2008年1月

  

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ホームクッキンヴィレッジヴァンガード(閉店)

(中央・パルコ)

ソテーオニオンバーガー パルコのレストラン街はお店の移り変わりがかなり激しい。そこに新しくオープンした高級(お店側は「本格」と称している)ハンバーガー店である。
なにしろ、ハンバーガーの値段がマクドナルドやロッテリアなどの数倍はする。モスバーガーやフレッシュネスバーガーとも比較にならない高級さである。
そのためかどうか、アメリカンな雰囲気の店内は、わりに空いている。

ランチメニューには日替わりのごはんもあったけど、ここはやっぱりハンバーガーを食べてみたい。ハンバーガーは全部で28種類もあって、それぞれ、レギュラーサイズとラージサイズがある。写真を見る限り、レギュラーでもかなりの大きさに見えたし、お値段も相当になってしまうので、まずはレギュラーの、ソテーオニオンバーガーというのを注文してみた。

お店のお兄さんが「辛いですよ」と言うので、「望むところです」と言っておいた。ハンバーガーは皿盛りで出てきた。予想してはいたけど、かなりデカイ。やっぱりレギュラーサイズで十分だ。大きくて食べにくいので、少し上からつぶしてかじりつく。確かにタマネギが辛い。でも「本格」と自称するだけに、ハンバーグはおいしかった。ポテトは別盛りで追加で出てきたし、ドリンクもついての900円は高すぎるということはないかな。

ソテーオニオンバーガー 900円

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スズトク(閉店)

(今井)

かつ丼 蘇我駅西口を海側に進むと、通りの右側にアーケードのような庇がある。かつて、川鉄の工場に従業員が今よりもたくさんいた頃は、もっと栄えていたに違いない。
店の前のショーケースを見ると、揚げ物を中心に、洋食あり、中華料理あり、ラーメン、カレー、刺身まである。そんな守備範囲の広い店ではあるが、とんかつがメインのように思えたので、かつ丼をたのんでみた。
さすが労働者の町に古くからあるお店だけあって、出てきたかつ丼はデカかった。なんとラーメン丼に入って出てきた。味噌汁はマグカップだし、なぜかレンゲが添えられている。かつ丼をレンゲで食べろということなのだろうか?これは未だかつてない経験だ。しかも丼の中にサラダやデザートまで乗せてしまうというアバンギャルドな盛り付け。
量的には大いに満足したけど、とんかつ自体は、ややアレって感じだった。そういえば他のお客さんは、だいたい定食類を食べていたような。

かつ丼 900円

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楓月

(弁天)

かに玉子焼きと刺身の定食 上品できれいなノレンがかかってはいるものの、店の外にメニューらしきものは全く書いておらず、一見、どんな店なのかわからない。ただ、多くのサラリーマン風の男性がノレンをくぐっていくので、おそらく手頃で気が利いた定食が食べられるお店との予想はついた。
入ってみれば予想どおり、おかずの豊富な定食が3種あって、値段も850円内外と比較的手頃で、ほぼ満席の盛況だった。カウンターに席を占め、3種の定食のうちカニ玉と刺身の定食をたのんだ。
かに玉は、家庭的で素朴な味わいだし、ごはんがおいしい。道理でサラリーマンに人気なわけだ。

かに玉子焼きと刺身の定食 850円

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バリうま(閉店)

(川崎町・フェスティバルウォーク)

煮玉定食 平日のフェスティバルウォークは空いているだろうとは思っていたが、ここまで人がいないとは驚いた。もはや危険レベルなのではないかと心配になるほどである。
どの飲食店もあまりに空いていて、すぐに食べられるのはいいけど、なんとなく落ち着かない。
とりあえず、博多ラーメンの「バリうま」に入ってみた。煮玉子入りのラーメンが「一番人気」と書いてあったし、ひとくち餃子も食べてみたかったので、その両方が入った煮玉定食なるものを注文した。ちなみに麺は「固め」で注文。
スープはものすごく濃厚ではないし、脂ギタギタでもない。けれども、博多ラーメンらしいトンコツ臭はそれなりにあって、まあまあ旨い。餃子も普通にうまい。
しかし、自分の他に客はひと組だけ。なんとももったいないことである。

煮玉定食 900円

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めだか(閉店)

(登戸)

ブリ照焼定食 店構えはどうということもない、ありふれた個人経営の居酒屋で、店の外に置いてあるホワイトボードに書かれた「本日のランチ」も、典型的な居酒屋メニューである。
特に期待もせずノレンをくぐると、店内はいまひとつ整頓されておらず、カウンター席の下には荷物が置かれていて、客席として機能していない。これは外したかな、と思いつつ、空いていた小上がりのテーブルについて、ブリ照りの定食をたのんだ。きちんと焼いているらしく、やや待たされた。定食には刺身がひと皿もれなくついてくるので、おかずはメインのブリ照りと、本日は鯛の刺身である。
まずはブリを食べてみる。火の通り方は完璧で、身はしっとりと柔らかく、味付けも、辛すぎず、かつ甘すぎない絶妙なあんばいで、ごはんのおかずとしては申し分ない。また、ごはん自体もうまい。ついでに言えば味噌汁も刺身もスキがなかった。
このブリ照りは、失礼ながら予想外のクリーンヒットです。

