2008年3月

  

3/3

もりちゃん(閉店)

(南町)

日替わり定食(チキン南ばん) あまり目立たない立地だけど、店の外に「定食」と書かれたノボリが立っているので、ランチ営業していることは遠くからでもわかる。
店頭の看板には日替わり定食「チキン南ばん 600円」とだけ書かれているのを確認しつつ店に入ってみると、思ったよりも小ぎれいで広々とした客席で、好印象である。
テーブルに置かれたランチメニューによれば、日替わりの他にも居酒屋によくある定食が数種類あった。特に食指が動くようなメニューもなく、無難に日替わり定食を注文した。
本日の日替わりはチキン南ばん。チキン南ばんにマヨネーズをかけると、ごはんには最適なおかずとなる。600円という低価格ではあるけど、定食として必要かつ十分な質・量を備えており、これまた好印象だった。

日替わり定食(チキン南ばん) 600円

3/4

らしんばん(閉店)

(千葉港・コミュニティセンター)

本日のランチ 中央コミュニティセンターの食堂街は活気があるとは言い難い状況ではありますが、営業しているお店はそれなりに賑わっていて、ここもそこそこテーブルは埋まっていました。
本日のランチは、ハンバーグと唐揚げ。実にお子様が好みそうなコンビネーションですが、客席に子供は一人もいませんでした。
また、ハンバーグと唐揚げの下には、けっこうな量のナポリタンが敷かれていて、皿にピラフも盛ってしまえば、あわやトルコライスに変身かというようなひと皿です。
店の雰囲気も全体的にどことなく懐かしいような雰囲気であるし、ナポリタンやハンバーグもどこか垢抜けないような懐かしい味でした。

本日のランチ 840円

3/5

焼肉高麗(閉店)

(本千葉町)

特製牛丼 千葉中央地区における焼肉店のランチ営業は、わりと空いていることが多いと経験上言えるが、ここも比較的空いてはいた。ただ、珍しくグループ客が昼から本格的に飲み食いしていたので、店員氏は忙しそうにしていた。
メニューを眺め、たまには奇をてらってみようかと特製牛丼なるものを注文した。肉を焼くより早く食べられるだろうという予想もあった。
よく考えると、チェーン店以外で牛丼を食べるのは相当久しぶりのことだ。牛丼と言えば安い丼の代名詞のようなものだけど、800円もする牛丼はさすがに肉がうまかった。

特製牛丼 800円

3/6

忍庭(閉店)

(富士見)

日替わり膳「花」(ブリ大根) 3年くらい前から夜のみ営業していたお店だが、ランチの看板が出ているのを見つけたので早速入ってみた。
靴を脱いで上がると前方にカウンターがあるほか、客席は個室が主体となっていて雰囲気はなかなか良い。お昼のピーク時のはずだが先客がいるようではなかった。
ランチメニューは日替わりが4種。それぞれ「花」「鳥」「風」「月」と名付けられ、何やら格調が高いようだけど、本日のメニューは、「花」がブリ大根、「鳥」が唐揚げ、「風」が太巻き寿司、「月」が天丼となっていて、よくある和食系の一般的ランチメニューのラインナップである。
で、注文したのはブリ大根の「花」。きれいな器に上品に盛られ、ブリの味が大根によくしみていておいしい。赤だしもなかなかうまい。
しかし、ここまでの間、他にお客さんが入ってくるでもなく、聞こえてくるのは店員同士の会話のみ。ランチ営業の先行きははなはだ心配である。

日替わり膳「花」(ブリ大根) 900円

3/7

喜久寿し(移転)

(新千葉)

ショーケースにサンプルが置かれるレトロな外観で、看板に書かれた電話番号の市内局番は2ケタのままだし、店内にはビンのコカコーラ専用で外側に栓抜きがついた、あの赤い冷蔵庫が鎮座しているなど、昭和の空気を色濃く残すお店である。
店頭には、昼の特別メニューとして、ちらしずしだけが紹介されており、そこには、「本物の寿司をお手頃価格で」と書かれていた。
ということは、このお店の店主は「世間には偽物もあるが、ウチの寿司は本物」だと思っているということだ。こういう気概は好感がもてる。
そのちらし寿司は、何の変哲もない典型的な姿ながら、コハダやアナゴといった江戸前のネタが入り、まさに本物だった。

