2007年6月

  

6/2

万葉軒そば処(閉店) 天ぷら玉子そば JR千葉駅利用者なら誰でも知っているであろう万葉軒の立ち食いそば処です。
かつては隣のカレースタンドの部分までもが全部立ち食いそばスペースで、向かいのラーメン「だいきん」と張り合って営業していたのが懐かしく思えます。
券売機で食券を購入し、カウンターに差し出して待つこと数十秒、天玉そばのできあがり。七味をドバッとかけて一気にすすります。あいかわらず特別おいしいわけでもなく、全くたいしたことがない普通の立ち食いそばです。でも、自分の立ち食いそばの原点はこのお店なのであります。

天ぷら玉子そば 380円

6/5

れすとらん邪夢 ビーフハンバーグセット ドアを開けると目の前にまたドアがある。そのドアを開けて店内に入ると、ドラムやピアノやギターアンプが並んでいる。
さすがミュージシャンズパラダイスを標榜するお店である。ドアが二重なのも防音のためなのだろう。
4種あるランチメニューからビーフハンバーグセットを注文し、店内の様子をさらに観察すると、このお店、連日連夜、何らかのライブイベントが行われているらしい。
ハンバーグの味よりも音楽ライブが気になって、あとで店の公式ホームページを調べて熟読してしまった。
なんとも熱い店のようで、ランチだけではその真価は測りきれない。

ビーフハンバーグセット 800円

6/6

スターバックスコーヒー
千葉富士見2丁目店
(閉店)
トマト&ハムチーズラップ+カフェミスト ドリンクはともかくフードはこれといって食指の動くものがなかった。けど、私はなぜかバームクーヘンやミルクレープ、ラザニアなど、層状になっている食べ物が好きなので、とりあえずラップサンドにしてみました。
スタバの最大の特徴は禁煙であることだし、千葉のスタバは比較的空いているので落ち着いて過ごせるのはいい。けど、フードとドリンクで最低でも700円程度になってしまうのが気にかかる。フード類は比較的いい材料を使っているようには思えるけど、特別うまいということもないので、どうも釈然としない。
悉皆調査を標榜しているので、スタバも一応、すべての店に入ってみるけど、目的がランチだとちょっときびしい。もともとフード類は軽食程度という考え方で供されているのだろうし。

トマト&ハムチーズラップ+カフェミスト(トール)
380円+360円

6/7

鶏と釜ごはん壱上(閉店) オムライス 「鶏と釜ごはん」を銘打つ店名から、当然和食の店だと思って近づいてみたら、店の入口近くに置かれたメニュー黒板には、色とりどりのチョークでロコモコとかオムライスとか、洋風なメニューが、明らかに女子が書くポップな字体で書かれていた。
どんな店だよと不思議に思いながら地下への階段を降りて店にはいると、レゲエが流れるダイニングバーといった雰囲気で、これならロコモコやオムライスも有り得ると思って、オムライスをたのんでみました。そのオムライスを食べてみると、外側の玉子の部分はトロトロで、中のチキンライスはわりにあっさりしている。それをデミグラスソースで食べさせるといった感じ。チキンライスとデミグラスソースの味のバランスはなかなか良く、けっこう美味しく食べられた。手書きのメニュー看板には、「壱上のとろっとろタマゴのオムライス デミグラスソースで」と書いてあったので、そのとおりと言える。ひとつ言わせてもらえば、ドリンクがテイクアウト用のディスポーザブルカップで供されるのは興醒めです。

オムライス 880円

6/8

シエスタ(閉店) パスタセット(ナポリタン) モノレールの千葉駅にお店があるのは知っていたけど、場所も中途半端だし、これまでは全然近寄ることさえなかった。しかし店頭には意外とたくさんのランンチメニューが書かれていて、やる気が感じられる。
店内はテーブル4卓と窓際に向かうカウンターがあるが、断然おすすめなのはカウンターだ。カウンター席からは、千葉駅の駅前ロータリーを眼下に見わたすことができる。このアングルはちょっと新鮮な景色で、行き交うバスやタクシーをぼーっと眺めていると別にバスマニアでなくても飽きない。
そうこうしているうちに注文のナポリタンが運ばれてきた。これが予想外にきちんと作られたナポリタンで、アツアツでおいしい。ドリンクにミニサラダまでついて735円はお得で、しかも眺めも良く、なかなかの穴場である。