ブリ照焼定食 850円

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たか山

(椿森)

もやしそば定食 相当にくたびれた外観で、看板には、とんかつ、和食、洋食、中華、肉料理と書いてある。要するにいろいろなメニューが揃う大衆食堂なのだ。店の隣には同名の精肉店があって、建物もつながっているので、元々肉屋だったのが、食堂も始めたのかもしれない。
店内には夥しい数のメニューが張り出されていて、一体何をたのんでいいのか途方に暮れてしまう。ま、途方に暮れてばかりもいられないので、結局はもやしそばを注文したのだが。
もやしそばは塩味のスープで、どうということもなく普通だけど、ごはんと味海苔に生卵が付けばボリュームは十分だった。
食べている最中、後から入ってきた常連風の客の注文は、肉やモツ系ばかり。元々肉屋なら、肉を使った料理が得意だと考えるのが当然。これはメニュー選択に大きな抜かりがあったと言わざるを得ないでしょう。

もやしそば定食 760円

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ばんざい(閉店)

(春日)

親子丼 西千葉駅周辺もぎりぎり中央区なんですね〜
というわけで、ついにらんち王の版図は西千葉にまで拡大することになりました。西千葉は大学のある街なので、ランチ的には面白そうです。
記念すべき西千葉一軒目はこちらのお店。2007年10月オープンのまだ新しいお店で、インテリアは現代風ではあるけど、落ち着いた雰囲気です。本日のランチメニューは3種類。その中から親子丼を選びました。
まず最初に味噌汁をひと口すすってみます。ミョウガが利いていて、これがけっこうおいしい。そして親子丼をレンゲで食べてみる。味付けはあっさりしているけど、いい鳥肉を使っているのか、鳥肉自体がうまい。
まだ学生には定着していないのか知らないけど、わりにおいしく、空いていて、雰囲気も悪くない。この店を西千葉地区進出第一号としたのは、幸先が良かったかな。

親子丼 850円

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多久利(閉店)

(中央)

おろしそば ノレンには「手打ちそば専門」と染め抜かれていて、志の高さは窺われた。
お品書きを見ると、冷たいそばは「寒の物」、温かいそばは「土用物」と書いてある。この表現は初めて見るけど、寒い時期には温かいものを食べたくなるから、一瞬、逆かと思ってしまった。で、寒の季節にもかかわらず、さらに寒の物で、おろしそばを注文した。元スナックという感じで、カウンター席から丸見えの手狭な厨房で蕎麦をゆでてくれる。
最初に、蕎麦猪口の中の大根おろしをどかして、普通にツユだけを付けて食べてみた。ツユのダシが少し弱いけど、そばはおいしかった。さらに、ツユに大根おろしを入れていただくと、このほうがバランスが良くなった。
大きなお世話かもしれませんが、目立たない立地なので、固定客を掴むまでは大変だと思うけど、がんばってください。

おろしそば 750円

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海鮮そが(閉店)

(南町)

蘇我らんち(日替わり) 蘇我駅の東口のすぐ近くに、「ホテルソガインターナショナル」というホテルがある。名称とは裏腹にインターナショナルな雰囲気はあまり無く、いわゆる普通のビジネスホテルだ。作りは地味だが、「蘇我らんち」の宣伝だけは派手な玄関から入り、2階に上がると、レストラン「海鮮そが」がある。意外に広く、シンプルなインテリアの店内には、たくさんのテーブルが並び、ビジネスマンもいるけど、意外にも地元住民風の年配客や、作業服姿の客も多く、結構な繁盛ぶりだ。「海鮮そが」の店名どおり、海鮮丼などもメニューにあるけど、どうも日替わりの「蘇我らんち」が一押しで、それをたのんでいる人が圧倒的に多いようなので、自分もそれをたのんでみた。きょうの蘇我らんちは、豚ヒレ、エビ、イカのミックスフライ定食である。小鉢がついて、ごはんはおかわり自由。さらにコーヒーまでついて650円はお得。
ちなみに、日替わりのランチメニューは、ホテルスタッフのブログで見ることができる。

蘇我らんち(日替わり) 650円

1/22

福ろく寿千葉そごう店(閉店)

(新町・そごう)

