃、並んで待っていることが多く、貧乏学生の味方であることを物語っている。もっとも、カウンター10席しかキャパがないので、並んでしまうの仕方がない。
学生たちに混じってカウンターに座り、店名を冠したPOPOKI丼をたのんでみた。メニューにも「(辛)」と書いてあったけど、ご主人から本当に辛いけど大丈夫?と確認された。辛いのは得意なので「大丈夫です」と宣言したが、それは学生風ではない一見客に対しては非常に適切な確認であったと思う。POPOKI丼は、ごはんの上に炒めた肉と生野菜が乗り、そこにハンパなく辛いタレを容赦なくからめたものだった。何とか完食したけどマジで辛い。おいしさを求めるならもう少し辛さ控えめがいいと思うけど、学生のチャレンジ精神の涵養を目的とするメニューと考えればこれはなかなかのメニューだ。なにしろ500円だし。

POPOKI丼 500円

7/7

サん太千葉駅西口店(閉店)

(新千葉)

みそ半チャンセット ホテルの1階に入っている、と言うと、何だか高級そうに聞こえなくもないけど、「高級」だとか「洗練」だとかいう単語から大きくかけ離れた位置にある、下世話まっしぐらのラーメン屋さんです。
客は男ばかりだし、喫煙率も高い。そんな殺伐とした活気のある雰囲気に気押されて、つい、半チャンセットなどたのんでしまいました。
味噌ラーメンもチャーハンも、特別うまいでもないし、さりとてまずくはなく、むしろ旨いと言ってもいい。ただ、この味に感心や感激は微塵もなく、いわば普段着の旨さと言えばいいのかなと。
千葉に根を張る、「とん太」と「サん太」。ダテに長く続いている店じゃあないということですかね。

みそ半チャンセット 765円

7/8

すし三崎丸蘇我店

(南町)

竹 蘇我駅前にある京樽系チェーンのお寿司やさんです。
店の外観からは回転寿司のような雰囲気にも見えるけど、寿司は回ってはいない。お昼は、お決まりのセットがあるので、それをたのむのが無難な選択である。が、店内には、本日のおすすめのネタとして、アジ、イワシ、トビウオ、イサキ、コチと書かれていて、こういうネタをお好みでたのむということも可能だ。しかも、どのネタも2カンで240円というリーズナブルさ。とはいっても、まずは無難にセットの「竹」にしてみた。
店が空いていたこともあって、注文してから出てくるまでが早くて、店の様子を観察するヒマもなかった。というのは冗談だけど、とにかく出てくるのは早かった。
竹セットの特徴として、穴子がデカい。デカすぎる。その他は値段相応という感じ。
結局のところ、回っていないだけで、お値段もネタも回転寿司と概ね変わらないような気がする。

竹 950円

7/9

ビッグボーイ道場北店

(道場北)

レッドホット大俵ハンバーグ サンデーサンが閉店し、そのまま居抜きでビッグボーイがオープンしました。座席のレイアウトが多少変わり、少し明るい雰囲気になった気がします。
いかにもファミレスらしく、ビジュアルに訴えかけるメニューには、「大俵ハンバーグフェア」と大々的に書いてあって、「インド激辛カレー風味」のソースとはどんなものかと興味をひかれたので、レッドホット大俵ハンバーグにしてみました。しかも、ランチスープセットまで追加したので、けっこういいお値段になってしまいました。
カレー風味のソースは確かに辛くてスパイシー。暑い季節には最適だと思うけど、激辛というほどではありません。
ビッグボーイのハンバーグは初めて食べたけど、大俵ハンバーグはボリュームがそこそこあって、柔らかい食感で肉自体の味もまあまあだし、けっこう気に入りました。他のメニューは知りませんが。
やや高めの価格設定だけど、相応のものを出していただいた、という満足はあります。

レッドホット大俵ハンバーグ 1134円
+ ランチスープセット 210円

7/10

アイラブピザ(閉店)

(登戸)


アメリカンでポップな看板が目立つピザの専門店です。
毎週、火・木のランチは、ピザが全品半額になるという大胆なサービスを行っているのは調べがついています。そこで、木曜日に狙いを定めて訪問しました。
メニューを見るとピザだけで27種類もあって、Mサイズ以上ならハーフ&ハーフも可能だし、生地もノーマルとクリスピーの2種類あるという自由度の高さに、迷ってしまうこと必至です。
事前調査によれば、ゴマテイスト明太子とか、イカスミとか、オリジナリティのあるメニューが人気のようですが、あえてスタンダードに「ラブズスペシャル」のSサイズにしてみました。ペパロニサラミ、イタリアンソーセージ、ピーマン、ブナシメジ、オニオンが乗っており、メニューでは「スタンダード」というのカテゴリーに書かれています。
「ラブズスペシャル」は、もっちりした生地と、とろーりチーズ、ピザソース、それぞれの具とがいい感じに融合して、おいしいピザでした。これが1枚600円とはかなりお得です。人気のゴマテイストやイカスミのピザも、俄然食べてみたくなりました。
(この日、店頭にはランチ半額は火・木と書かれていましたが、公式HPでは火〜金となっています。どちらが本当かわかりませんので要注意です。)