パスタセット(ナポリタン) 735円

6/11

長州ラーメン万龍軒富士見店 味噌らーめん 長州ラーメンは千葉市内に3軒あって、ここがその本店である。世間では本店が一番人気で味にも定評があるけど、それには大いに同意する。ここのスープが一番濃厚でうまいと思っている。
基本の長州ラーメンは過去に何度か食べたことがあるので、きょうは初めて味噌ラーメンを注文してみた。
札幌ラーメンのように野菜を炒めた鍋にスープも入れて作られるようで、元々の濃厚なトンコツスープに味噌と野菜の味が乗っていてうまい。
ボリュームもなかなかだし、それでいて値段はそれほど高くない。これもナイスなメニューのひとつである。

味噌らーめん 680円

6/12

ココス千葉末広店 バーベキューチキンとジャンバラヤ ファミレスのメニューにこれを見つけると、なぜかうっかり注文してしまうのがジャンバラヤです。
食べてみると味が濃いこと!チキンにかかっているバーベキューソースもライスも見事に濃い味付けで、それぞれの一体感がない。でもジャンバラヤってこんなものかもね。

バーベキューチキンとジャンバラヤ 819円

6/13

すし波奈 大量すし 商業地域から離れていることもあって、平日のランチタイムはそれほど客も多くはなく、落ち着いた雰囲気である。
ランチメニューを眺めると「大量すし」というメニューに気がついた。「大漁すし」ならイメージ的に有りだけど、「大量」ってねぇ。メニュー写真を見てもそんなに大量じゃないし。
というわけで、おもしろいと思って大量すしをたのんでみた。
握り11貫と巻物が出てきたので盛りだくさんではあるけど、大量というほどじゃない。その中にはホタテのひもやシャコが入っているのが、おきまりのセットとしてはちょっと珍しい。味のほうは全体的に何かもうひとつキレのようなものが足りない感じ。隣のテーブルから漂ってくるタバコの煙も気になるし。

大量すし 1365円

6/14

カフェドパリ(閉店) オムライス 2002年10月以来久しぶりの訪問になる。
地下の店内は5年前より少しさびれた感じもあるけど、外界と完全に遮断され、落ち着いて過ごせる雰囲気は変わらない。前回はナポリタンをたのんだので、きょうはオムライスにしてみた。
備え付けの週刊誌を読みながらまったりと出てくるのを待つ。仕事を完全に忘れるひとときである。オムライスはスプーン一本で食べられるから、喫茶店で雑誌を読みながら(お行儀悪いですが・・・)食事をするには向いてるなあ。
こういう喫茶店はどんどん減っていくばかりなので貴重な一軒といえます。

オムライス(ドリンク付き) 900円

6/15

森川屋(閉店) 箱そば ノレンをくぐり店に入るとテーブルがいくつか並ぶ典型的な町のそば屋スタイルで、運良く空いていたテーブルに座って箱そばを注文した。箱そばは、千葉市内では一般的なメニューだけど、東京ではあまり目にしたことがなく、うかつに箱そばと言うと立ち食いチェーンの「箱根そば」を意味してしまうので要注意だ。
この店の箱そばは千葉の箱そばの典型的スタイルを踏襲しており、蕎麦猪口にウズラの卵が入っている。箱そばにしてはそばの量はさほど多くはなく、小麦粉が少し多いごく大衆的な普通のそばでした。

箱そば 650円

6/18

キャラバンサライCABIN(閉店) 生姜焼きプレート ペリエ地下街に久しぶりにやってきた。
案内されて席に着き、メニューをよく見たところ、基本的には洋食レストランのようだけど、なぜか石焼きビビンバが人気メニューになっているらしい。
そして、価格設定は意外に高い。普通に1000円を超えている。なんだかちょっと癪だけど、1000円超のメニューの真価を問うべく生姜焼きプレートなるものを注文した。
一枚の皿に、エビピラフと豚ロース生姜焼きと海老フライとサラダが載っていて、スープがついてきた。皿の上は賑々しく、見た目でテンションが上がる。で、食べてみた。生姜焼きの味、濃い!まあ、おいしくないとは言わないけど、これを受け止めるのが、盛りの少ないピラフではちょっと荷が重い。さらにドレッシングの味も濃い。もう追加でライスをもらおうかと思ったくらい。
1000円超の価値を認めるかどうかは微妙です。