ちらし寿し 800円

3/10

串揚げダイニングsoramame

(春日)

串揚げセット こぢんまりとして清潔感のある店内の厨房には若い店主が一人で頑張っていた。
「串揚げダイニング」というコンセプトに忠実に、串揚げセットを注文した。当然、注文を受けてから揚げ始める。7本が揃ったところで一気に出された。右からシウマイ、カジキ、ウズラ卵、ナス、ヤングコーン、豚ヒレ、イカである。どれも揚げたてでうまい。
そしてパックのままの納豆がつくけど、どうせならきちんと器に移した方が見ばえはいいと思う。でも一人でやってるから仕方がないかな。
ひとつ気になったのは、どうも店主からコロンのような香りが漂ってくる。なるべく控えめに、と言いたい。

串揚げセット 750円

3/11

らーめん千倉(閉店)

(長洲)

らーめん 昼の営業は、土曜から水曜までという変則的なスタイルなので、平日に「勝負中」と大きく書かれた白いノレンにお目にかかれるのは週の前半に限られる。
さっそく勝負してもらおうと、ノレンをくぐった。
カウンター席に座ろうとすると、まず食券購入の旨を申し渡された。小さな自販機がカウンターの上に鎮座していたのに気付かず、ちょっとうろたえた。この時点で敗色濃厚(笑)。
とりあえず、基本の「らーめん」にする。もう見ただけでスープが濃厚だとわかる。天下一品ラーメンを彷彿とさせるような色と粘度で、トロッとしてコクがある。また、追加トッピングをしなくても玉子が入っているのはポイントが高い。
何しろ濃厚なので、カウンター上の豆板醤とおろしにんにくで味の変化を楽しんだりしながら完食したのだが、これはお店サイドの勝ちということなのであろうか。

らーめん 600円

3/12

おいそ

(栄町)

ユッケジャン ちょうど空席が1卓あって、すぐに案内されたのだが、これは結果として良いことではなかった。近くの会社から来たのであろう大人数のグループがいて厨房はてんやわんや状態で、注文はすぐに聞いてもらえたものの、そこから20分間完全に放置された。水さえもでない。
特に急いでいなかったので、あえて催促もせず状況を観察して楽しむ余裕があった。先客のグループの中には、あまりの遅さにしびれをきらして帰る者もいた。平日のランチタイムに予約もせずに大人数で動くのはちょっと迂闊でしたな、なんて考えながらさらに待った。
まずは韓国料理の定番、小皿のおかずが5皿出た。この小皿、一人で行った場合でもグループの場合でも同じ量が出されるのが韓国料理店の謎だ。相対的に一人で行ったほうがトクであると言える。
おかずをつまみつつ熱くて辛いユッケジャンをちびちびと食べ進める。結果、だいぶ長い昼休みになってしまった。

ユッケジャン 750円

3/13

マッジオ(閉店)

(春日)

本日のおまかせランチ 西千葉駅の南口から海側に伸びるマロニエ通りあたりは、千葉市中央区では他に見られないような品のある落ち着いた雰囲気を持つ街区が形成されている。
飲食店も街の雰囲気に合ったお店が多く、有閑マダム(死語)たちが、優雅にランチのひとときを過ごすのに違いない。知らないけど。
と、まあそんな街の雰囲気にマッチしたイタリアンのお店「マッジオ」に入ってみた。きちんとクロスが掛かったテーブルに案内され、せかせかとしたサラリーマンランチの世界からは否応なく遠ざけられてしまう。お店の雰囲気が本格的なものだから、簡単にパスタランチで済ますのがもったいないような気になって、つい、おまかせランチをたのんでしまった。
最初に出されたオードブルの盛り合わせ。
ブルスケッタとかモッツァレラチーズトマトとか、イタリア料理における典型的なアンチパストが並ぶ。どれもおいしい。ランチタイムなのに卓上にナイフレストがない。皿ごとにきちんと交換してくれるのであった。
メインのカジキマグロのグリルは、バジル風味のトマトソースが強すぎない程度に適度に絡んでグリルの香ばしさが引き出され、とてもおいしいひと皿に仕上がっていた。
デザートも3種が出てきた。
いろいろな料理が少しずつ楽しめるので、おまかせランチはお薦めです。

本日のおまかせランチ 1800円

3/17

おさかな亭MARU(閉店)

(登戸)

