2006年11月

  

11/1

日本橋伊勢定 うな重(竹) ここはそごうレストラン街の「名店ゾーン」というコーナーに位置しているので、上品で多少の高級感があるインテリアだけど、そこはデパート内なので、ひとりでも気軽に入れます。
うなぎの大きさはごく普通、味に特に問題があるわけでもなく、なんとも普通という印象。だいたい3分の2くらい食べたところで、隣席に親子と思われる女性2人が通されました。これが運のツキ。60代くらいでしょうか、母親とおぼしき女性の香水がキッツイわ!もう耐えられません。うなぎなど食べてる場合じゃありません。
香水のつけすぎは体臭がきついよりも広範に影響が及ぶ分始末が悪いです。いや、席を替わってもらうよう言おうか迷うくらいのヒドさでしたが、あと3分の1だし、我慢して食べちゃいました。みなさん、香水のつけすぎにはご注意を!というわけで、味より香水の印象しか残らなかったのでした。orz

うな重(竹) 2310円+肝吸い 105円

11/2

大戸屋千葉銀座通り店(閉店) チキンかあさん煮定食 もはや一大チェーンとなった定食屋「大戸屋」。4年ぶりの訪問ですが、千葉でも完全に定着しているようです。
このお店、あいかわらず最初に注文してから席に着くシステムなので、あらかじめ道路に置いてあるメニューをしゃがんでゆっくり検討してから2階に昇った。そうしたら2階のほうが見やすい場所にメニューがあった。なんだかなー。
じっくり検討した結果選んだメニューは「チキンかあさん煮」。かあさん煮という妙なネーミングだけど、チキンカツ煮の上に大根おろしとなめたけが乗っているという代物なのだ。
出てきた「かあさん煮」はメニュー写真よりもかなり「つゆダク」で、ネーミングのとおり、確かに垢抜けない味付けだけど、ごはんのおかずにはなかなか良い。大戸屋の公式ホームページを見るとこの「かあさん煮」、人気メニューの第8位になっていた。ビミョーな人気度だなあ。

チキンかあさん煮定食 672円

11/6

千葉大学亥鼻キャンパス特別食堂(閉店) 日替わりランチ 厚生棟の第一食堂の目の前にある階段を2階へ上ると、入り口の上に小さく「特別食堂」のプレートが掲げられた質素な場所で営業しています。中もこれまたシンプルで、きっとメニューが特別なんだろうと思って見てみると、確かに学食よりはマシかな。特にこれといって興味をそそる品もなかったので、日替わりランチ(エビフライ)にしてみました。コーヒー、紅茶、スープはセルフサービスで、部屋の隅に申し訳程度に少量が用意されていて、とりあえずスープを飲んで待っていると、ほどなくエビフライ定食が運ばれてきました。テーブルサービスつきなのはさすが特別食堂です。メインのエビフライは3本、かなり小さめです。1本目を口に運ぶと、???
エビフライの体感温度、だいたい35℃くらいでしょうか。かなりがっかりです・・・もっと特別感を出さないと看護学部の女子は足を向けることはなさそうですよ。

日替わりランチ 600円

11/7

サウサリート(閉店) ハンバーグランチ きょうはハンバーグを食べるつもりでやってきたので、本日のハンバーグランチの和風バーグを選んだ。通常メニューだと、和風バーグ850円にセット500円をつけて1350円のところ、本日のランチになると1000円なので、ちょっとお得な感じ。サラダが先に出てきたけど、皮をむいたトマトが丸ごと1個置かれている。これでサラダ?と不思議に思ってナイフで切ってみたらトマトの中にコールスローサラダのような具が入ってました。これはちょっとびっくり。やや待たされてハンバーグが出てきました。鉄板がものすごく熱いようで、早く加熱を止めないとハンバーグがカリカリになってしまいそうだったので、手早くソースをかけて鉄板を冷やします。食べてみるとソースはなんと味噌味でした。意外だけど確かに和風には違いないね。そしてこの味噌ソース、意外にうまい。ハンバーグも適度にジューシィでなかなかよい。