生姜焼きプレート 1100円

6/19

笑和 お刺身御膳 重厚感のある自動扉を開けるとすぐに上がり框があって、靴を脱いで上がることになる。店のおねえさんが開けてくれた下足箱にくたびれた靴を突っ込んで、カウンター席についた。目の前には松葉ガニが山積みになっているし、和風だが現代風の落ち着きと高級感あるインテリアにテンションも高まり、1575円もする刺身御前を躊躇無く注文した。まんまと店の計略にはまっている気もする。
刺身は3点盛りで、タイ、マグロ、カツオのタタキ。それに小鉢の煮物、香の物、ゆかりがのったごはん、味噌汁である。まず味噌汁をすすると、これが濃い(しょっぱい)。田舎舌で塩分耐性はかなり高いと自負しているが、それでもしょっぱく感じたということは、相当しょっぱい。
気を取り直して刺身をつまむ。盛りつけはきれいだし、味も冴えている。特にカツオがうまい。そして小鉢の大根とゲソの煮物も、ごはんもうまかった。茶碗半分おかわりをもらっておかずを完食。味噌汁が濃いのだけは残念だったけど、それも他の料理のレベルが高いおかげで、逆に目立ってしまっただけ。安くはないけど、ちょっといい気分になりたい時などに最適である。

お刺身御膳 1575円

6/20

喜多方ラーメン坂内小法師千葉中央店(閉店) 中華風冷やしラーメン 暑かったので冷たい麺でもすすろうかと思いやってきました。
メニューを見ると、「冷やしラーメン」の和風と中華風の2種類があった。そして深い理由もなく選んだのは中華風。出てきた「冷やしラーメン中華風」とは、要するに冷やし中華であった。スープは酸味が適度でとても食べやすく、スルスルと完食。
暑い夏にはやっぱりこれですな。

中華風冷やしラーメン 680円

6/21

エストプロッシモ(移転) 以前はランチは休日のみだったのが、近ごろ平日も営業するようになりました。
ランチメニューはパスタのセットだけで、パスタはオイルベース、トマトソース、クリームソースの3種から選べるようになっている。店内の黒板には、注文した品のほかに、「千葉産いろいろ野菜のトマトソース」、「ツナとエリンギのクリームソース」と書かれていた。何しろお店のコンセプトが「房総イタリアン」であり、地産地消を旨としているので、ランチタイムにもその主義が貫かれている。メニューを見て、最も地産地消度が高そうなことと、イワシのかば焼きをいかにパスタの具としてまとめるのかとの好奇心という2つの理由から、メニューを選択した。
しょう油風味というので和風なのかと思いきや、醤油はあくまで風味であって、基本はペペロンチーノである。そしてイワシの蒲焼きもあまりタレの味が強くなく、自然にパスタにからむぎりぎりの範囲という感じで、予想以上によくできていておいしかった。やはり地元のものを使うという姿勢は大事なことだと思う。
パスタランチ(大原産いわしのかばやきのフェデリーニしょう油風味) 950円

6/22

韓定食ありらん〜千葉店(閉店) ユケジャン シーワンの千葉中央駅近く、少し前まで餃子の店だった場所に「ソルロンタン専門店」と大きく書かれた店がオープンした。その看板をよく見ると小さく「韓定食ありらん〜 千葉店」と書いてある。
カウンター席のみの店内は、ただひとこと「狭い」。かなり客席は狭く、居心地はあまり良好ではない。窮屈な席に着いてメニューを見ると、ソルロンタン専門店と大きく書かれていたわりにはソルロンタン以外のメニューもたくさあんある。専門店じゃないじゃんと思いつつも、さすがにメニューがソルロンタン1種類じゃダメかもね。
というわけで、ユケジャン(ユッケジャンじゃない)をたのんでみました。土鍋に入って煮えくりたったユケジャンはとても熱いうえ、その辛さは想像をはるかに超越していた。辛いものは結構好きで、かなりの耐性があるはずなのに辛すぎて食が進まない。これはハンパねぇ辛さだ。何の断りもなくこんな辛いものを平気で出すとはいったい何を考えているのか? いや、何も考えていないのか・・・