刺盛定食 店頭の黒板に書かれた日替わりらしき3種の定食の中から、きょうは刺身にしようと思って店にはいるとテーブルはすべて埋まっていた。
そこは一人客の強みでカウンターに座ることができた。そのカウンター席だけど、かなりのスペースが配膳に使われていて、そのまま座れるのは1人だけ。少し片づければ2人は座れるかもしれない。
予定通り刺盛定食をたのんで待っていると、まだ12時15分なのにノレンをしまい始めたのには驚いた。これでは少し出遅れるとランチにありつくことはできないではないか。
昼はあまり食材を用意していないのかもしれないけど、潔いというか、商売っけがないというか。。。
で、かろうじてありつくことのできた刺盛は5点盛り。ランチ定食としては十分であり、コストパフォーマンス的にも納得の品だった。

刺盛定食 850円

3/18

葉香園(閉店)

(南町)

もやしそば 店の外観から漂うオーラは決してウエルカムな感じではなく、ノレンをくぐるのに多少の向かい風を感じるようだった。入ってしまえばどうということはないが、どことなく入りづらい雰囲気のお店はある。初めての店に入り続けてはや6年、いまだに多少は緊張する。
店内に先客はいなかった。厨房にはおじさんが一人だけ。そして雰囲気も明るくはない。そのかわりと言っては何だけど、値段はきわめて安い。もやしそばを注文すると、炒め物の音で店内に活気がでてきた。やっぱり大衆的なお店はある程度活気がないといけない。
ここのもやしそばは醤油ラーメンの上に白いあんかけのもやし炒めが乗る、まったくシンプルなものだ。やや単調ながら、スープは意外にうまかった。もやしそばを作り終わったおじさんは、タバコをくわえながらテレビを見はじめた。また静かなお店に逆戻り、と思ったところに作業服姿の4名様が入店。再び店内に活気が戻る12時30分すぎ。

もやしそば 480円

3/19

長寿庵

(弁天)

春のかき揚げ天ざる 千葉市中央区の平日昼のそば屋とくれば、客の95%はオッサンというのが相場だが、このお店はそうではなかった。店内は明るく小ぎれいで、季節限定メニューなどの張り紙も多く、女性の姿もあって混んでいた。
U字型のカウンターにつき、その「季節限定」という文字に惹かれて、春のかき揚げ天ざるをたのんでしまった。待っている間、先客の様子を見ると、二段重ねの「大もり」が一番人気のようだった。
さて、注文した春のかき揚げ天ざるは1000円もするだけあって、山菜を主体とした春らしいかき揚げと、普通のかき揚げの2種類が出てきた。どちらのかき揚げもうまかったし、そばも、まあまあというところかな。

春のかき揚げ天ざる 1000円

3/21

リンガーハット千葉祐光店

(祐光)

ごくうまいちおしセット リンガーハットのちゃんぽんは好きだ。なにしろ単純においしいし、安い。
高品交差点のそばにあるリンガーハット祐光店にやってきた。駐車場はほぼ満車だ。
カウンターに座りメニューを見ると、期間限定(4月20日まで)の「ごくうまちゃんぽん」が目に付いた。
曰く、「通常のちゃんぽんの11種類の具材に豪華な海鮮具材と旬の食材を加えた16種類の具材と、とんこつ・丸鶏スープに焼きアゴの風味を加えた特製極上スープ」である。通常のちゃんぽんで十分うまいと思っているのに、これは食べてみなければなるまい。
ということで、小さめのごくうまちゃんぽんと餃子がセットになった「ごくうまいちおしセット」を注文した。
焼きあごの風味を加えたというスープは、通常のスープよりもトンコツの旨みが前面に出てこないので好みが別れる気がする。自分の好みからすると、ごくうま、というほど旨いとは言い切れないけど、やっぱりうまいことはうまい。

ごくうまいちおしセット 690円

3/24

我家我屋(移転)

(新千葉)

タコ入りアラビアータ 12時ちょっと過ぎ、店のドアを開けると先客はおらず、口切り客になった。冷たい雨が降っていたし、月曜日ということもあるのかもしれないけど、この状況はおそらく相当珍しいことだと思う。
このお店、オムライスがおいしいとの評判を聞くけど、なんとなくパスタが食べたくなってアラビアータを注文。
ランチメニューは「丸ごとトマト付き」と書いてあった。ただのトマトがゴロンと一個つくのかという疑念も湧いたけど、その実態は写真のとおり。湯引きで皮を剥いたトマトにドレッシングがかかっていて、見た目は本当に丸ごとのトマトだけど、いい感じで柔らかくてこれがおいしい。
アラビアータのトマトソースも適度な辛さと酸味で、バランス良くおいしかった。