ラブズスペシャルS 600円
グリーンサラダ 150円

7/11

セブンシーズ

(中央港)

和食膳 千葉みなとにあるオークラ千葉ホテルあたりの歩道にはあまり人も歩いていないし、自分の勝手なイメージで、どうせ空いているだろうと思ってやってきたら、意外に席が埋まっていて驚いた。何かイベントでもあったのかどうかはわからないけど、何事も思いこみというのは良くないことである。
ホテルらしい上品な雰囲気のテーブルに通されてメニューを眺めると、和洋中の各種料理が満遍なく揃っている。今や絶滅寸前のデパートの大食堂に近いイメージである。迷いながらも注文したのは「和食膳」で、7種の料理から好きな2品を選べるシステムなので、焼き魚と地鶏みぞれカツを選んだ。
みぞれカツのみぞれの部分の酸味が強すぎるとか、焼き魚が塩辛いとか、いまひとつ自分の好みに合わない点もあったものの、豊富なメニューと落ち着いた雰囲気は悪くない。

和食膳 1365円

7/14

木もれ陽

(弁天)

日替わり定食(ポークソテー) 「和風れすとらん」と名乗っているし、飲み屋にありがちな、「御食事処」と染め抜かれた藍色のノレンがかかる外観から、居酒屋的なお店なのかと思って店に近づき、店頭に掲げられているメニューを見てみると、ハンバーグやフライ、ステーキなどがあって、どうやら洋食がメインらしいことがわかった。
店頭で確認できるメニューのほか、店内には、ホワイトボードに手書きで書かれたメニューもあって、かなりのメニュー数になる。これはすごい。そして迷う。結局、日替わり定食という消極的なメニュー選びになってしまった。日替わりはポークソテー。
メインのおかずは洋食だけど、ご飯と味噌汁がセットになる。パンとスープという選択は不可能だ。このあたりが「和風れすとらん」というコンセプトの所以なのであろうか。
ともあれ、豊富なメニューに手頃な価格で、日常使いのランチスポットとして良さそうな感じに思えた。

日替わり定食(ポークソテー)  700円

7/15

東寅閣(閉店)

(都町)

五目あんかけ焼きそばセット うだるような暑さの中、冷やし中華でも食べようかと思って店に入った。席についてメニューを見ているうちに、なぜか焼きそばを注文してしまった。
まあ、そんなこともあるわけで・・・。
予定を覆してまで注文した甲斐あって、焼きそばはおいしかった。

五目あんかけ焼きそばセット 880円

7/16

イナノテ

(中央)

イナノテ膳 和食の店、です。
これがまた、千葉にあるまじき(千葉に失礼ですが・・・)洗練されたエクステリアで、西麻布とか表参道の裏道あたりにあっても全然おかしくない。
店に入ってみると、これまた実にスタイリッシュな空間で、BGMに洋楽なぞが流れている。主人一人で対応できる人数を考えてのことだろうけど、席数は少ない。それでも一人当たりのスペースが広めに確保されたカウンターの居心地はなかなかいい。
お昼のメニューは定食と丼ものが各1種のみ。初めてなので、イナノテ膳と称されるおきまりの定食をたのんだ。松花堂の器に盛られた弁当形式で、よく見るとひとつひとつの料理は実に手が込んでいる。赤魚西京漬の焼き加減は最高だし、ナス田楽やカボチャはなかなかうまかった。欲を言えば味噌汁にひと工夫あればなお良かったかな。

イナノテ膳 900円

7/18

神戸元町グリル三番館アリオ蘇我店(閉店)

(川崎町・アリオ蘇我)

ナポリタン(大) アリオ蘇我のフードコートはほどほどに賑わっていて、比較的空いていたこの店を選んだ。
「ミートスパゲッティー専門店」と書いてあるにもかかわらず、ミートじゃないスパゲティがたくさん揃っている節操のない(笑)お店なので、堂々とナポリタンを注文しました。そこで単品だと量が少ないかなと思って、大盛りなどと口走ってしまったのは後の祭りです。
予想を大きく上回って堂々たる大盛りのスパゲティが出てきました。しかも、平麺のリングイネ。リングイネのナポリタンなんて初めてです。
普通に良くできたナポリタンでしたが、さすがにこの量だと後半に飽きがくるのは仕方なかった。普通盛りにしとけよ自分。

ナポリタン(大) 600円

7/22

龍神ラーメン(閉店)

(松波)

さっぱりしょうゆラーメン さっぱりしょうゆラーメンをたのんだのに、あまりさっぱりしていなかった。ここの店の普通の醤油ラーメンには背脂がたくさん入っているから、それと比べれば相対的には、さっぱりしていると言えるのだろう。でも、味の絶対値としては、決してさっぱりはしていない。スープは甘めで、味は比較的濃い。
背脂が入ることによってバランスの向上するスープなのかな?