ハンバーグランチ 1000円

11/8

スパイスフッド(閉店) A定食 10人で満席になってしまう小さなお店です。日替わり4種から1種カレーを選ぶA定食を注文した。注文は日本人のおじさんにしたけど、料理はインド人(バングラデシュ人、スリランカ人、パキスタン人のいずれかかもしれないけどわかりませんが)のシェフが奥で作っていました。まず、料理の第一印象として、ナンがでかいっ!キーマカレーにグリーンピース多い!そして、味は思ったより普通!インド人シェフが作れば全部激辛になる、というわけでもないようです。
ナンはもっちりしてうまかったです。あと、甘いドレッシングもなかなかオツなもので。
このナン、けっこう大きいので意外に満腹になります。

A定食(キーマカレー) 730円

11/9

カフェウイーン(閉店) ウイーン(アマデウストースト) 三越の4階、婦人服売り場の一角にお店があるため、客層は当然ながら女性が多く、しかも年配のご婦人ばかりだった。ざっと平均年齢65歳といったところだろうか。
メニューを見ると、アマデウストーストなるものに興味を引かれた。せっかくなので、それにサラダ、コーヒー、ライス又はパンが付く「ウイーン」という名のランチセットにしてみた。当然ながらウエイトレスさんに、パンかライスの選択を迫られたわけだが、トーストをおかずにライスを食べるのも変だし、じゃあ、ということでパンにした。アマデウストーストには「仔牛のクリーム煮キノコ入り」という注釈がついていたけど、実態としては「キノコ入りビーフストロガノフぶっかけハムのせトースト」とでも言えばわかりやすい。このぶっかけトースト、けっこう美味かった。パンを付けたけど、ライスでもいけたような気がする。

ウイーン(アマデウストースト) 1155円 

11/10

画楽多館(閉店) 豚のショウガ焼き 店名を示す看板もないし、ノボリが立っているわけでもない。店に近付いてみて、店頭の黒板にランチメニューが書いてあるのを見てようやく飲食店だったかと気付くような、そんなお店です。
お店の中は仄暗く、曲がりくねったカウンターに並ぶ椅子にはハンドメイド風の座布団が置いてあった。インテリアも渋いけど、BGMもこれまた渋く、ラジオからNHKの定番長寿番組「昼の憩い」が流れていた。何の気なしにしょうが焼きを注文して待っていると、割烹着を着た品のいいおかみさん(ママ?)が、ラジオから流れてきたブルーライトヨコハマを口ずさみ始めた。厨房を見れば、調理をしている御主人は長髪の髪の毛を後ろに束ねた自由人スタイルだし、自由気ままにやってます的な空気がお店を支配しているようだった。しょうが焼きの味付けも良かったけど、小鉢の煮物がおいしくて、これだったら松花堂弁当を注文しても良かったかな、なんて思ったりしながらも、外界とは違う時間のなかで食べるランチはおつなものでありました。

豚のショウガ焼き 750円

11/14

やぶそば(閉店) 箱そば ここは、県庁職員などの昼食需要を安直に満たすことを主眼に営業しているようで、お値段は控えめ、早くて、味のほうはそこそこ。というわけで、お客さんは若くはない公務員風の方ばかり。
店内を見回せば、人気メニューはセットものとか箱そばである。やっぱりここは無難に箱そばを注文してみました。量はけっこう多く、内田百阨翌ノ言えば「うまいもまづいもなく、ただ普通の」そばなのであって、日常の昼食としては正しい姿なのかもしれない。

箱そば 550円

11/15

廣寿司 上寿司定食 お寿司屋さんはたとえノレンが出ていても高そうで入るのに躊躇するようなお店もよくあるわけですが、ここは「昼の定食980円」と書かれた看板が出ていたので安心して入れます。
カウンター6席に小さな座敷があるのみのこぢんまりしたお店で、このくらいの広さでないと一人ではやっていけないということなのでしょうか。
店内には980円の品以外にも上寿司や特上寿司というのが書いてあって、せっかくだから少しはいいものを注文してみようかという邪念(?)が生まれ、つい上寿司を注文してしまいました。
わりとキリッとしておいしい、いいお寿司だと思いますが、贅沢を言わせてもらえば値頃感にはやや欠ける気がしました。