タコ入りアラビアータ 900円

3/25

麺家とみ千葉富士見店(閉店)

(富士見)

少し前まで「麺恋屋」というちょっと個性的な味の豚骨ラーメン店があった場所に、この3月に尾道らーめんの店が新しくオープンしたばかりである。
わりとシックな現代的インテリアでテーブル席が多い。
ランチタイムにはセットメニューがあるので、基本の醤油味のラーメンとごはんのAセットにした。セットのごはんは高菜、チャーシュー、しそ、の3種から高菜ごはんを指定。麺は平麺と細麺が選べるので、おすすめとされている平麺にしておいた。
尾道ラーメンらしく背脂が浮かぶ醤油味のスープは、あっさりはしていないけど、コテコテでもなく、あまり印象に残りにくい。セットの高菜ごはんの油っこさが最も印象に残ったのは皮肉な事実だったりする。

Aセット 尾道らーめん+のっけごはん(高菜)
780円

3/26

フロール

(長洲)

チキンのタイ風カレー タイ風カレーと注文したら写真の品が出てきた。これのどこがタイ風なのか?
タイカレーと言えば、ココナッツミルクと生姜の香りで、サラサラしたスープに近いものだったはずですが。
もしかすると、タイにおける日本式カレーはこういうものなのであろうか。だとしたら奥が深いけど、ルーにしても鶏肉にしても、ちゃんと厨房で作ってる感じではない。これ、どんなレトルト?

チキンのタイ風カレー 850円

3/27

玉家千葉店

(道場北町)

梅重 外観は簡素なプレハブ風の造りだけど、店内には水槽(生け簀?)があって、メニューもランチの手軽な定食以外に、うなぎ料理を中心とした和食のお膳が各種揃っています。明るく、気軽に入れる雰囲気のお店です。
もともと佐倉に本店がある川魚料理のお店なので、やっぱりうなぎを食べてみようと思い、ランチのうな丼ではなく、鰻重をたのんでみました。
タレは濃いめで、しっかりと味がついていて、千葉らしい鰻重です。惜しくも、ほんのわずか泥臭さを感じたけど、それはたまたま鰻の個体差で、そういうヤツに当たってしまっただけでしょう。

梅重 1600円

3/28

肴亭杉家

(春日)

焼魚定食(文化サバ) 店頭のホワイトボードに昼の定食メニューが書かれている。まったくもって典型的な居酒屋的昼定食の数々である。
注文したのは文化サバの定食。21世紀の現在、サバの干物に特に文化的と思われる要素は皆無であるが、かつてこれを文化的と感じた人による命名に敬意を表し、謹んでいただくことにする、などという気持ちは一切持たず、ただ目の前のサバを食べるのみである。
標準的なごはん、味噌汁、小鉢に文化サバ。これぞ日本の正しい昼食だ。そんな正しい昼食を食べようとこのお店を訪れる人は毎日たくさんいる。

焼魚定食(文化サバ) 700円

3/31

石焼グリル千葉店(閉店)

(富士見)

石焼ハンバーグ 3月29日、ほぼ2か月に及ぶ耐震補強工事が終わって、JRガード下のシーワンショッピングセンターが再オープンした。ほとんどの店が工事前から引き続きの営業だけど、ここは新規オープンである。
とりあえずは一押しメニューらしき石焼きハンバーグを食べてみた。ソースはガーリックとオニオンが選べるので、ランチということもあってオニオンを選択。店頭には、注文後15分くらいかかることがある旨書いてあったけど、実際には5分くらいで焼け石が乗ったアツアツの鉄板で俵型ハンバーグが2個出てきた。おもむろにハンバーグを切ってみると、断面がめちゃレア状態で、生焼けに近いと言ってもいい。でも牛肉だし、気にせずソースをからめて食べると、すごく柔らかくて意外にうまかった。隣テーブルに座ったおじさんなど、あまりのレアさに、生焼けじゃないかと店員に問いただす始末である。もちろん生焼けなどではなく、レアだけども完成状態なのである。

石焼ハンバーグ(150g) 830円