ユケジャン 880円

6/25 とん亭(閉店) 三元豚ロースかつ御膳(120g) そごう10階のとんかつ専門店です。
何を食べるかビジョンのないままメニューを眺めると、平田牧場「三元豚」と大きく書かれているのが目立っていた。以前、コレド日本橋の平田牧場直営店で食べたらうまかった記憶があったので、ちと高いけど三元豚のロースかつを注文した。
さすが高級とんかつ、天ぷら専門店のように塩で食べることを推奨された。小笠原の塩だという。
言われるままに塩で食べてみたら、確かにうまい!でも、ごはんと一緒に食べるには、やっぱりソースがいい。ソースをつけて食べると、がぜんごはんが進み、おかわりしてしまった。ちなみにキャベツ、ごはん、味噌汁はおかわり自由である。

三元豚ロースかつ御膳(120g) 1680円

6/26

M's Cafe(閉店) ロコモコ JR千葉駅構内にある安直そうなカフェで、店頭のメニューサンプルを一瞥してから店に入った。テーブルや椅子が小さめで、あまり落ち着ける雰囲気ではない。特にそそられるメニューもなく手っ取り早く食べられそうなロコモコにしてみた。
皿盛りのライスにレタス、トマトなどの野菜が添えられ、目玉焼きとソースのかかったハンバーグが上に乗っている。まずはメインのハンバーグを食べるべく、スプーンで取り分けるが、このハンバーグ、妙に粘弾性があってモッチリした食感である。
いきなりまとめてしまうが、要するに「駅の中での間に合わせの食事」そのものであって、それ以上の何物でもない。

ロコモコ 780円

6/27

味噌屋せいべい千葉駅前店(閉店) 濃厚つけ麺 ナンパ通りの「なんばん亭」が閉店し、そのあとにできた味噌ラーメンをウリにする店で、看板にはものすごく目立つ巨大な文字で「濃厚完熟味噌拉麺」と書いてある。
店員に威勢良く迎えられ、席につき、メニューを眺めて思案した。看板メニューの味噌ラーメンを注文するのが基本かとも考えたけど、ちょっと暑かったし、つけ麺を注文してみた。待っている間も祭り囃子のようなBGMが流れ、店員は異常に威勢がいい。威勢が良すぎて、はっきり言えばうるさい。
で、濃厚つけ麺である。つけ汁にはたっぷりのゴマとラー油が浮いていて、辛さもあって確かにパンチのある味だった。正直、あまり期待していなかったせいか、予想よりうまかった。

濃厚つけ麺 680円

6/28

ぶんちゃん(閉店) 焼魚定食 これまでランチはやっていなかったはずだが、きょう通りかかったら「定食」、「ランチタイム」と書かれたノボリが出ていたので、さっそく入ってみた。ランチメニューは居酒屋ランチによくある各種定食と丼ものが揃う。ここ最近、和食系ランチをとる機会が少なかったので、焼魚定食を注文した。すると、干物とはいえ、温め直しではなく最初から焼き始めた。ちょっと待つことになるな、と思い、その間に店内の様子を伺っていると、何かと手際が良くないのが見える。店主(らしき人)から店員(らしき人)にきつい口調で指示、注意が連発される。これは客としてあまり気分のいいものではない。ふと気がつくと6/28からランチ営業開始との張り紙に気がついた。なんときょうからランチ営業開始か!それじゃ不慣れなのはある程度やむを得ない。10分強待ってアジの開きの焼魚定食が出てきた。アジはかなり大きい。でも、アジの開きは小ぶりのもののほうが一般に味が深くておいしい。はたしてこの大アジの味は大味であった。ごはんも米の質か研ぎ方か、何か改良の余地はありそう。

焼魚定食 750円

6/29

Cafe Pieces ハヤシライス ビルの1階にきょうの日付入りの「本日のランチ」と書かれたメニューが張り出されているので、間違いなく営業しているということがわかる。様子が外から見えない雑居ビルの高層階の店にとって、きょう営業しているのか?という疑問を明確に否定することは実は非常に重要なポイントだと思う。
だからこそ、薄暗い通路の奥の狭いエレベータに乗って5階まで足を運ぶ客がいるのである。そうしてたどりついたお店はマンションの一室のような入口なのだが、入ってみるとカフェらしく、デザイン重視のチェアが並ぶ店内はけっこう席が埋まっていて、カウンターの端に席を占めた。あまり広くはないのでタバコの煙が直撃するのは困りものだが、窓の外の真横をモノレールが通過する変わったシチュエーションはちょっと楽しい。1階であらかじめ決めておいたメニューはハヤシライス。ボリューム控え目で、まろやかで食べやすい優しい味。お皿のデザインにもこだわりがあって女子向けって感じもするけど、おいしゅうございました。

ハヤシライス 800円