さっぱりしょうゆラーメン 700円

7/23

金角蓮池店

(中央)

海鮮ちらし寿司 千葉市の中心部に古くから数店舗ある居酒屋の「金角」は、これまで、どの店舗もランチ営業はしていなかった。それが今になってなぜランチを始めたのかよくわからないけど、とにかく食べてみることにした。
カウンター8席に、テーブルが4卓のこじんまりとした典型的な飲み屋さんで、ランチメニューは丼ものを中心に4種、すべて650円と値頃である。
アサリ深川丼をたのんだら、売り切れだった。残念。それじゃあ、第2希望の海鮮ちらしをたのんだ。まず味噌汁をすすり、ちらしを一口食べてみたら、めしが冷たい!
器ごと冷蔵庫に入っていたのかもしれない。あまりにつめたいすし飯はよろしくないものである。
食べているうちに、次々と売り切れのメニューが増えていく。あまりたくさん準備をしていないようなので、好みのものを食べたければ早めに行く必要がありそう。

海鮮ちらし寿司 650円

7/24

ラーメンハウスよ志乃(閉店)

(新千葉)

冷やし中華 ペリエ地下のレストラン街には、たまたま千葉駅を訪れて、たまたま手近なところで食事をとろうと考える人が多いのは仕方がない。そういう好条件に安住していると言って過言はない店もあるのだ。
個人的に、食い逃げ防止方式と命名しているのだが、食券制でもないのに先にレジで注文してお金を払ってから入店するという形式。→もっとメニューをよく考えさせてくれ。
異常に狭いカウンター。→落ち着かないことこの上ない。そして、明らかに品だしの順番を間違えた。→昨日きょうオープンした店じゃあるまいに・・・。錦糸卵が乗っていない冷やし中華にテンション下がるわ〜→ゆで卵とは手抜きもいいところだ。しかも値段だけはマトモにとる。
ううむ。良いところがひとつもない。あ、全席禁煙はいいかな。→灰皿汚したくないだけだろ・・・。
結論。「あえて言おう、カスであると」

冷やし中華 780円

7/25

おもてなし屋ちゃんこ当番(閉店)

(中央)

キンキぽん酢定食 5月27日にオープンとのことであるが、夏に向けての季節にちゃんこ料理をオープンさせるとは勇気がある。
店の前の看板に、本日のおすすめが書いてあったので、それがどういう料理なのか全く考えもせずに、キンキぽん酢定食にしてみた。
さすがちゃんこ料理の店だけあって、鍋料理を注文する人が多いんだなと他人事のように感心していたら、自分の目の前にも鍋料理が出された。キンキぽん酢定食とは、鍋料理だったのだ。暑い季節に熱い鍋もの、これがまたなかなかオツなもので、けっこうおいしいではありませんか。

キンキぽん酢定食 850円

7/28

いっつも千葉駅構内店(閉店)

(新千葉)

ラーメン 御存知、あの「いっつも」のラーメンです。
千葉で一番有名なラーメン店と言っても過言はありません。なにしろ、昭和40年の創業以来、連綿と千葉駅構内でラーメンを出し続けているのです。店名は「だいきん」から「いっつも」に変わってはいますが。
今は表の販売機で食券を買って、カウンターに提出しますが、かつては、店の入口に銭湯の番台のようにおじさんが座っていて、注文してお金を払うと、プラスチックで、○の中に金と書かれた食券をもらって、カウンターに差し出したものです。食券を買うと、おじさんが口頭で注文を伝えていたので、今よりも効率的だったのではないでしょうか。初めて食べた時(昭和50年前後かな)、中華そばは110円か120円くらいだった気がします。
世につれ、値段、食券の購入方法、店名、メニュー数などさまざまな変化がありましたが、基本のシンプルなラーメン(中華そば)は健在です。カウンターの奥にある自動麺ゆで機も昔から変わっていません。これはもはや千葉遺産に登録してもいいのではないでしょうか(笑)
立ったままコショウを振りかけて、ズルズルとすするこの感じは、昔から変わりません。(実際は、昔より具が多くなっているし、スープや麺も改良されていますが・・・)
正直、まったくたいしたことのないラーメンではありますが、なぜか食べたくなってしまう、そういう人は多いんじゃないでしょうか。

ラーメン 350円

7/31

海の舞(閉店)

(今井)

豚のしょうが焼きセット 周囲は全然アーバンな雰囲気ではないアーバンホテル三幸の1階にあるレストランです。
ホテル自体は、製鉄所関連用務客向けビジネスホテルで、レストランと言っても、宿泊者向けの朝食と昼しか営業していないらしい。ランチタイムには、一応、外部に向けてランチメニューを掲示しているので、一般客もウエルカムなのだ。メニューは、「本日のおすすめランチ」ということで、ハンバーグ、アジフライ、生姜焼き、冷やし中華の4品が書かれていた。もっとも、おすすめ以外のメニューはどこにも書いていなかったので、おすすめの4品しか存在しないのだと思う。
注文したのはしょうが焼き。これが濃厚な味付けで実に家庭的。ホテルのレストランといっても、その実態は、アットホームで大衆的な食堂なのであった。

豚のしょうが焼きセット 780円