松花堂弁当 そごうの10階レストラン街も、未訪問のお店は少なくなってきました。
お一人様で気軽に入れそうな店はだいたい訪問済みなので、これからは、それなりに気合いを入れて訪問しなければなりません。
まず湯葉と豆腐のお店「福ろく寿」です。
店内の様子は外からほとんど見えないので、どんな雰囲気か事前に知ることができないのはちょっと不安だけど、そこはデパート内のお店なので、ひとりでも煙たがられることはない、と思って堂々と入店した。
客席は仕切りが多くて、全貌がどうなっているのかよくわからないけど、ともかくも、一人でも落ち着いて過ごせる雰囲気ではある。
お品書きを見ると、お値段も雰囲気に見合って、それなりに安くはない。でも、いかにもおいしそうで、テンションも高まって、つい松花堂弁当を奢ってしまった。千葉中央ランチ史上でもかなりの高額の部類である。
先付けは、あんかけの茶碗蒸し。最初から手が込んでいる。そしておいしい。
松花堂の四つの料理は、どれも美しくおいしそう。ユズ塩でいただく天ぷらや海老芋、炊き合わせ、湯葉のお造りと、4つのうち3つは文句なしにおいしい。残念ながら左上の小鉢(海老、出汁巻き玉子、鴨ロースなどの口取り)だけは、まあ冷たいこと。温かい必要はないものではあるけど、直前に冷蔵庫から出して、そのまま客に出すのはいかがなものか。赤出汁もかやくごはんもおいしかったので、口取りが冷た過ぎなかったら完璧だったんだけどなあ。

松花堂弁当 2100円

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まるえいラーメン2(閉店)

(長洲)

ラーメン+とろ肉カレー1/2 2007年11月オープンから、もう2か月になるので、安定した頃合いかと思って行ってきました。
天気が悪いのにけっこう混んでいて、たいしたもんだと思いながら席につき、店内を見渡すと、偶然、きょうから一週間、ラーメン300円セールというチラシが貼ってあった。
混んでいた原因は、そのせいもあるのかもしれない。
このお店、成東に本店があって、ラーメン屋なのにカレーが意外にうまいという評判を耳にしていた。メニューを見ると、カレーは1/2サイズだけだけど、確かに存在する。
というわけで、ラーメンは麺硬め、プラス、カレーを注文してみた。まずラーメン。博多ラーメンとしてはオーソドックスなスープ。スープはもうちょっと濃くてもいいかもしれないけど、このくらいが程良いという気もした。
そして、カレー。かなり濃厚なルーはしっかりとした旨みがあって、評判通り、結構うまい。カレーはハーフしかないのが残念だが、店主はあくまでもラーメンを食べてもらいたいんだろうな。

ラーメン+とろ肉カレー1/2
300円(チラシ特価)+300円

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流庵千葉店

(新町)

牡蠣フライ御膳 以前はランチ営業をしていなかったが、ビルの前を通りかかったらランチメニューが表に書かれていたので、さっそくエレベータで3階に向かった。
夜の営業時と変わらず、店内のBGMにはジャズが流れ、少し落とし気味の赤みがかった照明で、妖しい雰囲気が醸し出されている。まだランチ営業が、あまり定着していないのか、客の数はまばらであった。人があまりいない板張りのフロアのカウンターは、靴を脱いでいるということもあって、妙にくつろいでしまう。メニューを見ると、多少高めの価格設定で、ワンランク上のランチを目指しているよう。結局、カキフライを注文したが、さすが洒落たお店らしく、盛り付けもなかなかに変わっていて、カキフライがひとつひとつ、蛎殻の上に盛り付けられている。ソースとタルタルソースも手作りのようで、特にタルタルソースがおいしく、これでいただくカキフライはとてもおいしかった。一人で来ても大丈夫だけど、たまには、ちょっっと落ち着いた店でランチを、というグループに向いていると思います。

牡蠣フライ御膳 980円

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なか卯蘇我店

(南町)

四川風麻辣うどん 千葉市中央区に3軒ある「なか卯」の3軒目は、蘇我駅東口の目の前にあります。
店の前には横断幕と垂れ幕のダブルで、「季節限定四川風麻辣うどん」が大々的に宣伝されていたので、まんまとそれに乗せられてみた。
自販機で食券を購入し、カウンターで待つ。
麻辣麺と言えば、刀削麺によくあるメニューで、それのうどん版ということか。赤いスープに肉味噌が乗り、小袋の山椒がついてきた。当然のように山椒を全部丼に投入し、少し混ぜてから食べてみた。
まず言えるのは、うどんとスープのからみがイマイチ。そして、スープには深みがあまりなく、単調な味わい。これ1杯で食事を完結させるのは、どうも寂しい。丼ものをたのんで、それにハーフでつけるくらいが丁度いいかも。

四川風麻辣うどん 450円

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ムーンブロッサム

(新千葉)

ベーコンとキノコのトマトスパゲティセット 新千葉界隈は一般に地味な場所ながら、シャレたお店が点在しています。
ここのお店は、ブルーと黒のセンスのいい外観で、店内の照明は暗めで、インテリアもかっこいい。
それなのにランチメニューの方は、生姜焼きやカキフライの定食があったりします。こういうメニューがないと、外食率は高いけども保守的なタイプの多い中年男性が足を運びにくいのであります。本当にそのような思慮に基づいてメニューを考えているのかはわかりませんが、オシャレな雰囲気でありながら、幅広い客層のゲットに成功しているように見えました。
自分はというと、店の雰囲気に合わせてスパゲティセットにしてみました。スパゲティはアツアツのできたてで、トマトソースの絡みも良く、普通においしくいただきました。

ベーコンとキノコのトマトスパゲティセット 
800円