上寿司定食 1575円

11/16

とことんくわんか(閉店) 石焼きユッケビビンパ このお店、ジンギスカンの最後の1軒であったヤマダモンゴルだった場所に、内装もほぼそのまま、店名を変えて焼肉の店として再出発したらしい。フランチャイズを抜け、業態変更して11月から今の店になったものと思われる。ランチメニューはビビンパ類がメインなので、思い切って最も高価な(それでも880円だけど・・・)石焼きユッケビビンパを注文した。さすが石焼きだけにアツアツ。さっそくコチュジャンを入れて、と思ったら、どこにもコチュジャンが見当たらない。そういえばキムチも付いてこないし、ビビンパにしてはずいぶん落ち度があるんじゃないのかな。しかたなく、そのまんまメチャメチャかき混ぜて食べてみたけど、ぜんぜんピンと来ない。このままじゃ再び業態変更になる日も遠くないんじゃないかと心配になるので、善処していただければと思います。

石焼きユッケビビンパ 880円

11/17

(閉店) 健美食御膳 京成ホテルミラマーレの2階、ミーオの一番奥に控えるちょっと高級感ある湯葉と豆腐をメインに据える日本料理のお店です。
まず靴を脱ぎ、案内されるがままに掘りごたつ形式のテーブルに座ると、足の裏がほのかに暖かい。寒かったので床暖房が入っていたようだ。
さて、ランチタイムでも1500円からと高級感あふれるお品書きを見て、いかにもヘルシーそうな「健美食御膳」なる品を注文した。出されたお膳は見た目華やかで「御馳走だなあ」という感じだし、ひとつひとつの料理もけっこうおいしい。もちろん雰囲気もゆったりとして落ち着けるし、たまにはこういうお昼もいいですね。
食べ終わって定価の1575円を払うものだと思いこんでいたら、新作メニューだからとか何とか、よくわからない理由で10%オフだった。安くなるのはいいことだけど。

健美食御膳 1417円(10%オフ)

11/20

バレアリック(閉店) タイカレー 千葉銀座通りにランチ営業の黒板が出ていたのにふと気づき、ビルの奥のほうに入っていくと、何やら夜の雰囲気を醸し出しているお店があった。入ってみれば照明もあえて明るくはなく、ダーツマシーンが置いてあるし、不思議なアロマが漂い環境音楽が流れる少々あやしい雰囲気。
メニューはタイカレーとポークカレーの2種類で、いずれもサラダ、コーヒーが付く。本日はタイカレーにしてみた。
生姜がかなり利いていて、「タイ風」カレーという感じです。ライスの量が多くてルーが少し不足気味になってしまい、途中からペース配分を変えて完食。
アルコール主体のお店のランチ営業の形態としてカレーを出すというのは、実にありふれていて、よくあることだけどなかなか定着する店はない。一時的な営業でやめてしまうお店がほとんどである。どうやらかなりの特徴がないと保守的な千葉中央の諸兄にはなじまないと思うので、今後の動向を見守りたい。

タイカレー 700円

11/21

にのみや(閉店) 本日の定食 関西割烹の流れを汲む正統派の日本料理店です。
とはいえ、お店の入り口には新聞や雑誌が置いてあったりして、全然敷居は高くありませんが。
日替わり定食はおおむね魚が供されるようで、きょうの定食はぶりの塩焼き。
何と言ってもここのお店は味噌汁がおいしい。味噌汁のうまさは千葉中央でも随一と言っていいでしょう。4年前にやってきたときも味噌汁がおいしいという感想を抱いているので、安定しておいしいのだと思います。たいした具は入っていないんだけど、さすが関西割烹、ダシがしっかりしているのでしょう。安心して通える一軒です。

本日の定食(ぶり塩焼き) 840円

11/22

そう庵(閉店) 三色そば 市街地のそば屋にしては珍しく駐車場(2台しか停められないけど・・・)完備のお店です。
店内は民芸調とまではいかない和風でモダンなインテリアで、手打ちを売りにしており、店内には北海道沼田産のそば粉使用の二八と書いてあって、わりと本格的そうだったので三色そばにしてみました。
せいろもさらしなも田舎も、特に悪いところもなく、かといってびっくりするほど美味いでもない。しかし、3種とも普通においしくいただくことはできた。これって実はけっこう難しいことかも。

三色そば 1050円

11/27

グリル洋食亭(閉店) Bランチ 11月10日にパルコのレストラン街に新規オープンした洋食のお店にさっそく行ってみました。
まずは喫煙の有無を聞かれ、禁煙席を希望し、席に案内されます。ランチタイムなのにかなり空いていて少し心配になりながらも、店頭の黒板に書いてあった本日のサービスランチからBランチ(ドリア)にしてみました。「ドリア」って男が注文すると、タカアンドトシなら「女子か!」ってツッコミが入りそうなイメージがあって(そんなことないかな?)、それでも、もしかすると美味しいかもしれないと思ってチャレンジしてみました。「お熱いのでお気を付けください〜」と、せっかく注意を喚起してくれたにもかかわらず、最初のひと口を不用意に口に運んでしまったら、こりゃ熱いわ!まんまと口の天井をヤケドして粘膜がビローンってなっちゃいました。お味のほうはというと、ま、ちょっと、アレかな。ドリアという料理はもう卒業してもいいかな、と。

Bランチ(チキンドリアデミソースかけ) 900円

11/28

築地日本海千葉駅前店  刺身定食 この築地日本海チェーンは千葉中央駅前店もあって、千葉の中心部に2軒の店を構えている。こちらはJR千葉駅前のふくろう交番の向かいのビルの1階にある。
寿司をメインにした居酒屋だけあって長いカウンターがあって、その周囲にテーブル席が並んでいた。
カウンターに案内され、刺身定食を注文した。千葉中央店と同様、皿の数が多いので、定食が出てきた瞬間の華やかさがある。一見華やかだったけど、刺身の金目の脂がきつかったりして、正直なところもうひとつか。カウンターでも堂々と喫煙が可能であるところも印象が良くならない理由のひとつかな。

刺身定食 840円

11/29

華蓮(閉店) マーボー豆腐定食 店の前には様々な定食メニューが貼り出されていて、ラーメンよりも定食に力点が置かれたお店らしい。店内にカウンター席がなく、テーブル席ばかりなのもそれを物語っている。定食と言っても、すべてラーメンとのセットなんだけど。
その数ある定食からマーボー豆腐定食を注文した。これもやっぱりミニラーメンとのセット。まずラーメンを食べてみる。スープをレンゲですくって、ひとくち飲んでみた。かなり濃くて、ものすごく平板な味わい。どんな業務用スープを使ってるのか知らないけど、久しぶりに味わうチープ感。麺はどうかというと、とても柔らかい!歯のない老人でも安心だ。客の年齢層が比較的高いのはそのせいに違いない。(そんなわけないな・・・)そして、メイン料理のマーボー豆腐はといえば、ラー油の味が前面に出ていて味に奥行きはほとんどない。やれやれ・・・。ここではサービスセット(493円)を食べるのが正解のようだ。

マーボー豆腐定食 787円

11/30

ちばチャン 生姜焼き定食 11月17日にオープンして2週間ほどの新しいお店。
ホットペッパーによると「ずるくない店」を標榜している。いまいちその意味が飲み込めないけど、「まじめにがんばります」というふうに解釈しておこう。ビルを地下に下りていくと、殺風景な通路にノレンが風ではためいていた。飾らないお店というコンセプトもあるらしく、店内は黒を基調とした落ち着いた雰囲気だけど、まだ新しいのでキレイに見える。少し煤けてくると味が出そうな感じ。長いカウンターには2人づつに区分された長椅子が固定されていて、その一隅に席を占めた。飾らないと言うだけあって、定番の定食しかないメニューからこれまたランチ定食の大定番、生姜焼きを注文。まず生姜焼き、これはタレの味が適度に肉に染みていて、わりかしうまい。そしてごはんを口にすると、なんか鼻に抜けるわずかに心地よくない香りがある。なんだろう。塩素のような洗剤のような・・・・わからないけど、無視しきれない何かを感じた。これさえなければ高評価だったのに。

生姜焼き定食 700円